来週の映画公開が待ち遠しくて仕方がない私です
それくらい実写版にはまっているのですが
前回、実写版はバッドエンドへのフラグをひとつづつ丁寧に拾っていっているという話をしたのですが
まぁタイトルの通りなんですけど、多分、原作と比べてファンタジー要素を極力排除する過程で、アクアとルビーの前世についてもギリギリまで伏せて話を進めているんですが、それによって、アクア君の万能感が絶妙に薄れていて、
まぁもちろんうまくつなぎきれずに違和感が出ているところもなくはないのだけど
原作と違ってちょっと頭がいい、という程度の青年でおさまっている
(ドラマでは医者になりたいって話もしていないと思うんですよね。医者になる気もなさそう)
原作のアクアはやっぱり頭がいいことをかなり強調していて
今日甘での立ち振る舞いはまだ良かったと思うんだけど、恋愛リアリティショーを経て、東京ブレイド編でアビ子先生を説得するのはやりすぎ感が結構ね
その立ち回りがアクア君から雷田Pに映ったのは、対峙した時の見栄え的にも、メインキャスト以外のキャラにもフォーカスを当てるという意味でも名采配だったんじゃないかなぁと思うんですよね
そして、アクア君の強者感が薄れたことで、より、「本来は心根が優しく、復讐に向いていない」というのが強調され
さらに、カミキヒカルに二宮和也がキャスティングされたことで、
余計「これ刺し違える以外にアクア君が勝てる道なくね・・・?」
という絶望に説得力が出てしまった
いやー、というかこのカミキヒカルは原作のアクアでも全然勝てる気がしないw
ナチュラルボーンサイコパスとしか言いようがない二宮君の怪演が楽しみで仕方がないのだけれども
星野アクアの弱体化、カミキヒカルの強化により
原作だと、あのアクアならもっといい手が打てたんじゃないか?
というもやもやが完全に振り切っているのがよくできているなぁと思わずにいられない
しかしほんと、実写化して、生身の肉体を持ってしまったがために
壱護に「何か見落としがあるはずなんだ!」と根拠なく叫ぶアクアの説得力が凄いことになってしまったし
あかねを振ったシーンも、アクアから希死念慮のようなものがにじみ出てくるんですよね
とにかく幸福であることから遠ざかろうとする無意識が、絵ではなく肉体だからこそ伝わってくるというか
何度も言う通り、私もアクア君とかなちゃんの幸せな未来を見たいのだけれども
とはいえ漫画が正史だとも思っているうえにここまで死亡フラグを丁寧に、
原作以上に丁寧に積み上げられるのを見ると、幸せハッピーエンドを迎えても
なんか心にむなしさが広がっていそうで
どうしようもねぇっすな・・・
アクア君がほんの少しあかねちゃんを信じていれば
かなちゃんと向き合っていれば
もっと生きるためにあがけたかもしれない
でも、そうはならなかった。ならなかったんだよ
というエンドを見に行くつもりで、12/20日を迎えようと思います
・・・舞台挨拶落選したので・・・
ちなみに、奥さんは私と違ってアクあか推し
推しというか、アクア君はあかねちゃんとじゃないと幸せになれないとのこと
アクア君に救ってほしいかなちゃん
と
誰かに救ってほしいアクア君の相性は最悪だと
アクア君と一緒に地獄に落ちる覚悟が完了しているあかねちゃんしかアクア君を救えないと
・・・確かに・・・
まぁ、だからこそ、あかねに救われて幸せになる未来をアクア君は捨てて
自分の復讐でいっぱいいっぱいのくせにかなちゃんを救おうとして、誤った選択をし続けているんだろうとも思うんですよね。。。
かなちゃんスキャンダル編も、スキャンダルの相手が自分だったほうがましだという結果に、自分の選択のせいで陥ってしまっているの本当に救えない
そういうところも含めてよくできているなぁ・・・