Let Life Loose

主に革靴、レザークラフト、映画について語っているblogです。緩く生きたい

本当に世の人々が革靴にルーズフィットを求めているのか真剣に考えてみた。


革靴歴大したことない人間ですが、ちょっと悲しくなったので
自分の思いをつづってみます。

 

きっかけは、こちらのブログです。


要約すると、
Eウィズ以上の靴ばかり売られているのは大衆に求められているからで、

靴クラスタの人間がそれを、

誤ったフィッティングで、それを伝えるのが靴屋の使命だ
といくら訴えても、大勢の人はルーズフィッティングを求めているのだから、そんなことしたら大炎上、君たちがマイノリティなのは変わらない。

ということだと思うのですが。

 

 果たしてそうなのでしょうか?
 個人的なイメージですが、ウィズ標記にあまり意味はないと思っています。ウィズは同ブランド、同木型の中でのサイズでしかないと思っていて、ブランドを超えて比較すべきものではないと思うのです。

 

AというブランドのDウィズよりBというブランドのCウィズのほうが大きいということもありうるのがウィズだと思います。


 それに、Eウィズで大きいのであれば、捨て寸がある限りにおいてサイズを落とせばいいと思うんですよね。


 だから実は靴クラスタ側もそこまでウィズにはこだわっていないと思うんです。もちろんウィズの展開が多いに越したことはないですが、木型一つ作るのもコストがかかりますので。

 そこで問題提起をしている人は確かにちょっと落ち着こう、とは思いますが。

 

 ですのでEウィズ以上しか買わない≠ユーザーはルーズフィットを望んでいる
 だと思うので、
 とりあえずユーザーの大多数がルーズフィットを望んでいるのか?という点で思ったことを書きなぐろうと思います。

 

 思ったこと、というか、微妙に違うんじゃないかな?ということですね。

 まず同じブランドの木型であっても日々進化していて、例えば、スコッチグレインも細身の木型にアップデートしています。

 

 
まずは細身の足の持ち主の多い20代~30代を対象とした「オデッサ」シリーズに用いることにした。販売を開始した結果、想定外の喜びももたらした。

 「従来「3E」の靴を好まれていた40代以上のお客さまからも、同じくらい多く買っていただけたのです。理由を探ると『足へのフィットとはどのようなものか、これでようやく理解できた!』との声が多く寄せられていました」


 ウィズが同じであっても昔と変わらないタイトさのものが売れているわけではないということになります。

 それに、これが売る側と買う側の理想的な関係だと思うのです。
 ユーザーが緩い靴を求めているから緩い靴を売っている。
 から、

   ユーザーの知らないユーザーが本当に必要としているものを提供する。


 確固たる理由でルーズフィッティングを選ぶ人も、この人の言う”超マイノリティ”に属すると思います。


 多くの人はただ漫然と、購入時にいたくないという理由で買っているだけだと思うんですね。もちろん急にきっつきつの靴を薦められたら嫌がると思います。

    でも、今はいている靴よりも少しきつい靴を、丁寧に説明しておすすめすれば、客とメーカーに信頼関係もあるでしょうが、悪いリアクションは返ってこないと思うのです。

現にこのスコッチグレインの記事では返ってきていませんね。
 

 また、細身のフィッティングは求められているのか?という点については
 オリエンタルのオリジナルシューズと
 REGALの上級ブランド「シェットランドフォックス」で取り上げているマッケイグッドも、強調しているのは「ウェストの絞り」ですよね。恐らく既存のものよりも窮屈なはずです。


 


 私は残念ながら参加できませんでしたが、先日伊勢丹で開催された靴博2019シークレットプレビューでは、フィッティングを意識した木型の伊勢丹オリジナルシューズやビナセーコーのペルフェットが公開されたそうです。

 

 こちらは実物を見ておらず、履いてもいないので確かなことは言えませんが、木型を作成した人の名前を前に出していますので、フィッティングにこだわった木型なのは間違いないでしょう。

 スコッチグレインや伊勢丹は、間違いなくエントリーユーザーの意識改革に取り組んでいます。
 そして、エントリーユーザーが次に手を出すミドルレンジの靴も木型の細さを意識しています。


 さて、最初の命題に戻ります
 
 緩いフィッティングをユーザーは本当に求めているのか?

