サンダーボルツ、案の定興行収入悪いみたいですねぇ
まぁ、どんだけここから見たって面白いよっていったところで、これだけ長く続いているシリーズに途中から入っていこうなんて難しいよね
私もワンピース、単発の映画なら見れるけど、漫画のエピソードだったら多分読めないですわ。いくらそれだけで完結しているって言われても
そういった意味では、DCUの「仕切り直します」発言は正しいっちゃ正しいのよね
ただ、本当に今作に関しては、ネタバレありなしで2回語りたいくらいには良い映画だと思ったのですよ
正直もう1回見たいと思っているくらい
今年は見たい映画が大渋滞しているので多分無理だけど
ということで、この先はネタバレありで語っていこうかと
俳優みんな良いよね
本作やっぱり大金星はエレーナ
正直今までの彼女はそこまで好きになれないというか、好きでも嫌いでもないどまりだったんだけど
悩み、苦しみ、自暴自棄になりつつも
自分の写し鏡のようなボブと交流することで
ありたい自分、あるべき自分を見つけ
かつてヴィランだった自分を克服する
フローレンス・ピューの名演と合わさって、まさに主人公の器だったなと
マジでかわいかったなぁ
パパに常につんつんしているくせに、最後に「寂しかった」と泣いちゃうエレーナ可愛すぎでは???
あのシーンが良すぎて、ボブを説得するときのセリフの強さがすんごいのよね
そんで、ナターシャのスカヨハと同じように、ピューもちょっとハスキーなのよね
声で姉妹感が出ているのも個人的には凄く良かった
んで、レッドガーディアン役のデビッド・ハーパー
私グランツーリスモの頑固おやじな彼めっちゃ好きなんだけど
本作の駄目おやじっぷりも大好きで
今回それが、実は娘との接し方がわからなくて失敗しているだけ説も若干出つつ
馬鹿ではあるが愚鈍ではない
的な凄いいい塩梅のキャラクターに昇華されていて非常に良かった
これはデビッド・ハーパーにしかできない演技
そんでバッキーも今回、同じ境遇を、ファルコン&ウィンターソルジャーでいち早く克服したメンターとして非常に良いポジションだった
このためにキャップ4の登場が抑えられていたのであれば
確かに圧倒的陽の存在であるキャプテンアメリカよりも
ヴィランという負の過去に囚われ、抜け出したいエレーナやUSエージェントのメンターのほうが彼の特性が活きる
久しぶりの市民を守るヒーロー
前回も話したんだけど、凄くフェーズ1を意識した作品だなと思うんですよね
その最たるものがヴォイドが人々を消したことによる二次災害を全員で守るシーン
エレーナは良い人間になりたい
USエージェントは、暴走してしまい、やさぐれているがもともとは高潔な精神の持ち主
レッドガーディアンズもロシアの英雄なわけで
ヒーローとしての素質がある
ちょっとゴーストはよくわからん
彼女の過去作から本作までが空白すぎるんよね
とはいえ、セントリーには勝てないと絶望し、心も離れ離れになってばらばらに離散していくも
街の危機に、それぞれがそれぞれ勝手に体が動いてしまった
という、全然自発的ではないアッセンブルの仕方にこそ彼女らが真にヒーローである
ベビーフェイスであるということの証左のように感じで思わずぐっと来てしまったですよ
次のスーパーマンもその雰囲気ありますよね
ここにきて原点回帰、重要だと思うんです
ヴォイドの怖さが秀逸
いやーあの演出は秀逸でしたね
原爆で蒸発して影だけ残った、というのにインスパイアされた、というのは噂で聞いたのですが
やっぱり日本人としてはそれが思い浮かんでより怖いというか
なんやかんや演出として秀逸だなと思うんですよね
特に、これもみんなが言うけど、レッドガーディアンが必死の思いで助けた女の子が
難の余韻もなく影というか、消し炭にされたときの絶望感、容赦なさは本当にホラーレベルでした
YouTubeで結構「あそこで女の子が消されたからこそ死んでないんだなと思った」
という意見を見たんだけど
私は全然思い至らずにマジで絶望していました
エレーナが覚悟決めて陰に入っていってやっとこさ、あれがボブが初期に実装していた
「触れるとその人の悪夢を再生する」
権能の拡張版なのだと思いいたり
そこでやっと一安心ついたんだけど
でもあの完全な虚無というルックも最高でしたね、目だけうっすら光っているのも良き
そんで、あそこで消えた少女が
ヴォイドという脅威が去ったことの象徴としてよみがえり、そんですぐに探していたお母さんと再会できるのも、素直に良いなぁと思えましたよ
そんで、殺したわけではなく異空間に閉じ込めただけなので、実質的な被害としては
サンダーボルツが全部救助したので、ヘリコプターが墜落したことによる建物被害だけと、絶望感のわりに大したことないんですよね
大したことない、でいうと、結局ヴァレンティナなんやかんやでおいしい感じで収まったけど完全にマッチポンプよな、自作自演というか
