ホワイトデーイベント「アイアイエーの春風」
終わりました。
自身の浅い読書量ををさらすようで恥ずかしいですが
良いシナリオでした
最近読書という習慣を手放してしまってなかなか本を読めていない自覚があって
ゲームパートを撒餌によくできたテキストを読ませていただいているなぁ
感謝感謝
バレンタインデーイベント「いみじかりしバレンタイン」
も清少納言のキャラ設定大丈夫か?と思いつつ結構よいシナリオだったと思うんです。
奥さん平安時代マニアで清少納言と紫式部周りの人間関係とか大好物なので、是非シナリオをやってほしかった
ただ、奥さんからは清少納言属する中宮定子と紫式部が属する中宮彰子陣営の関係について熱く語っていただいたので
紫式部が清少納言に対して感じている鬱屈した感情についてはよく理解できたし
奥さんが清少納言に対して感じている評価も、FGOでの清少納言の描かれ方とほぼ一致していて
うん。なんかあれだね。奥さんが平安時代がすきな理由をより感じられたのもよかった。
いままでちょっと遠くから奥さんの話を聞いていたけど、より私事として聞けるようになった気がする。
逆に、奥さんにとってのそれが「刀剣乱舞」で合戦とかはあんまり・・・だった奥さんが黒田長政エモいとか言い出すまでに知識量を増やしていて会話が楽しい。
今軍師官兵衛奥さんと見たらきっと楽しいだろうな・・・
話しがそれた。
アイアイエーの春風もいみじかりしバレンタインのシナリオの構造としては同じで
生前果たせなかったわだかまりを、二人の影法師を引き合わせることでむき出しにしてほどいていく
ヘカテーはちょっと古いし神話に片足突っ込んでいるので彼女の感情については創作でしょうけれど
紫式部の清少納言に対する複雑な感情はおおむね正しい様ですね。そこら辺のリサーチは結構しっかりしてるからなぁ。
で、なぜ清少納言は枕草子をしたためたのか、彼女のその後の人生と合わせて
FGOなりのアンサーを紫式部に向けていて
こう
をかし
だなぁとおもうわけです。
いとをかし
「 アイアイエーの春風」もヘカテーの未練を恋慕ではなく後悔にフォーカスをもっていくのはFGOっぽい感じ。
発端がピュアな方のメディアリリィで、乗り越える困難をつくるのにアステリオスを配置するのも、時間をかけて構築したFGOの世界の広がりを最大限に生かした感じがしますね。
2部5章異聞帯で大胆に悪役として味付けされたオデュッセウスをカルデアに迎えるための儀式的な部分も多分にあったでしょうけれども
とても良いシナリオでした。
最後に
私後日談って大好きで
やっぱりエンディングを迎えても片付いていないってことたくさんあると思うんですよ
それが現実だったり神話だったりするとなおさら
あの時ああすべきだった、すれ違ってばっかりの2人を合わせてみたらどうなるだろう
そういったIFの話を見れるのはFGOの醍醐味だし
とはいえ、世界的に著名な原作があり、そしてそのファンもたくさんいる
歴史という超大作を
細心の調査の上で大胆に解釈しながら、IFのストーリーを紡いでいくFGOがとても好きです。
Fate15周年展に行った時も思ったんだけど
たぶんFate/stay nightが好きだからFGOが好きなんじゃなくて、
stay night も FGOもzeroだったりエルメロイ2世の事件簿だったりも
全部私の中で並列
Fateという舞台設定が好きで、それを最大限活用しているFGOが好きなんですね。