前回のブログでLeather Port さんの靴を紹介しましたが
Leather Portさんのプロダクトは革小物も素晴らしく、ただ、あまり革小物の紹介をされている方がいないような気がしたので、ここで紹介したいお思います。
と、いっても、私が所持しているのはベルトだけなのですが・・・
といいつつ、まずは名も無きウォレット!
持ってないけど欲しいんですよね。
欲しいんですけど、財布は自分で作りたい欲求もあって手が出せてないです。
ラインナップは三種類。
ブライドルレザーウォレット
ヌメ革ロングウォレット
ヌメ革バイカーズウォレット
ブライドルレザーウォレットは、イギリスの名門トーマスウェア社の一級品を用いています。
トーマスウェアはIronBootsにコードバンの供給もしていて、Leather Portさんとは縁が深いですね。
一般的に革の染色は表面にとどまることが多いです。表面から内部にはなかなか染料がしみていかないんですね。
ですが、こちらで使われているブライドルレザーは、内部まで染料で染色されている芯通し染めです。
通常の染め工程よりも手間がかかっており、また染色の工程で革としての質が落ちることもあるそうで、革質の見極めもとてもシビアになると思われます。
職人の目利きによって高い品質が守られているといっても過言ではないですね。
私はこの財布がすごくほしいです。
ブライドルレザー素敵なんですよね。はじめは「プルーム」と呼ばれる蝋が表面に浮いた状態なのですが、それが取れていくにつれ、しっとりとした光沢の革が顔を出してくる。1枚で2度おいしい革なんです。
ただ、ブライドルレザーなら何でもよいかというとそうでもなくて、やはりプルームが取れた時に、革本来の質が表れてきて、がっかりすることもあります。
サイト上でも職人の目利きの良さに自信を持っていらっしゃるので、きっと最高の相棒になると思うんですよね。
ヌメ革ウォレットもまた上質なヌメ革の、厚みのあって丈夫なベンズ(お尻の革)を使って作成してあります。
こちらは最初はシンプルな生成りの革ですが、その分ブライドルレザー以上にエイジングを楽しむことができる革で、日焼けしてあめ色になった状態は世界に一つしかないまさに自分だけのレザーアイテムになると思います。
また、個人的になんですが、コバの仕上げがとても素晴らしいんですよ。
レザークラフトをやっている人は首肯してくれると思うのですが、コバの仕上げは本当に腕に差が出ます。簡単そうに見えて、ここまで均一的に美しく仕上げるのは至難の業で、それを一番堪能できるのは、ブライドルレザーよりもヌメ革なのかなぁと思います。
次がOWN BELT!
こちらも名も無きヌメ革ウォレットと同じ、イタリア製の上質なヌメ革のベンズのみを使用しております。
革質が素晴らしいのでバックル周りはとてもシンプル。
名も無きウォレットの職人とはまた別の方が作られていますが、こちらもアメ色のコバがとても美しいです。うっとり。
エイジングサンプルがサイトにも掲載されていますが、本当にヌメ革は日焼けすると美しいですね。さらにうっとりします。
また、オーダーメイドのいいところはジャストサイズに仕上げられるところですね。
店舗に行ってサイズ確認してもいいですし、自分で測っても大きく失敗することはないです。
ただ、私が持っているベルトはこれではなくて、
Cleaf というまた別の職人のブライドルレザーベルトです。
Cleafはブライドルレザー専門のベルト職人で、ベルト用の革の目利きがとても素晴らしい職人さんです。
当初は買う予定がなかったのですが、ベルトを作成可能なレベルでの芯通し染めブライドルレザーを奇跡的に確保できたのことで、数量限定で受注があったので購入しました。
確か、トーマスウェア社かセドウィック社のブライドルレザーだったと思います。
セドウィック社はトーマスウェア社からから革を仕入れてブライドルレザーとして仕上げているそうでです。両社ともイギリスの老舗タンナーですね。
ということで、以下写真
バックルも+オプションで艶消しが渋い感じです。
超お気に入り
Leather Portさんが見初めた小物職人さんは総じてコバの仕上げが異次元です。このベルトもコバが銀面と変わらないくらいつるっつるしてます。とぅるっとぅるです。
ただ、残念なことに、現在職人さんは病気療養中とのことで、新規の受注はしておりません。
自分のベルトのバックルの仕上げを見てふと気づいたことはありますが、まぁ心のうちにしまっておきつつ、ご回復いただいて、元気に復帰されることを心よりお祈りしております。
ということで、前編で靴・後編で小物という形で紹介しました。
ご興味わいてきましたら、ぜひ印西の店舗にお伺いしてみてください。
最寄りは印西牧の原駅、事前に相談することで、駅に迎えに来ていただけます。
また、店舗では基本的に井熊様一人で接客されてますので、事前に予約を入れてからお伺いしてください。
また、昨年度より、稲妻フェスティバルというイベントに参加されています。
年2回程度開催されていて、うち1回はお台場が会場のようです。
お台場で開催されるときはLeather Portさんが出展されるかもしれませんので、千葉は遠いけど、お台場なら・・・という方は、ツイッター等SNSをご確認されるとよいと思います。
以上!お付き合いくださりありがとうございました。
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