最近また麻生さんが漫画ネタで話題になっていますね
麻生太郎さん
昔からマンが好きとして知られて、20年位前には「ローゼン麻生」とか「ローゼン閣下」とか呼ばれていたんだよね
懐かしい
うん、懐かしい
国民民主党・榛葉賀津也さん、麻生太郎最高顧問からマジで漫画「ひらばのひと」を借りてた https://t.co/aO48UIhNp8 pic.twitter.com/AGvEYxcPDw
— Mi2 (@mi2_yes) 2025年10月6日
気になるじゃないですか、とても
んで、ググってみたところ、コミックデイズが一番手軽に読めそうでしたので、
とりあえずサクサク読み始めていますがなかなかこれが面白い
さすが閣下
内容としては、同じ古典芸能の落語と比べ知名度が一段落ち、実際にコンテンツとしての規模も縮小している「講談師」という職業をテーマにした作品で
そんな職業知らなかったし、もっと言えばこのコミックDAYSを運営している講談社の由来だなんてなおのこと知らなかった
落語が創作、フィクションを語るのに対して
講談は史実を講釈する、という感じだそう
全然知らなかったけどこの人この前うちの市に来てたな
見に行った会社の上司チケット全然取れないとか言ってたから凄い人なんだなぁ。。。
マンガ自体もこの方が監修されているとのこと
主人公は中堅の女性講談師泉花
で、師匠のほかに女性の先輩真打しかいなかった一門に新しく入門した男性の後輩泉太郎によって、一門に新しい風が吹いていく
っていう感じなのかな?
常連の観客という目線、新規のお客さんの目線
古くから講談の世界に身を置く師匠の視線
講談の世界にこれから身を置く若手の視線
いろんな視線から、多くの人にとってあまりなじみのない講談という世界をつまびらかにしていく楽しさがあります
個人的には、師匠の「忠臣蔵はすれ違いの物語」というのがすとんと来ました
私、忠臣蔵よりも先に吉良上野介の伝記を読んでしまったので
忠臣蔵に全く感情移入できなかったんですよね
被害者なのに、事件を面白おかしく引っ掻き回す民衆のせいでまるで加害者のような扱いをされ、幕府もそれをないがしろにできず、静かに没落していく吉良家
いや、ひどい話だと思いますよ
面白おかしく騒ぎ立てて民衆を扇動していく瓦版どもと考えると
今のマスメディアの事実を捻じ曲げる体質は江戸時代からだったのかと
まるで安倍元総理暗殺事件のようではないかと
まぁ思っていたんですけど
ちゃんと言葉が足りていれば、松の廊下もなかった、残念ながら赤穂浪士一人一人のエピソードは知らないけれど、少なくともこの作品で紹介されたエピソードは兄弟のすれ違い
そこに味わい深さを感じ、その味わいを引き出していくのが講談師っていうことなんですかね
麻生さんにとっては懐かしい世界かもしれないけど、ぼくらにとっては新鮮で、知的好奇心をくすぐる作品!
連載も最近完結したとのことで、二人の会話の中にあった6巻が最終巻の事
講談って何?って思ったら、まずこのマンガから入ってみるのがおすすめですね!


