なんだろう、何で見ようと思ったのかも今となってはもはや謎なんだけど
なんとなーく気になっていた映画が、ちょうど見るタイミングが作れたので
レオナルドデカプリオ主演映画
ワン・バトル・アフター・アナザー
見に行きました
ワンハリぶりのディカプリオ様
— べる (@bel729) 2025年10月5日
え?ワンハリ6年前?
えー…#ワンバトルアフターアナザー pic.twitter.com/SoSQxaChNK
まぁ結構予告とか流れていたし?
情けないデカプリオが面白いっていうのも気になったし?
ロッテントマトで98%フレッシュという評価もポスターに書いて有ったり

批評家評価なぁ?
というので見に行ったのですが・・・
なんというか、全体的に乗れなかった・・・
ただ、つまらなくはなかったんですよ
むしろ
乗れてないのにここまで面白いの凄いな
とも思ったりね
思ったりしたりして
あー案外結構楽しめたなー
で終わろうと思ったけど、最後の最後でちゃぶ台をひっくり返された気分でずっこけてしまいました
まぁそう思っているの多分全視聴者の中で私だけだと思うので
基本的には名作で、いい映画なんだと思います
私との相性が悪かった
どういう風に悪かったかーというのも含めてネタバレありでとつとつと語っていきます
ざっくりあらすじ
若かりし頃、メキシコの不法移民抑圧に対する解放運動をしていたパットは
リーダー格のパーフィディアと恋仲になり一児を生むも、革命の優先順位を落とせないパーフィディアと父性が目覚めたパットは決裂
革命運動にもどったパーフィディアがしくじって政府に捕まったことで、政府の捜索を逃れるために名前を捨て、住む場所を捨て、ひっそりと暮らしていたパット→ボブ
16年後、パーフィディアに執着し、パーフィディアを逮捕した人物でもあるロックジョー警部が、パーフィディアの娘であるウィラを確保するためボブの住む街を襲撃する
事前に危険を察知した過去の仲間に助けられるボブとウィラ
親子二人は地理尻になりながら、ロックジョーの追跡を逃れ逃走する
とかそんな感じ
良かったところ
いまだに何で面白いと感じたのかが全然文章化できていなくて恥ずかしいんだけど
やっぱりテンポの良さなのかなぁ・・・
こ気味のいいカット割り
とがりにとがった主要人物がどんどん話を転がしていくので中だるみがないんですよね
意外と長い過去編が終わり
現代パートに移ってからもロックジョーがウィラを確保しようとする理由が、邪魔にならない程度に最初はあっさりとにおわせ、ここで一緒に興味も引きつつ
徐々に理由を明かしていく手腕もお見事
個人的にはロックジョー以外の白人至上主義者をそこまで悪く描いていないのも好感度高いかな
異民族を浄化しろとかいろいろ言っているけど、映画内で見せている範囲ではそこまで極悪非道なことはしていないし、まぁ浄化担当とかいたくらいだからそれなりに非人道的なことはやっているんだろうけどさ
ロックジョーの捜索も、結局ちゃんとマリファナ工場は摘発してるしね
その中で、ベニチオデルトロ演じる「センセイ」は唯一めっちゃ聖人でしたね
デルトロセンセイ好きだなぁ
あいつ何で助けたん?
ロックジョーにやとわれた殺し屋
あれなんだったんですかね
あの程度の仕事だったら凄腕の殺し屋でなくても良かったのでは?
