見たい映画が軒並み延期になってしょんぼりしております。
007なんて冬ですよ!冬
戦略なんでしょうけどしんどいですわ・・・
で、そんな中予定日どおり公開されたのが
「ハーレイクインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY ブルーレイ&DVDセット (初回仕様/2枚組/キャラクターステッカー付) [Blu-ray]
- 発売日: 2020/06/10
- メディア: Blu-ray
多分ね、ワンダーウーマンがこの後控えていて公開時期をずらせなかったっていう要因もあるのでしょうけど
嬉しかった。
ということで公開初週にに見に行きました・・・が
・・・うん
合わなかったなぁ・・・
- あらすじ
- 女の子ならではの軽やかなアクションは見ていて気持ちいいよね!
- シナリオ構成について
- ちょっとエンジンがかかるまで時間かかりすぎかなぁ
- まぁでも多分これ私が悪い部分もあるのよね。
- とは言えいくら何でもざっくりすぎだとは思うのですよ
- 最期に
あらすじ
悪のカリスマ=ジョーカーと別れ、すべての束縛から放たれたハーレイ・クイン。モラルのない天真爛漫な暴れぷりが街中の悪党たちの恨みを買うなか、謎のダイヤを盗んだ少女を守るため、悪を牛耳る残忍でサイコな敵ブラックマスクとの全面対決へ!悪VS悪のカオスな戦いを前に、ハーレイはとっておきの切り札、クセ者だらけの最凶チームを新結成。ヴィランたちの世界で、予測不能のクレイジーバトルが始まる!
ちゅーことだそうなのですが
うーん、そんな内容だったかな・・・
どっちかというと
後先考えずにジョーカーと別れたことを世間にアピールしたせいで昔の悪事の報いが跳ね返ってきたハーレイが謎のダイヤをめぐる事件に巻き込まれる!
といった感じのストーリーだったような。
最凶チームもハーレイがお膳立てしたチームじゃないしなぁ
昨年のアカデミー賞受賞映画「JOKER」と何とか絡めようとしたり
ちょっと広告代理店の仕事雑じゃないかしら
まずは良いところから
女の子ならではの軽やかなアクションは見ていて気持ちいいよね!
まずはやはり、ハーレイクインをいかに魅力的に見せるかが本作のキモだと思うので
アクションシーンのハーレイの見せ方はかなりこだわっているなと感じましたね。
警察にカチコミをかけるシーンでは、ハーレイらしく殺傷力が少なく、でもカラフルな演出のできるペイント銃(なのかな?)を振り回し
少女が収監されている拘置所のシーンではスプリンクラーを作動させて水しぶきを上手く絵に取り入れている(殴っただけで誤作動を起こす警備システムは正直どうかと思うが)
ラストバトルも多勢に無勢、腕力にも劣る女性軍団が敵集と対峙するために
閉鎖空間で、アトラクションを利用したアクションを取り入れてとにかくバリエーションを意識しているなという感じ
見ていて楽しかったですね。
次は気になったところですが…
シナリオ構成について
ワルキャラが自分語りをしながら
タイムラインをあっちこっち行く構成は
個人的にデッドプールを連想させました。
知りえないチームのほかのメンバーの過去についてもナレーションする感じは疑似的に第4の壁を越えている感じもあります。
やっぱりやりたい放題ヒーロー(ヒロイン)を演出しようとすると、そっち方向に手が出ちゃうのかなぁと思ったりもするのですが
時間軸が行ったり来たりする構成はデップーの時も割と賛否両論だったんですよね。
正直今回もそこまで効果的に機能しているとは思えなかった
1~2回ならいいんでしょうけど、ちょっとくどさを感じましたね。
そもそも悪キャラがやりたい放題する映画としてはデッドプールの完成度が高すぎて、
ちょっとハードルが高すぎた気もします。
ちょっとエンジンがかかるまで時間かかりすぎかなぁ
まぁ見る前にちょっと勝手なイメージを固め過ぎていたかな?という反省もあったんですが
ジョーカーなんてこっちから振ってやったわこれから私は自由よー
みたいな映画をイメージしていたんです。公式サイトの予告も
“すべての束縛から放たれた”
ってあるし。
でも思った以上にめそめそしてたなぁ吹っ切れてないなぁと
序盤が思った以上にウェットな展開で
もうちょっとノー天気にバカ騒ぎ!
