今回はかなり状況が混線してきた感じ
ジモとフラッグスマッシャーズをめぐって
バッキー&翼・2代目キャプテンズ・ドーラミラージュ
が入り乱れる展開
ただなぁ
ちょっと展開がありきたりというか、”見える”展開だったなぁ・・・という気もしないでもない
「ここは俺に任せてくれ」→任せない、そして敵の信用を失う
ジモをめぐってキャプテンズとドーラミラージュが乱闘→ジモ逃げる
ちょっとこの2つの展開は陳腐かなと
まぁジョンウィックの脚本だしなぁ・・・あんまり凝ったことはしないか
バッキーとサムは凸凹コンビぶりが極まってきた感じ
サムとカーリか差しで会話しようとしたところに、ジョン・ウォーカーが乱入したとき
あまり積極的にバッキーは止めていなかったように見えたんですよね。
普通にジョンに説得させられたのでは?
そこを責めないサムが一番大人というか、もめたほうが盛り上がったんじゃないの?という気もするけどまぁジョンウィックの以下略
今回の目玉は
ジョンの闇落ちと米国政府の思惑ですね
全開爆破された施設はGRC(世界再定住評議会)だったことが判明
そして、カーリを殺害するために米政府(GRC?)が仕掛けたことのはずなのに
その罪をカーリらフラッグスマッシャーズにすべて押し付けている。
自作自演ですね。
フラッグスマッシャーズは恐ろしい組織だというニュースを聞いているとうのスマッシャーズのメンバーの弱弱しい表情はわざとなんでしょうね。
そして、フラッグスマッシャーズら超人たちに圧倒されただけでなく、ワカンダでの訓練を受けただけのドーラミラージュにすらいいようにあしらわれたことで
今までの自分の経歴に裏付けられた自信がバッキバキにおられたジョン・ウォーカー
超人を近くで見て、親しく接してきたからこそ、超人血清を即答で拒否するサムと
アベンジャーズを憧憬の目で遠くから眺めていたジョンの
ヒーローになってからの経歴の違い、今までの立ち位置の違いが明確に表れたシーンでした。
しかし、アメリカンスナイパーといい、本作といい、やはりアフガン戦争は地獄だったんですね・・・
そんな地獄からの帰還者のカウンセリングを行っていたサム
帰還者そのものであるジョン
ここもやはり、二人の思想・立ち位置が正反対であることを示しています
相棒のホブキンスを喪い
アメリカの正義の象徴を血で染めてしまうところを世界中に見せてしまった
ジョン・ウォーカー
おそらくこれでキャプテンアメリカというアイコンはその価値が地に落ちるでしょう
動機が違い過ぎるので情状酌量の余地はあるとはいえ
同じキャプテンアメリカの行為としてあまりにも皮肉が過ぎる
SNSを通して全世界にその姿をさらしてしまったことも致命的
挽回しないといけないジョンは
手に入れてしまった超人血清を迷わず使う
あ、もう使ってたんですね
これこそジモが一番危険視していた状況
カーリの殺害を後回しにしてまで破壊したはずなのに・・・
やはり、ジモはヴィランではなさそうですね。
過去の罪によって正道で動けないだけで、目的と動機は決して悪ではない
とは言え、狙っていたことではないだろうけど
キャプテンアメリカというアイコンが血で汚れたのは
ジモにとっては願ったりかなったりではあるのかな
スティーブだけはキャプテンアメリカの名前を背負えることはジモも認めるところでしょうけれど
逆に言えばもはやキャプテンアメリカの名を背負える、またはヒーローの名を背負える純粋なる正義はスティーブだけということ、そのスティーブはもういないために
もはやヒーローは存在しないということを証明する出来事でもあります
しかし・・・
本作は違う正義のぶつかり合いとのことですが
やはり一番歪んでいる正義はジョンとそれを要する米国政府のように見えるなぁ
最初の話に戻りますけど、フラッグスマッシャーズを陥れるためにGRCの職員を巻き添えにしているわけですしね・・・
超人血清がキャップが打ったものと同じであれば、
良い人はより善人に
悪い人はより悪に染まるわけで
ここまで闇落ちしてしまったジョンは
間違いなく第2のレッドスカルになる
ジモとバキツバとの会話の中で丁寧に前振りしていたんですね。
なんか、ハルクVSあボミネーションを想起しますが
米国の実験(再開した超人血清実験はもともと米国政府が始めたものですしねぇ)
によって暴走した米国軍人をアベンジャーズメンバーが止めるという展開になりそう。
バトルスターことホブキンス死亡ということは、ジョンも
ワンダヴィジョンのアガサのように一旦は退場かなぁ