 繰り返しになりますが、私は違うと思います。
 緩い靴の履いている方は、

   それを履きたい!

 と思って買っているわけではないでしょう。
 ドレスコードがあり、仕方なく履く中で、何となく手にしているだけだと思います。

   そりゃ、しっかりと理屈を提示できなければ、あえてきつきつの靴を履きたいとは思わないでしょう。


 それに、本当に皆が好きで履いているならスニーカービズもKutooも起きてないよね。
 彼らは、正しいフィッティングを知らないがゆえに体に異変をきたし、反旗を翻したのです。まぁ後はスニーカーよりも高いっていうのもあるかなー


 私もそうでした。
 ただ漫然と大きめの靴を履き、靴擦れの原因もわからず、結果、医者に診てもらうことを靴屋に薦められるような足になっています。

 

belphegor729.hatenablog.com

 


 私の奥さんもそうです。足に合うパンプスがなく、仕方がなく大きめの靴を履き、足を痛め、靴に対するヘイトはそれはもうものすごいものでした。 

 

 私はたまたま良い情報に出会い、革靴に対するヘイトを持つことなく今に至れています。

 

belphegor729.hatenablog.com

 


 ですがスニーカービズが受け入れられ、kutooがこれだけ盛り上がっていることは、ユーザーが大きめの靴を選びがちだという点と関連して考えたほうがいいと思うのです。
 選択肢が増えることは良いことだと思います。しかし、これらの活動に、履ける靴の選択肢を増やすのではなく、今まではいてよいとされた靴を履いてはいけないようにしたい。という思想も存在することは、そこには革靴・パンプスに対してヘイトが存在しているからだと思います。

    ヘイトの原因は何でしょうね。足に合わない靴を履いていることに気づいていないからではないですか?

    


 ですので、ユーザーが大きい靴ばかり買うので売っている、ではなく、最初のスコッチグレインの記事のように、ユーザーに新しい体験の提案をする。
 伊勢丹のように、靴に親しみを持ってもらうようにイベントを企画する。
 提供側が積極的に提案をしていくべきだと思うし、してきていると思うのです。
 炎上しないようにね。


 誰も意見を求めていない人に意見しろなんて言っていない。
 そんなの炎上するの当たり前。
 緩いフィッティングで健康上問題ない方であればそれはそれは素晴らしいこと。別にタイトに履かれてもよいですし、ルーズに履かれてもよいと思います。

    ただ、世の動きを見るに、そういう方ばかりではないですよね?


 今、ルーズフィッティングをしていて悩んでいて、でもジャストフィッティングを履くことに今一歩踏み出せない。
 そして、そのことに自分自身気づいていない、そういう人に、どうアプローチをするか。


 私の周りには、それを真剣に考えている人ばかりだし
 きっと販売側の方々も、その難題に日々立ち向かわれているのだともいます。

 

    なんか、見えている世界が違いすぎてくらくらする。この方の回りにはそんなに悪意のあるユーザーが沢山いると言うことなのでしょうか。であれば悲しいことです。

   

 

 

 最後に、ウィズの話を少し
 そもそも、Eウィズ以上しかない理由がユーザーがルーズフィッティングを好むからだとして、Dの人間がEを履くのはいいでしょう。
 ですが、C以下の人がEを履くのはダメですよね。その中の多くの人が体を痛めます。 
 多分ですけど、C以下の靴を求めている人は、最初から自分がマイノリティだって自覚してますよ。
 いわれるまでもなく。
 他人のフィッティングどうこうではなくて自分が履ける靴がないことに困っているのです。そしてそういう人は、お店に履ける靴がないことに怒っている人はいないと思うんですよね。
 そのことに気づく機会を提供してほしかった、という人はいると思いますが。

 
 足が小さい話と、ルーズフィットを好む話は別で論じたほうがいいと思います。

 

 ちょっと話が行ったり来たりして書きなぐり具合がひどいですね。

   この方が見ているクラスタも違うところにあるのかな。

    確かに昔見た2ちゃんのスレは悪意に満ちてはいたかも。