私、ファンと言うにはちょっと歴が短すぎるのでちょっと気が引けるのだけれど、ガイリッチー監督すきなんですよ。
ガイリッチー監督は、キックアス名を上げて、X-MENのプリクエルに抜擢され、キングスマンでその人気を不動にしたマシューヴォーン監督と作成した
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」
でデビューし
アイアンマンで人気が復活し たロバートダウニーJrを主演にした、戦って推理するホームズを描いた
「シャーロック・ホームズ」
やスーパーマン役で不動の人気を得たヘンリーカヴィルをスーツの似合うスパイ役で抜擢した50年前のスパイ作品のリメイクである
「 コードネーム U.N.C.L.E. 」
等を手掛けた監督で、スタイリッシュなコマ割りを得意とするハードボイルドな作風の監督です。
あ、シャーロックホームズ3製作開始おめでとうございます!
コードネーム U.N.C.L.E.2待ってます。まじで。続編ヤル気満々やったやん(T_T)
この二作はこれ以上触れると戻ってこれなくなるくらいすきなので、また別の機会で語りたいのですが、まぁそういった作風の監督なので、アラジンの監督かガイリッチー監督だと聞いて正直耳を疑いました。
さ、作風が違い切る過ぎる…
とは言え、ガイリッチー監督のスタイリッシュな作風がアラブの世界観と合致したらどんな化学反応が起きるのか楽しみで見てきました!
あらすじです
ダイヤモンドの心を持ちながら、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジンが巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミンと、 “3つの願い”を叶えることができる“ランプの魔人”ジーニー。
果たして3人はこの運命の出会いによって、それぞれの“本当の願い”に気づき、それを叶えることはできるのだろうか──?
謎の船乗りが子供たちにアラジンの物語をせがまれて話し出す往年のディズニーにありがちな始まり方をする今作ですが、一番感じたのは今のディズニーの価値観が強く現れているな、と言うことでした。
主人公はほぼほぼジャスミンですね。国を憂い、自ら行動する力強いヒロイン。
その分本来主人公であるはずのアラジンが影が薄くなっている感じがあります。少し受動的かなぁ。
それによって結末も少し変わっています。
ハッピーエンドなのは変わらないですし、とても素敵なエンディングですけどね。
ジャスミンマジ格好いい。
そして歌が本当に上手。本当に美声で、感情をのせたその歌いかたは強く心に訴えかける感じで心が震えますね。スタッフもそこがイチオシポイントなんだろうなぁ。一瞬彼女の歌のプロモーションビデオと化します。そこもアラジンはちょっと弱いんだよなぁ。吹き替えはどうなんでしょうね?なかなかオリジナルを越えるのは難しいのではなかろうか。
て、え?ジャスミンパワーレンジャーのピンク?あ、なんかよくわからないけど凄く嬉しい。凄い良い役をもらいましたね。
みんな、パワーレンジャーも見るんだ。パワーレンジャーも良いぞう。
しまった、また脱線した。もう脱線しないと決めてたのに、予想外の朗報につい…
で、正直アラジンについて語ることはあんまりなくて、次にみんなの目をさらったのはやっぱりウィルスミス役のジーに…間違えたジーニー役のウィル・スミスです。
アニメ版はアラジンのパートナーで自由人と言うイメージかなぁと思うのですが、ジーニーと言う個のパーソナルな部分にもフォーカスを当てていて、その結果のジーニーの選択はなんと言うか、とても素敵な結末でした。
あと、アニメ版でも彼のコメディアンなムーヴは印象的でしたが実写になるとまた違ったよさがありますね!ウィル・スミスも楽しんでやっているのが凄く伝わりました。
またその楽しげなシーンですが、ガイリッチー監督のスタイリッシュな画面構成がいかされていましたね。派手なパレードのシーンや、アラジンが憲兵から逃げるシーン、あとは後半アラジンがあることに気づくシーンなど、
「ディズニー映画だけど、撮ってるのおれやで!」
と言わんばかりにガイリッチー節が炸裂するのがなかなか良い感じでした。良いぞもっとやれ。ガイリッチー感じがあります良さをディズニーファンにも見せつけるんだ!そしてそしてコードネームuncleの続編を…
と、いけない。
まとめ
スタイリッシュな映像とジャスミンの美声、ジーニーのハチャメチャなムーブは是非大きな画面で見ましょう!
2時間前後なのでそこまで長くもないですので、デートムービーにも最適ですね。
最後に、ガイリッチーは良いぞ!