奥さんの肩を押すために一緒にオーダーしたDifferenceが完成したので受け取りに行ってきました
夫婦でペアオーダーしたスーツが仕上がったのでDIFFERENCEに受け取り
— べる (@bel729) 2023年3月25日
ポリ混ということを考えれば質感はまぁまぁ pic.twitter.com/wdooKGRlNA
まずはジャケット
シルエットは可もなく不可もなく、というかシルエットどうこう言えるほどの知見がないですが、一応悪くはないと思います
ポリエステル混紡なので硬い質感です
生地はポリエステル:ウール=70:30
シャリッシャリです
自称メリノウールらしいですが実際どうなんでしょうね?
まぁ3割じゃ意味ないような・・・
というかそもそも名乗る資格があるのかどうか
裏地はキュプラ100%(+2,000)
本当はカラーにしたかったのだけど
モノトーンのストライプも落ち着いた感じで悪くないですね
背中はもちろんサイドベント
意外だったのが裏にデフォルトで結構ポケットがあったこと
胸ポケットにの下にスマホポケットがあり
スーツの裾の近くにはタバコポケットが(タバコ吸わないけど・・・)
ポケットが多いのはいいことです
名入れのフォントはちょっとポップかな
あと微妙にクオリティは低い
袖は手触り的にポリエステル
ナットボタン(+2,000)ほんとはブラウンにしたかった
トラウザーズ
あまり言うことはないかなぁ
裾はこちらもダブルです
着用してみて気になったのがラペルの浮き、Zerbinoのダブルも少し浮いていたんだけどDifferenceのそれはちょっと顕著かなと
生地が固いのも原因かもですが・・・
また、トラウザーズもZerbinoのしっとりした肌触りとは違いペタペタとまとわりつく感じが正直不快です
ウール100に慣れてしまったらポリ混はちょっと厳しい
オーダー詳細です
ペアプライス
本体価格:24,000
背裏地キュプラ+2,000
ナットボタン+2,000
計¥28,000(税抜)
ちなみにオーダーするとDifferenceのアプリ上でこんな感じの採寸データが登録されます
本体価格41,800(税込)といっていますが、まぁこの金額でポリ混紡を買うメリットは全くない
のでペアプライス前提の値付けですよね
それでいてウール:ポリエステル=30:70が基本の混紡率なので
定価で買うなら間違いなく混紡率70:30でそれなりに選択肢のあるZerbinoです
ふふっ・・・Difference高すぎだろ・・・
また、個人的にはスーツのフィッティングは革靴ほどシビアではなく
なのでオーダーに求めるのはフィット感よりも生地感だと思っています
正直ブランドごとの着心地の違いはZerbinoのluxuryLINEと、RingjacketMeisterくらいでしか感じたことがないですし
好みの生地であれば青山でもはるやまでもいいと思っていて
ただ、そこで出会うのはかなりむつかしく、ブランド生地だとスーツ量販店でもまぁまぁの金額になるのでだったらオーダーしたほうがいいよね
というのが私のスーツのオーダーの基本姿勢
前回の記事のおさらいになりますが
Zerbinoは¥49,000(税抜)から国産・インポートのウール100%が選べました
&総裏地キュプラ+天然素材ボタン+AMFステッチ(ラペルの手縫い風ステッチ)が標準価格になります
それに対し、Differenceは
シングル価格で最安のインポート素材はあまりなじみのないイタリア産で74,800
ペア割が効いても¥59,000(税抜)
さらにZerbinoで標準だった
総裏地(袖+背中)キュプラ+4,000
天然ボタン+2,000~3,000
AMFステッチ+3,000
でZerbinoと同じ仕様にするとさらに+10,000
の¥69,000(税抜)になります
聞いたことのあるブランドと、聞いたことのないブランドでこれです
同じブランドで統一してみましょう
同じブランドでも様々な価格帯がありますが一旦置いておいて
REDA
Differenceは通常価格¥107,000
ペアプライスで¥88,000
そもそも似たような生地3種類という残念ラインナップ
もちろんもろもろのオプションを追加すればさらに10,000のアップです
対してZerbinoはというと・・・1年前の記事ですが、まぁそこまで大きく値上がりはしていないはず
【Order Suits】
Custom Line ¥59,000 (64,900)
Luxury Line ¥99,000 (108,900)
・・・うん。オプション考えると、ペアプライスですらラグジュアリーラインとほぼ同じ価格
信じられない
Differenceで購入するお財布の余裕があるなら迷わずZerbinoのラグジュアリーライン買いますわ
本切羽もZerbino+2,000に対しDifference+3,000とここにも差が
もっと言うと、下から2番目の価格帯くらいまでは、パンチブックどころか5㎝四方の切れ端を並べてどれにするか選ぶ感じなので、全然イメージがわきません
Zerbinoは反物っていうんですかね、最低価格のラインでも、型にかけてイメージできるサイズの布を用意しているので、そういうところもオーダーの楽しみなんじゃないですかねぇ・・・
まぁ低価格はパンチブックというテーラーもまぁまぁありますし、パンチブックも布切れよりは大きいですが、ちょっとイメージ沸かせるのはむつかしいですけどね
もしかしたら国産のウール100で安価なのがあるかもしれませんが、
わざわざアプリを作っておいて、アプリに登録のない生地があるとは思えませんし
葛利毛織で13万というブランドなので、その点でも期待薄かと
なので私が次にDifferenceを選ぶことはないかなぁという感想は変わらないですね
ポリ混の質の低さはひしひしと感じましたし
というか、諸事情により次がもう決まっていますし・・・
頑張って擁護すると
少なくとも奥さんにとっては良い買い物だったとは思います
ターゲットとして私があっていなかっただけであり
メインの客層は
自分の好みがわかっていない、まずはとにかくオーダーしてみよう
という客層が
家族や友人を伴ってワイワイ言いながらオーダーする
あとは、多分奥さんはそうだったと思うんだけど、本当にスーツが合わなかった人?
私にとっての靴がそうだけど、女性はバストがあるからサイジング大変そう
ここでオーダーした知見でもって
オーダーがいいのか、既成で十分なのか
どういうところにお金をかけたほうがいいのか
お金をかけてなお次のオーダーもDifferenceにするのか
同価格帯のglobalStyleにするのもいいと思います
多分ウール100にすると多分Differenceより少し安い、でもZerbinoのほうがいいかな?
くらいの価格に落ち着くかと
個人的には最低価格でも母体が生地問屋のglobalStyleのほうが選択肢多くていいんじゃないかな?という気はしていますが・・・
うーん、やっぱり擁護するの厳しいな・・・
あとは、思い切ってセール時の深野羅紗さんだったり
Zerbinoさんだったり麻布テーラーだったり、TAGARUだったりに乗り込んでみるといいと思います
まぁ、とはいえzerbinoも39,000なので、初めてとはいえ素材を少しこだわりたいならボタンと裏地だけでも6,000円差が縮まるので初めからそっちでいい気もしますかね…
そういえばコメントで教えてもらった吉田スーツさん結局行けていないな・・・