Let Life Loose

映画と革製品についての紹介がメインのブログです!特に革靴についてはディープな情報をあげていきたいと思ってます

映画製作をエンターテインメントに仕立て上げた快作!【#映画大好きポンポさん】

とにかく、いろんな人に見てほしいな

と思って久しぶりにばれなし紹介記事を書いたんですわ

ポンポさん

 

 

belphegor729.hatenablog.com

 

こんな弱小ブログで読んでくれている人もそうそういないとは思っているのですが、そのままネタバレ感想記事もアップしていきます。

 

見たのは先行のハサウェイのほうが先なんですけどね、ちょっと興奮が冷めないうちに書ききりたくて、先にこっちから仕上げていたり。

 

とにかく前回も引用したポンポさんのセリフに尽きるんですよね。

 

今年見た映画、そんなに多いわけではないですが、

とりあえずは

シンエヴァ・閃ハサはもちろんよかった。

でもこの2つはすでに評価されている一大コンテンツで

四半世紀の歴史に幕を閉じたシンエヴァ

ロボットアクションの金字塔であり、且つ長く映画化を希求されていた閃ハサ

 

と比べ、ポンポさんはコンテンツのボリュームとしても知名度としても、

そしてテーマとしてもやっぱり一歩劣ると思うんですよね。

 

失礼を承知で言えば、エヴァもガンダムも一定以上の完成度はあってあたりまえ。

そういった意味では閃光のハサウェイは、いかにガンダムを出さずに盛り上げるか、戦闘シーンの少ない1章をどう盛り上げるか

という難易度の高い制約にも挑戦していましたが

 

それに対して、ポンポさんは

映画を作る

映画監督を主役にしたストーリー

そこには熱いバトルもないですし、誰かが死ぬような悲しいシーンもない

 

そういった、何でもないような日々の営みをいかに面白く書き上げるか

より難易度が高く、テクニックが要求されるテーマだよなと

 

そして、それをこれ以上なくファンタスティックに、ドラマティックに仕上げたのは

まず脚本が素晴らしいなと感嘆します

 

原作と比べ、

映画は

膨大な撮影シーンを時間内に収めるためにカットしていく作業である

というところにフォーカスを定めています。

 

だからこそ、編集のシーンをセンセーショナルに、アクロバティックに

フィルムの渦を編集という剣でカットしていくアクションシーンに見立てているわけだけど

 

特に、原作にない

「足りないシーンを追加撮影する」

というくだりを追加することで

 

”ポンポさんに任された映画”

から

”自分が作る映画”

にジーン君のマインドがシフトするのが良い

本当にいい

 

そして、そのマインドのスイッチが入る原因が

リリーがナタリーの当て書きであると同時に

ダルベールが自分だと気づいたからっていうのもいい

そういう、映画の中に自分を見るって誰しもある経験だと思うし

そうやって映画の中にのめり込んでいくと思うんだけど

それを監督として体感するってすごくうらやましいなと思うと同時に

その映画が自分自身であるからこそ足りないシーンがある気づくその欲望がまた良い。

 

ギラギラとした熱い情熱を感じる

 

そうして、ただでさへシーンの取捨選択に苦しんでいるのに、さらにシーンを追加して

ダルベールとリリーの物語をジーンの物語に落とし込み、シェイプアップしていく

音楽の狂気に取りつかれるダルベールと

映画製作の狂気に突き動かされるジーンに同じエフェクトがかかるのが良いよね

あれ、逆説的に音楽を捨てられないダルベールを肯定しているのかな?とも思うし

 

あれだけの情熱と執念がこもった「Meister」という映画、見てみたいよね

絶対に面白い

 

そしてその結果、ラストの彼の、どちらかというとギャグのオチのようなセリフにより深みが生まれる。


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良い・・・語彙力がなくて済まない・・・

この映画も、原作からシーンをカットしてシェイプアップしたうえで、足りないシーンを追加しているのよね・・・

 

良い・・・

 

そして、登場したときはなんで出てきたのかわからなかったアラン君

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©2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/ 映画大好きポンポさん製作委員会




ただ、昔キラキラしていただけ、ジーンと袖すりあっただけのクラスメイトかと思いきや、

追加撮影でスケジュールが狂い、に窮地に陥った映画を救うために

一世一代の大勝負に出る

そんな中盤のキーキャラクターになるとは

プレゼンテーションのシーンは映画館からかなり鼻をすする音が聞こえましたね。

 

メインの登場人物に悪人がいないのがいい

アラン君の上司も当たり前のことを言っているだけだし、覚悟を決めたアラン君には終始味方でいたしね。

そして、もともとやめるつもりだったアラン君が無敵の人状態になってプレゼンテーションに挑んでるのもちょっと笑いましたが

捨てる命を昔の知り合いの夢に懸けることにした

たった一瞬の出会い、すれ違いが

止まりかけたストーリーの歯車を再び動かす、という運び方も素敵

 

プレゼンのために撮影したインタビューがまた良いよね。

まさか映画の最初に流れるマーティンへのインタビューがそれだったとは、というのも含めて

 

 

若手の暴走を逆手にとって、逆に銀行のアピールに使ってしまう頭取もかなりやべぇなと思うけど、結果として資金調達に成功し、さらなる紆余曲折もありながら、映画監督として一皮むけ、またポンポさんの幼少期にもフォーカスを当てたうえでしっかりと落としていく

まぁ原作がそうだからとは言えちょっとハッピーエンドすぎなきらいはありますが

そういう映画なので別にそれはいいと思いますし、むしろアンハッピーな展開はノイズになるので却下です。

 

その他雑感

映画を見た後、予告をYoutubeで見たんだけど、ポンポさんのいう予告理論をしっかりと踏襲していてワロ

最初につかみがあって、(ポンポさん登場シーン集)

次に意外な展開があって(ポンポさん自体が意外性よねw)

本編の見どころを紹介しつつ

ミスリードしながら(ポンポさんの説教シーン)視聴者の興味を引っ張って

最後にドーン!

www.youtube.com

 

あと、びっくりしたのが

ジーン君とナタリーちゃん俳優なんですね。

ナタリーちゃんはまぁ新人女優役なので変にこなれていない感じが逆に良かったんですが

ジーン君違和感なさすぎじゃね?

島﨑信長かと思った。いや、ちょっと違うかなとも思ったんだけどさ

普通に声優とそん色なかったと思うんだよね。

めちゃめちゃうまかった

 

いやー、ほんといい映画だったなぁ

もう一回見たいなぁ・・・

 

はやくBDでらんかなぁ。

 

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