最近映画を見ていなさ過ぎてとてもしんどかったので
無理やり休みを取って映画を見に行きまして
今日も子供がかわいい
— べる (@bel729) 2020年2月18日
久しぶりに映画をみるためにお休みいただきました#brosent pic.twitter.com/KkcuECesff
とりあえず1本は「劇場版騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー(長い)」を見ることはきめていたのですが、もう1本か2本くらい見たいなぁと思ってたんです。
で、本当は
ソー4で一躍有名になったタイカ・ワイティティ監督の「ジョジョラビット」だったり
例のラストジェダイの監督作品の「ナイブスアウト」も評判が良かったりして気になっていたのですが、どちらも近くの劇場では上映しておらず><
全然前情報誌入れていなかったのですが、「1917」を見ることにしました
時間的にはあと1本、「キャッツ」も見れそうではあったのですが、
ラストにゴキブリの擬人が出てくると聞いてそれはしんどいと思い断念。
取り合えず2本見ることにしました。
というわけでいってきます😆
— べる (@bel729) 2020年2月18日
まずは#1917命をかけた伝令 pic.twitter.com/oyoOIpR3Gm
ということで感想です!
シナリオはシンプル。しかし緩急のある演出で最後まで惹きつける名作でした
サブタイトルが「命を懸けた伝令」ということで、
「何かを伝える為に敵地を駆け抜けるんやろうな・・・」
くらいのざっくりした情報しかなかったのですが、本編の内容的にはおおよそそれ以上の情報はなかったですね。
本作の概要は
第一次世界大戦真っ只中の1917年のある朝、若きイギリス人兵士のブレイクとスコフィールドにひとつの重要な任務が命じられる。それは一触即発の最前線にいる1600人の味方に、明朝までに作戦中止の命令を届けること。
進行する先には罠が張り巡らされており、さらに1600人の中にはブレイクの兄も配属されていたのだ。
戦場を駆け抜け、この伝令が間に合わなければ、兄を含めた味方兵士全員が命を落とし、イギリスは戦いに敗北することになる―
刻々とタイムリミットが迫る中、2人の危険かつ困難なミッションが始まる・・・。
とのことでちょっと改変入れましたがおおよそこの通り。
画面に出てくるのはほぼブレイクとスコフィールドの2人だけで進んでいきますが
画面の切り替わりを極力排したワンカット風の演出で途切れることなく進んでいく本作は常に緊張感が漂っています。
とはいえ、最初はゲームと同じように難易度の低い中を進んでいくので、
ドキドキしながらもだんだんこちらも空気に慣れてきて、
ちょっとだれたなぁという感じにもなってくるのですが
ちょうどそのタイミングで次のイベントが発生する。
そのイベントが通り過ぎ、また環境が変わって一息つけそうとなったら新しい状況に強制的に流されてしまう。
シナリオはシンプルですが、イベントの配置が絶妙であっという間に時間が過ぎ去っていきましたね。
また画面の切り替わりのないワンカット風の作風ということで、オープンワールド系のゲームを連想する方も多かったようですが、確かにアクションゲームのような雰囲気はありました。
その中で基本的に話を動かしていく2人は割と無名な俳優さんだと思うのですが、
2人のやり取りも実に堂々としている。
兄の無事のため、猪突猛進にがんがんとすすんでいくブレイクは、少しぽっちゃりしてR2D2のよう
逆に、彼のような動機のないスコフィールドはほっそりとしていて頼りなさげ、心配性でC3POのようです。
多分意識していないことはないと思うんだよなぁ。
そんなスコフィールドもだんだん顔つきが険しく、凛々しくなっていくのも、ミッションの過酷さを強く印象付けます。
重要なポイントごとに出てくる将校たちも、コリンファース、マークストロング、ベネディクトカンパーバッチと名優たちがグッと画面を引き締めます。
コリンファースは気を抜いていて気づかなかったんだけど、マークストロングは禿を隠していたけど眼力でわかったな。
カンパーバッチもにじみ出るカンパーバッチさを隠しきれてなかったw
個人的に一番グッと来たのがブレイクの兄役のリチャードマッデン
彼もまた出演時間そのものは短いのですが
言葉にならない感情を少ない動きで全身で表現して
思わずもらい泣きしてしまいました。
本当に良かった・・・
主演の表情もすごくよかったんだけど、でもラストの兄貴の演技に全部持ってかれた感じ
— べる (@bel729) 2020年2月19日
あれはあかんわ…😭
最後に
本作は、第1次世界大戦で実際にイギリス軍の伝令兵を務めていた監督の祖父から聞いた話をベースにしているそうです。
史実ではないけれど、このフィクションを肉付けする様々な要素は史実をベースにしていることになります。
ワンカット風の絵作りも、カットをカットをつなげるために、通常の撮影方法とは比べ物にならない苦労があると思います。
そのどちらも、観客がこの作品に没入するために必要なギミックで
結果として本作はアカデミー賞でも3部門で受賞する名作となりました。
決して派手な作品ではないですが、皮膚がひりひりし、息をのむ素晴らしい作品でした。