ただ、エレーナに「こっちのほうが上位よ」(「これは貸しよ」がより原語に近いらしい)といわれたときの何とも言えない顔が嫌いではないし、セントリーに殺されそうになった時に助手に助けられて、そこでもちょっと上下関係が崩れかけていたので
このまま第二のロキのようないじられキャラを確立してほしいなぁとか思ったり
無事むしょ送りを逃れたなら、それくらいのハンディキャップは作中で受けてほしいね
そのほうがおいしいし
タスクマスターはなぁ・・・
いちおう、一応ね、あそこで出したロジック自体は理解しないでもないのですよ
今回の主役であるエレーナ達は、拳銃一発で死んじゃうような脆いキャラクターなんだ
そんな弱い彼らが、一致団結して最強のキャラクターに対峙するからカタルシスがある
というのは言わんとしていることはわかる
そんで、じゃぁ誰殺しますかってなった時に、ヴィジュアルはゴーストに、戦い方はUSエージェントとエレーナに似てしまうタスクマスターだろうっていう取捨選択も分かる
分かるんだけどさぁ
才能を悪用されていた、なりたくてヴィランになったわけではないキャラクターたちの救済でもあるわけで、その中で、出演したのに救済されない
その一歩すら踏めない
というのは、扱いのひどさこそが作中の意図といえども
そのキャラクターにもファンがいるんですよ
とは思うわけだし
Doomsdayのプロモーション動画でサンダーボルツメンバーでタスクマスター役だけいないで、少なくとも彼女にだけ何かがあったことは推察されて
今作での退場に何の驚きもない
というのが、身内から裏切られた作品って感じでほんと最近のMCUはこういう所の配慮の無さが失墜の原因の一つやぞ
と強く思うんですよね・・・
「椅子がなかったからといって、死亡するとは限らない」
「追加キャストで出るかもしれない」
ではないんですよ
ほかのメンバーと違う扱いを受けたことで、本作で彼女にだけ何かがあった際の驚きがスポイルされてしまう
という話をしているんですよ
そういった意味において、タスクマスターの扱いは2重で残念でしたね
彼らがアベンジャーズでいいのか?という疑問は確かにある
宇宙規模を通り越し、次元規模になるであろう敵に対して
彼らがアベンジャーズの名を背負って戦えるのかっていうね、疑問はあるよね
なんだろう、前述の通り、最初のアベンジャーズに立ち返ったかのようなレスキューシーンに胸が熱くなり
エイジオブウルトロンでホークアイの言った「一歩外に出たら、君はアベンジャーズだ」
を体現するかのような
強さではない、どれだけその名声が地に落ちたかでもない
泥水をすすり、それでも人々の平和を願う心意気がヒーローなのだ
そういうマインドを強く感じたからこそこの映画が胸に刺さったというのは間違いなくあるのだけど
なんかねぇ
サンダーボルツがNewAvengersを名乗ったからサムが切れて商標権侵害で訴えたとかみみっちい話してんなぁとも思うんよ
だってさ、これはMCUが迷走に迷走を重ねた弊害だと思うんだけど
あのいつ登場したかすら思い出せない新しいアベンジャーズ基地どうしたよ
マジであれなんだったんだよ
あれだけ新しいアベンジャーズはこいつらです!
ってやっておいて、全く活躍させることなく
「アベンジャーズはもういない」
をやられたら、そりゃサンダーボルツがその役割を担わないとね
となるですよ
サムチームアップもまともにできなかったのに、今更抗議してうちが本家ですって超ダサいなと
そりゃシールズ側にいろいろ問題があってそれどころではなかったのはわかるけどさ
んで、サム以外誰が本家アベンジャーズにいるねんっていう
純粋にシールズ側下げにしかなっていないのちょっと残念かなぁ
しかし、巻き込まれる形でチームアップしたバッキー、議員としての活動はどうするんだろうね
思いっきり政敵の傘下に入ってしまった形になるけど
弾劾しようとしていた黒人の議員さん頭抱えてるだろうなぁw
最後に
正直ファンタスティックフォーが楽しみかというといまいちなんですよね
この発言から察するに、FFも説教臭い映画になりそうだなと
あとは、やっぱりここ最近のマルチバースサーガの種の巻き方が急かつ雑なのも凄い不満
数年かけてマルチバースサーガを展開しているはずなのに、サーガとしての話が進んだのはここ最近なわけですよ。カーン役の俳優の騒動を抜きにしてもね
あれもさしてマルチバースではなかったし
マーベルズでX-MEN顔見世するも、X-MEN単体の映画は作らずにアッセンブル映画には出演でしょ?
しかもX-MENの参戦メンバーは最初の3部作のキャストだよね確か
ドゥームズデイさえ公開出来れば巻き返せると焦って、種まきをおざなりにしている感じがぬぐえないんですよね・・・


