イヤー劇映画孤独のグルメ良かったですね
一かいネタバレなしで紹介しましたが
やっぱりネタバレありで全部出したい
と思い、もう1記事

今回の映画って
大きく
思い出のスープ探しの旅
を縦軸に
行く先々での人との縁、
特に、コロナで終わってしまった料理人夫婦の話
を横軸に構成されているのだけれども
この夫婦の話がいいんですよね
五郎さんが持ってきた出汁食材に
オダギリジョーの料理人魂に ボッ と火が付くのがすごくいいのだけど
食材の入手ルートが奥さんであることを、五郎さんが言わないのがいい
よくある映画だと、ここで「奥さんが作ったシイタケですよ。一度会ってみませんか?」
という風に持って行って、それはそれでよい脚本家であればよいストーリーを組み立てていくんだろうけど
ここに五郎さんの奥ゆかしさのようなものを感じたんですよね
二人の関係性に自分が出しゃばっちゃいけない
という、あえて触れないやさしさのようなものを感じられてよかった
そして、熱心にオダギリジョーを説得する磯村君
かれ、私勝手に大学生とかだと思っていたんだけど
ADで、もう一度食べたい、ではなくもう一度テレビの視聴者にこんなおいしいラーメンがあることを、ドラマを通して知ってほしい
という熱意だったことが後からわかるのも良かった
そんで、そこで繰り広げられるのが入れ子構造の劇中劇「孤高のグルメ」
というのがしゃれが効いていて本当にいい
面白いことしたなぁ
ここで孤独のグルメが韓国でも人気であることも含め
韓国パートとも改めてつながるのがいいですね
で、最後に、五郎さんではなく松重さんがスクリーンの向こうの観客に向かって
ね、おなかがすいたでしょ
とデッドプール張りに第4の壁を越えてくる
よく使われる手法だけど、スペシャルじゃなく映画のために撮っておいたんだなと思うと
松重さんのこの映画に抱える思い、熱意を感じますね
突っ込むのも野暮だとは思うのだけど
細かいところはかなりガタガタしていた印象ではあります
主に
輸入商なのに英語すらまともにしゃべれない
無人島に流された危機感が皆無
自分のラーメンの出汁の材料を忘れるオダギリジョー
この3点がなんかもやもやした
五郎さん初期~中期のドラマでは雑貨や家具、食器をヨーロッパで買い付けて販売しているのをドラマパートでよく見れていたので、
フランス語が離せないとしても、せめて英語は不自由なくしゃべれてほしかったかなぁ
あのレベルの英語で価格交渉とか無理でしょや、だし、適当に入ったお店でぼったくられなくて良かったですねぇとしか・・・
無人島に放り出されたくだりも、特に慌てず、転がっている鍋やコンロを何の躊躇もなく使い、
野生の茸なんて一番素人が手を出してはいけない食材なのにこれもなんの躊躇もなく投入して食べちゃう
空腹を満たした後表情がガタガタ崩れていったのは、落ち着いて今の境遇に恐怖したのかと思えばただ単に毒にあたっていたと
うーん。五郎さんってこんな用心、という言葉をどこかに忘れてきたかのような人だっけ?
まぁ行く先々でフィーリングに任せてお店を選ぶ感覚を拡大解釈するとこうなるのか?
ちょっと無理があるような
で、多分ここは脚本の整合性が問てないなって話なんだけど
爺さんの思い出のいっちゃん汁の味
と
さんせりてのラーメンスープが
同じ味に違いない
だから再現してほしい
という話と、爺さんから食材のヒントをもらった
という話がうまくすり合わせられていないんですよね
誰も知らない味なのに、オダギリジョーと磯村君が知っている風で話を進めちゃう上に
出汁を撮る魚はエソじゃなくてミョンテ、というくだりも盛り込まないといけないから
爺さんのスープの味と違いそう
と、
俺のラーメンの味じゃねぇ
がごっちゃになってしまっていて惜しい感じ
まぁとはいえ、こんなの目じゃないくらい整合性の取れていない映画たくさん見てきたんで
全然OKです
大事なところはほかにある
ということで、劇映画孤独のグルメ感想編
ということでネタバレありで語っていきました
もう1回見るか?というと
正直見たい映画が大行列を作っているのでむつかしいですが
まぁそのうちテレ東で放送するだろうからそれはちゃんと録画して撮っておきたいですね