最近ちょこちょこ、見たかったけど時間が取れずに見れなかった映画が最近結構プライムビデオに来ていて
昨日レビューしたMONDAYSもそうなんだけど
今回見たトラペジウムも、タイムライン上で凄くにぎわっていたんだけど
最寄りの映画館ではやっていなくて、遠出する時間が取れないまま上映終了してしまったんですよね
なかなか不思議な魅力のある映画でしたね
打算的な性格の主人公が、アイドルというゴールに向かって、仮面をかぶりながら仲間を集め、集まった後は、マイルストーンを設定し、クリアしていく
アイドルもの作品そんなに読んでいるわけではないけど、基本的には努力の話か才能の話か
昨年追いかけていた推しの子はまさに才能の話でしたが
作者が元アイドルだからっていうのがあるんですかね
才能はない、努力をするなんて当たり前
見つけてもらわないと進むことすらできない
という自分の現在位置の設定をしたうえで
東西南北というキャラクター付けをしよう
ボランティア女子高校生はブルーオーシャンだからそこに飛び込めば話題になるだろう
業界のルールを知り、対策をとって成り上がっていく
というのは面白いなぁ唯一だなぁと思ったり
ユニットとして売れたあとに、最初からずっと隠し、ないがしろにしてきたことに足をすくわれる
栄光から挫折までを描いているのも良いですね
個人的に本作を唯一無二にしているのは主人公の東ゆみかなと
彼女は、アイドルになる、という目標のためにかぶっていた仮面のせいで
最後までほかの3人とかみ合っていないことに気が付かない
気が付けない
機械おたくのくるみなんて、ファーストインプレッションで勝手にキャラクタライズされてネットで消費された嫌悪感みたいなものがあることは提示されていたのに
3人のことを本人も気が付かないうちに、ステップアップするためのアイテム扱いしている
でもアイテムじゃない、人間だから関係にひびが入って壊れてしまう
まるで、偶然かみ合って動いている装置が、いびつさに耐えられなくなって本来通り壊れてしまうかのよう
4人だと思っていたのに、3人と1人だったことがアイドルとして活動していくうちに、偽装で来ていたことが出来なくなってしまった
ほかの3人が純粋に喜んでいるときでも、自分の計画にとってプラスになったことを喜んでいたりとぶれがない
ここまでストイックに共感しづらい主人公に仕立て上げているのも思い切りがよくてすごいなと思うし
さらに、(個人的には)彼女はほかの3人に対して擁護できない悪い対応をしているけど
悪意とは言わないまでも、善意でないところから続けた行動、生まれた関係性であっても
だからといってその結果生まれたものすべてが否定されるわけではない
結果として4人の関係は一度崩れてしまったけれども
その過程でほかの3人が得られたことはかけがえがなく
そんな関係は間違いなく東ゆうが行動しなければ生まれなかった縁
特に蘭子は東西南北という経験があったからこその将来の夢
東ゆうを妥協なく共感できないキャラにしたからこそ
そこからもかけがえのないものが生まれる、というメッセージにより強度が生まれたのかなと
ここまでドライに描けたのも現役アイドルだからなんですかねぇ
アイドルもできて、文才もあるなんて羨ましい
なんというか
最初キラキラして、どろどろした後に爽やかに終わる映画はいいですね
トラペジウム
不等辺四角形という意味だそうで
平行でも垂直でもない4本の線が、ばらばらの方向を向いていても
でも4角形としてつながっている
ということなのかな?
素晴らしいタイトルだと思います
作者南房総出身ということで、最後の写真展南千葉の写真が多かったのも好印象すわ
市原までは来てなさそうだったけど
しかし・・・外国人向けボランティアのスタッフ、一人が内村さんなのはまぁ良いと思うんだけど、なんで爺さんをアイドルが声当てしてますかね・・・
もっと違うモブあったでしょ・・・
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