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狂気が拡散していく問題作「JOKERばれなし感想」

10月は気になる映画が多いですね。

そのなかでも、一番気になっていた話題作

 

「JOKER」


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ベネチア国際映画祭で金獅子賞受賞

アカデミー賞の受賞も期待される本作

 

 

 

早速見に行ってきました。

ちょっとネタバレなしで紹介するのが難しい作品でしたが、これは映画好きは見ておいた方が良い作品だと思いますので

まずは見てない人向けに、なるべくネタバレを廃して紹介していきたいと思います。

 

 ・不幸な男がただひたすら不幸を積み重ねていく話と思いきや・・・

 

主な登場人物は4人

 主人公アーサー・フレック :ホアキン・フェニックス

 その母ペニー・フレック  :フランセス・コンロイ

 同じアパートの住人・ソフィー:ザジー・ビーツ

 人気テレビ番組の司会・マレー:ロバート・デ・ニーロ

 

 ザジービーツは デッドプール2のニンキキャラクター「ドミノ」役で一躍有名になりましたね。

 デニーロはワンハリにも出てました。まさか年に2回もデニーロ見るとは

 

 

 主人公のアーサーは、ほぼ寝たきりの母親の面倒を見つつ、コメディアンをを職業にすることにあこがれながら、道化師の恰好をしてイベントに出向く派遣社員

  身体に障害のある彼は、今の仕事を続けていくしかないが、全くうまくいかない。

 閉店セールに駆り出されれば、看板を悪がきに奪われぼこぼこにされる。

 

 小児病院での仕事でもトラブルを起こし、とうとう解雇されるアーサー

 

 その帰り彼は偶発的なトラブルを起こしてしまいます。

 

 もうここまでがとにかく不幸で不幸で、見ていてつらくなります。

 そういう作品だと覚悟していたつもりではあったのですが、ちょっとこういう映画苦手だなーと思いながら見ていたのですが

 ここから大きく物語が変化していきます。

 偶発的なトラブルが、野火のように広がっていき、街を包んでいく。

 

 しかし物語はそれで終わりません。

 重大な秘密を一つ一つ開示していきながら、観客の正気を揺さぶってくる。

 終わったころには情報処理能力が限界を超えてパンクしそうになります。 

 

 おそらく正解は見た人の数だけある。そのような映画だと思いますが、

 DCコミックはもともと怪奇的なストーリーが多かったとも聞きますし、

 ある意味原点回帰なのかしら。JOKERというキャラクターの持つポテンシャルを存分に見せつけられた怪作でした。

 

 ・余談

 

  

 個人的に一番怖かった台詞は

 同じアパートに住むザジービーツ演じるシングルマザー・ソフィーの

 「お母さんは?」

 的な台詞

その台詞を機に

物語の世界がぐにゃっと歪んでいくので、是非それを体感してほしいです。

 

 

ご興味ありましたらネタバレ感想もどうぞ!

 

 

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