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【仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者】感想|シナリオのクオリティが高すぎて脱帽

ニチアサ

仮面ライダーセイバーを最後にずっと視聴をやめていたのですが、

去年の映画を見てから子供たち、とくに娘ちゃんに火が付き

belphegor729.hatenablog.com

今年の仮面ライダーガヴは全話見ています

正直めっちゃ面白い

 

オーズのメダル、鎧武のフルーツ、エグゼイドのゲームなど

モチーフがポップなほど、作風がハード、というイメージが私の中であるのですが

お菓子ですよ

しかも初期フォームグミですよ

んで、第1話見たらまぁえぐいえぐい

無理やりさらわれて子供はらまされて、その子供が主人公で虐げられて

逃げた先でざまぁするって悪役令嬢物ですか?

って感じで基本構造がそもそも大好物だったのですが

てか、脚本あのギャラクシー賞取ったルパパトの香村さんだったのね

どおりで

 

夏映画はゴジュウジャー見てないしなぁと思ってスルー予定だったものの

子供にせがまれて見に行くことに

ここ最近映画2連敗中だし、まぁ香村さん脚本ならまずはずれはないでしょうと思い見に行ったのですが・・・

普通に大傑作やないかい!

 

ガヴが面白いのはもちろんのこと、たった30分前後のゴジュウジャーもめちゃめちゃ面白かった

 

 

ゴジュウジャーはゲスト芸人の使い方が上手い

まずゴジュウジャーだけど

ミリしらではあるものの、最初にざっくり説明が入るのでとりあえず見るだけなら十分

そのうえでテーマとしては夢の良し悪しではなく持つことの大切さ

ということだと思うのだけど、ピンク(ブラック?)以外本当にどうでもよい夢でよいですねw

キャラも一人一人立っていて、録画はしているから帰ったらちょっと見てみようかな?

と思えるくらいには興味を惹かれました

そんで、個人的にマジでよくできているな、と思ったのがゲスト芸人の使い方

特にサンシャイン池崎とゴー☆ジャスね

世界観的に、本人役として出ることに違和感がない、のかな?

正直変な役つけられるよりも全然ありなんですよね

電王の時の陣内智則が真田幸村やった時とか歴史好きとしてはなめてんのかと思いましたからね

 

本作が戦隊ヒーロー50作品目(でしたっけ)ということで過去の戦隊ヒーローに変身できるというギミックを最大限に活用し、誰でもヒーローになれるんだ

っていうメッセージを出してきたのも凄く良かったけど

ゴー☆ジャスがゴーカイジャーなのは当然として

サンシャイン池崎がドンモモタロウなのはなるほど過ぎてダメだった

二人とも変身した後もお笑い芸人であることを忘れない動きでさらにダメ

ゴー☆ジャスに至っては地球儀ネタで敵を爆殺するしね

最高すぎでしょ

 

ガヴは「もし闇菓子がなかったら、、、」というifも一緒に描いてきたのがえぐかった

んで本題のガヴですよ

相変わらず、お菓子の家と侵略者とか言う真逆の単語をくっつけてきて、ちゃんと一つの物語に仕上がっているの流石としか言いようがない

ざっくりストーリーだと、並行世界を移動できるミューターという存在が今回の敵

グラニュートがグラニュー糖から来ているように

ミューターは虫歯菌であるミュータンスからでしょうね

お菓子の天敵です

このミューター・カリエスがプレインズウォークをしているときにガヴと出会い

その能力を欲して部下にベルトを作らせたことから本作の悲劇が始まる

割と設定に無理と無駄がなく、いらない登場人物が全くいない

かなりスリムアップした硬派な作品

 

本作ベルトじゃなくて体の機関だから

ベルト制作じゃなくて培養なのがえぐいですね

タオリン変身できなかったの、見ているときは「なんでやねん見せ場やろ」

と思ったんだけど、あれ素体は使う前提でない、ということだったらマジで人の心がない設定ですね(ほめています)

 

そして本作、敵の存在以上に、パラレルワールドという舞台設定がスパイスのように効いている

そこは「闇菓子」の存在しない世界

この世界があまりにもハッピーすぎて、本編世界のあまりにも地獄な状況が浮き彫りになっている

映画を見ることで、テレビの持つ悲壮感が倍増するという仕掛けが憎いですね

 

闇がしがなければグラニュートは人間を襲うことはなく、

だからハントも陽キャだし、ラキアの弟も元気

ストマック一族も、ちょっとパワハラ気質だけどいたって普通(?)の創業家

個人的にここが一番面白くて切なくて

闇菓子がすべてを壊した象徴だと思うんだよね

個人的には、闇菓子のない世界にショウマはいない、という事実よりもきついと感じていて

闇菓子のせいで彼らは倒さざるを得ない悪になってしまった

そうでなければ、ただ平和にお菓子の研究をし

世界の危機に、ガヴと共闘もする

 

共闘の流れにも違和感がなく、違和感がないからこそ切ない

そして、こっちのほうが切ないといいつつ、

闇菓子のない=ショウマのいない世界のほうが、母さんは幸せである

という事実を正面から受け止めて、パラレル世界の娘のみゆちゃんにも優しい目を向けるショウマもお辛い

あそこで素直に、自分のような目にはあわせない!

という決意ができるショウマ君本当に好きです

 

最後に本作のゲスト俳優たち

EXILEグループということでいいのかしら

全員演技素晴らしかったですね

カリエス役の世界さんの覇気、その部下、クラープ役の木村さんの狂気

そんで、タオリン役の中島さん

ちょっとショウマに似ているのも良いし

タオリン死んだとき泣いちゃったなぁ

その横で娘ちゃん号泣してたなぁ

映画限定フォームもぐうかっこよでしたし

非常に満足度の高い作品でした

見てよかったなぁー