Let Life Loose

主に革靴、レザークラフト、映画について語っているblogです。緩く生きたい

ブロセントについて語らせてほしい

 

 初めての本格紳士靴は、コードウェイナーのスエードダブルモンクでした。

 今思うと自分でも結構とがった選択だったなぁと思うのですが、足に合わず、四苦八苦したうえでたどり着いたのが、宮城興業で、足に合う靴は体の調子も良くしてくれるのかと感動することしきりでした。

 

 

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 で、よいものを買うと人間欲が出るもので、もっと良いフィッティングを、もっと良い靴を、と調べた結果、たどり着いたのが、このブロセントさんと、レザーポートさんの名も無きビジネスシューズでした。

 

 

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 どちらを買うか凄い悩んでて、レザーポートさんに会いに、お台場の稲妻フェスに行ったり、 

 フィッティングがぐずぐずになったコードウェイナーの中敷きを作ってもらいうついでに試着をしにブロセントさんにお伺いしたりしました。

 どちらも多分2018年の3月か4月かなぁ 

 で、まぁ結局どちらも買うのですが、ブロセントさんもレザーポートさんと同じくらいファンになったので、ブロセントさんとそのオーダーシューズについて紹介していきたいと思います。

 

 まずブロセントさんについて

 

 

 ブロセントさんは、某紳士靴店Tで長い間活躍された清水さんと(カルミナを日本に初めて輸入されたとか、そうでないとか)

 シューケアブランドで長く染め替えなどをされた本間さんの2名で営まれているオーダー主体の紳士靴店です。

 後輩の靴を買いに行ったときに思ったんですけど、Traiding P〇stさんってとてもフィッティング丁寧なんですよね。フィッティングに関する知見も多くある。少なくとも、自社で扱っている靴についてはしっかりと把握されている印象があります。

 そんなT社で働いていた清水さんのフィッティングセンスと、T社時代にラストの開発などに携わっていたこともあって、その時の自分の知見をふんだんに盛り込んだオリジナルラストは、一度試着されてみることをお勧めします。

 

 また、フィッティングの知見があるということで、インソールの提供サービスもとてもお勧めです。フィッティングチェックを行った後で、ヌメ革を切り出して靴に合ったインソールを作成してくれて2000円~なので破格です。

 

            

 

 また、インソールを作るまでもないと判断されたら、もっと安い既製品の案内もしてくださるので、売り上げではなくお客様目線での接客をされていて、きっと皆さんファンになると思います。

 

 半地下のバーを改装した店舗もとてもおしゃれ。本間さんが染め替えに使っている染料の瓶がお酒みたいでまた良い雰囲気になっています。

 本間さんも癒し系ボイスで、シューケアの知識も豊富!

 本間さんの革染めのスキルがあってのブロセントのサービスとも言えます。私も決め手は本間さんのパティーヌ技術でしたし、また一足染め替えを行っていただきたいなとも思ってます。

 

 

ということで、私の靴です

 

 

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こちらはBrosentの2アイレットチャッカブーツ 「Alice」です。

 アノネイのヌメ革に、本間さんの手染めでミュージアムカーフ風に仕上げていただいています。

 

 

 

 ミュージアムカーフ風の仕上げははじめての依頼だったそうで試行錯誤されたそうですが、とても素敵な仕上がりになってます。

 

 木型の調整は右足の小指にお願いしています。木型の調整情報はcm単位でデータ管理しているそうです。凄み

 

 またブロセントさんの商品の特徴として、靴の名前がすべて女性というところがあります。靴を女性としてとらえてる感じ、いいですよね。よくない?

 

 

 ちなみにこの靴のほかに購入時に悩んでいたのは、チェルシーブーティーの「Victoria」

 「ルパンの娘」というドラマの衣装の発注があったそうで、渡部篤郎さんがドラマ中で履いているそうです。

 

 

 悩んだ結果、あまりにもかっこよすぎて気後れしてチャッカにしたのですが、チェルシーでもよかったかなぁと今でも少し悩んでます。

 まぁでもいいんだ。アリスちゃんって名前がかわいいよね。

 やっぱり名前があると愛着がわくと思うんですよ。それが女性名だとなおさら良いですよね。いいセンスだなぁと思います。

 

 