ロックジョー自分で捕まえてきたし
自分の娘だから自分で殺せませんーだから代わりに殺してくださいー
だったら適当な三下にはした金払って殺してもらえばよかったよね
そんで、ロックジョーの依頼通りよくわからん組織にウィラちゃん引き渡してたけど
結局戻ってきて助けて自分も殺されちゃって
あれなんだったんだろうね
なんだったんだろう
まぁ何となく、なんとなーく有色人種の娘を穢れとして処分しようとするロックジョーに対してくすぶっていた反感に火がついちゃったんだろうなぁと思うんだけど
着火剤がなんだったのかがよくわからんのよね
あれで普通にあそこにいた組織の連中皆殺しにして普通に戻ってきていれば
「あぁ、自分の命に影響はないから気まぐれで助けたのね」
と納得できたんだけど
死んじゃってるからなぁ
まぁここは本筋ではないから別に悪いというほどの話でもないんだけどね
最初から最後まで母親が気に食わなかった
むしろ、序盤のメインキャラクターである妻のパーフィディアが全くハマらなかった
純粋に魅力的だと思えなかったのもきついし
そもそも革命家の話って時点でちょっと警戒しろよっていう話ではあるんで完全に私が悪いんですけど
不法移民を過度にかわいそうな人という風に描いて、解放が正義
みたいな感じが全然肌に合わず
挙句の果てに、子供ができても旦那に任せっきり
挙句の果てに、自分が子育てしないから旦那が子育てしているのに
旦那を娘に取られたって・・・
端的に言ってない
ないです
彼女、結局革命に逃げているわけですよ
本当に移民の自由解放のために戦っていたのかも怪しい
私は、そういうのを錦の御旗にして、暴力をすることに快楽を感じていたタイプなんじゃないか
と感じたし、だからこそ、捕まった後にロックジョーと取引をして仲間を売って何とか逃げおおせた
挙句の果てに、助けてやったロックジョーに対して「私はお前のものではない」
いや、わかるよ?
自分の命と引き換えに仲間を売って、自分を軟禁している男がどんどん出世していっていることに自己矛盾を抱えてどうにかなりそうだったんじゃないかって
わかるけどさ、かごの中の鳥になることを自分で選んだろうがよー
助けてもらって捨て台詞吐いて脱走っすかー信念もくそもないですね
で、正直私、彼女はもともと感情移入させるためのキャラじゃない
徹頭徹尾酷い人間として描いているんだ
と思っていたんです
革命もついで、母親もついで、自分が一番
そういう人物として描いているんだと思ったわけですよ
実際に元仲間からも革命家としても中途半端
と非難されていたし
あの発言で「あぁやっぱり彼女に対するヘイトの感情は持っていても大丈夫なんだ」
と安心して、そこからは割とわだかまりなく楽しめていたのに
いたのにですよ
最後、ウィラにあてた手紙で、本当はあなたを愛していました、あなたを思わない日はありません
もっと平和になったら会いましょう
とか
ふ
ふ
ふ
ふざけんなーーーーーーーーーーー
お前のせいで
お前のせいでボブとウィラは偽名を使って、祖父母と離れてひっそりと生きなきゃいけなくなったんだよ
ろくに子育てしていないくせに愛している?
ふざけんなよ
マジふざけんなよ
こいつは誰の子供かなんてミリも考えない享楽主義者なのはわかってるけど
見ているこっちは他人の子供を自分の子供だと思って一生懸命育てて
そんできっと、いろいろ悩んだ結果として、生みの親より育ての親と
おそらく自分の出自を父に明かさずにウィラはボブと生きていくんだよ
長い長い旅路の果てに、真っ当に生きてきたウィラが人殺しまでして
しかも自分の本当の父親はボブじゃない
ぎりぎりまで追い詰められた娘を抱擁する父親の愛情に心を打たれたあとに
私はこれは正直冷や水だった・・・
ボブもさ、もともと自分も革命家の一味だったから、この手紙を受け入れちゃっているのわかるんだけど見てらんないの
ウィラそういうのにかかわらせないように育ててたんじゃないの?
自由っていうのは失って初めて気づく
そしてもう戻らない
んじゃなかったのかよぉ・・・
最後の最後でうげぇってなってしまってダメでした
マジ無理っす
最後に
まぁなんやかんや言いましたけど面白かったです
絵作りなのかな?
ただ、見どころは情けないディカプリオ
って言われてたけど
私が見たディカプリオ映画
ブラッドダイヤモンド
インセプション
ワンスアポンアタイムインハリウッド
とだいたい情けなかったわw
全部情けなくて、全部面白いからディカプリオ様凄いっすね