みたいなノリを期待していたんでちょっとのりに乗り遅れた感じ😖
事件に巻き込まれたのも
吹っ切れてやりたい放題して反感を買うではなくて 後ろ盾がなくなって襲われているなので、
やっぱり過去の束縛から解放されていないんですよ。
クライマックスでやっと吹っ切れた感じでちょっと映画のギアが切り替わるのが遅すぎるかなぁって感じました。
まぁでも多分これ私が悪い部分もあるのよね。
過去記事もしたためたように、私ジャレットジョーカーに同情的で
DCEUから追い出されたジョーカーみたいなイメージがついてしまっていて
だからハーレイ“が”ジョーカーを振ったようなイメージがこびりついてしまっていたのかなぁと
今思い返すとそんな気がします
やっぱり映画はそういうバックグラウンドのいざこざはなるべく切り離してみるべきですよね💦
とは言えいくら何でもざっくりすぎだとは思うのですよ
私割と設定から入る人なので、そこに大きい穴が開いていると結構気になっちゃうんですよね。
野暮だとはわかってるんですけど。
何というか、裏社会の勢力図が全く見えてこない
ジョーカーにはだれも手出しできないみたいなんだけど肝心のジョーカーが全く出てこないのでそこらへんがふわっとしていて
シオニスのポジションがヨクワカラナイ。
ジョーカーはまだゴッサムにいるんだよね?
ジョーカーがバックにいるからハーレイに手を出さなかったシオニスが
ジョーカーを差し置いてゴッサムの裏の支配者になれるの?
また、シオニスと金獅子(でしたっけ?チャイニーズマフィア)の力関係も多分あまりちゃんと考えてないんだよね。
シオニスの誘いを金獅子のメンバー(ボス?)キオは断るけど、何の勝算もなく断ることはないと思うのよ。
まさか拉致られるとは思わなかった、んだとは思うんだけど
なぜ拉致られるとは思わなかったのか?
って考えると、もちろん
「拉致ったら金獅子のほかのメンバーがただじゃおかないから」
だと思うんですわ
でもあっさり家族ごとつかまって、あっさり殺されて、特に報復のあるような描写も無し
だと、うーん何でこのシーン挿入したんだろうなぁって思っちゃうんですよね。
だったら誘いを断られた腹いせに金獅子そのものを壊滅したった😄
で、残るのはお前らだけやーのほうがシオニスの異常性も際立ったと思うな
まぁ他にも一家虐殺で生き残った子普通殺すやんとか、可哀そうだからこっそり生かして殺人マッシーンに育てたってあんたのボス報復されるにきまってるやんとか
普通そう言う修行は絶対忠誠のマインドセットも込みやん
そういう細かいところが気になってね・・・
ごめんね・・・
なんかうまくハーレイという大波に乗り切れんかったのですよ。
ついでに言うと、ハーレイは元精神科医エピソードをちょいちょい挟むなら要所要所で切れ者っぽいところ見せたほうがピリッとしまると思うんだよね(そう言う系統のキャラだとスパロボのエクセレンとか大好き)
最後の遊園地で待つシーンも、てっきりカサンドラを囮にして策を講じたのかと思いきやガチ裏切りだったり、
折角の元精神科医設定なんだし、もっと他人を手玉に取るような悪女感が欲しかったかな
シオニスはもうちょっとマスクのエピソードをしっかりと盛っておくべきだったと思う
なんやかんや言われてるけど、ジャレット版ジョーカーもかなり役作りをして、悪のカリスマとしての設定をしっかり固めていたわけだし、何よりも
ゴッサムシティのジョーカー
といえばそれだけでキャラが立っているわけで
その次の作品のヴィランなのだから、もっとしっかりと設定を固めてほしかったな
というのが正直なところでした
ラストバトルも室内で戦っているときは良かったのに、雑談しながら入り口を出て当たり前のように射撃されるのはちょっと気を抜きすぎだと思うのですよ😖
細かいところ気にしすぎかな
最期に
まぁ本当は頭空っぽにしてノリに任せる映画なのは間違いないんですけどね
最初にボタンをかけ違えたのがいたかったです
2やるのかなぁ
ハーレイが最凶チームを結成!
って言ってるけど、結局はハーレイ以外の3人でチームを組んだので
個人的には原題の「Birds of Prey」をサブタイトルに移したのは正解かな?とおもったり
Birds of Preyの3人とハーレイはつかず離れずでわちゃわちゃする感じかなぁ
アメリカでの成績が芳しくなかったので、最近のDCだとバッサリ切ってしまいそうな気がしますね・・・