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こちらサイドビュー
清水さん渾身のラストとそれを形にする日本でも有力な製靴会社セントラルさんの技術力で出来上がったこのふまず。ググッとすぼまっているのがわかると思います。この履き心地はぜひ試着をしに行っていただきたい。
 ラストはセミスクエアとラウンドの2種類で、履き心地に違いはないそうですが、個人的にはセミスクエアのほうが履き心地が好みでした。そこらへんもぜひ味わってほしいですね。

 

 

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  ソールは最高級品のJ.レンデンバッハのオークバークソール。

 デフォルトでの設定がオークバークソールですのでこんなに贅沢なことはないです。

 オークバークソールは固いために履き始めは靴ずれが起きやすいといいますが、木型が良いからか、私は全くそんなことはなくて、履き始めからしなやかに足についてきてくれました。

 踵はタイヤメーカーのコンチネンタル社によるトップリフト。

 ポルシェで採用されている会社の製品と聞くとグッとくるものがありますね!

 

 清水さんが惚れこんだトップリフトだけあって購入して1年たちますが、踵のヘリがほとんどなくて、能力の高さがうかがえます。

 次ほかの靴で踵がだめになったら、ブロセントさんでコンチネンタルトップリフトに変えてもらうんだ。

 

  ブロセントさんの靴のラインナップについて

 ブロセントさんのオーダーシューズは長い間インポートシューズに触れてきた清水さんがデザインしていて、定番のものから珍しいデザインのものまでいろいろ用意されています。
 チェルシーブーティーのビクトリアのゴムの劣化を考慮した独特のサイドゴアのデザインだったり、キャップトウについても、通常のストレートのものから、斜めにずらしたスライドキャップ、

 

ハイブランドでよく用いられるダイヤモンドヤップ

 

など個性的です。

ビンテーシューズでもよく見受けられるショートウィングも素敵ですね!

 


 個人的にはサイドエラスティック/ダイヤモンドキャップのマリアちゃんが気になりますね。レジーマンデザインが出たらすごくほしい。
 あと、これも個人的になのですが、内羽根のデザインがすべてアデレイドなので、普通の内羽根もあるといいなぁと思ったり、思わなかったり。そしたら黒でストチ一足欲しいです。
 グレーのミュージアムカーフみたいな染めで。
 アデレイドでレースステイ部分のみ同色異素材のコンビよくブロセントさんで提案されていて、それもすっごくかっこいいんですけどね。

 

 

 

 おまけ、同色のベルト

 

 ブロセントさんは本間さんの前職の関係で、荒井弘史さんの靴を置いているFANS浅草さんでも提供している、「振り子ベルト」という面白いアイテムを扱っているのですが、ブロセント独自のサービスとして、こちらもヌメ革のパティーヌをすることができます。

www.brosentshoes.com

 

 

 こちらのベルトもセールの時に購入して、靴と同色で染めていただいたので、そちらも紹介します。



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振り子ベルトはピンで留めずバックルと革の摩擦で固定するため無段階で調整することができるので、飲み会でも重宝してますw

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最後にblogについて

 

 

belphegor729.hatenablog.com

 

 最後に、ブロセントさんは定休日である水曜を除いて毎日ブログを更新しています。
 ブログの内容は、オーダーシューズの紹介
 オーダーシューズのオーダーの仕方のアドバイス
 靴のメンテナンスのアドバイス
 フィッティングのアドバイス
 など多岐にわたり、またどれも有用な情報ばかりです。
 フィッティング理論やメンテナンスなどは、有用ではありますが、多くのサイトで披露されている情報でもあります。
 
 ですが、パターンオーダーのアドバイスは、なかなか情報提供しているサイトは少ないのではないでしょうか。
 これはオーダーを専門としているお店のブログならではだと思います。
 数百になるオーダーシューズのサンプルと、その中でお二方がこれは、と思ったオーダーを解説付きで見ることができるのは、ブロセントさん以外でオーダーをするときにもきっと役に立つと思います。

 

 以上、ブロセントさんの紹介でした。
 とても力のあるお店で、オーダーされた方の評判もとても高いと思うのですが、あまり周りでオーダーされている方を見ないので(一人くらい?)
 是非足を運んでもらって、お二方の人柄に惚れてもらって、うっかり一足オーダーしてもらえればと思います。

 
 ちなみに、ブロセントさんで取り扱っているクリームは、イングリッシュギルドと言うブランドで、ほどよくロウ分があり、ワックス苦手なんだ、と言う方がほどよく靴を光らせるのに最適です。

 

ペネトレイトブラシもかっこいい!