LetLifeLoose

映画、漫画、革のブログです

Enlightmet でZinryuさんの新作チラ見

ブーツの展示会に行って

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羅紗シャツを作ったあの日

 

 


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ちょうど恵比寿で、ハンドメイド作家さんの合同イベント「Enlightment」が開催されていたので、こちらものぞきに行きました

といっても、あまり時間が取れなかったのでオリジナル木型でブランド展開している

Zinryuさんのブースしか見れなかったのですが・・・

Three2Forさんのアイテムも見たかった・・・

 

イベントを見に行ったのは多分3回目くらいだとは思うのですが

 

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思うのですが、

最初に行ったの4年前か・・・

なんかもう当時とは状況も環境も大きく変わっていてくらくらする

一緒に行った友人が靴を購入していたブラスクハウスさん閉業しているくさいし

私自身もこのころほどはSNSもブログも更新していないですねぇ・・・

 

それはさておき、今回のEnlightmentではZinryuさんが新しい木型のサンプルを用意しているとのことだったので、その代わりに放出されるサンプルセールにも興味をひかれながらお伺いしてきました

 

到着と同時に早速お買い上げされていくヒグマ革のモンキーブーツ

マジでぐうかっこよでした

ワイルドな感じがすごく良くて、自然そのままの強いシボがシャークスキンを彷彿とさせる感じでしたね

 

次に手に取ったのが、甥っ子さんのために作ったというエゾシカの革をブライドル仕上げにしたかなり個性的な革のチェルシーブーツ

ありがたいことにこちら試着させていただくことができました

しっかりとした革で、華美な感じではないものの、道具としての靴の剛健さを感じられる作りでした

勝手な印象ではあるんですけど、レイジーマンだったり、チェルシーブーツだったり

ゴムで足を抑える靴は木型の良しあしがすごく出ると思うんですよね

私が一番ヘビーユースしているBrosentのベルテッドブーツもベルトに隠されたゴムで足を抑えているのでやはり良い木型なんだなと

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そのほか、新作木型のサンプルシューズも試着

私は普段25.5を履いているのですが、割とタイト目なつくりなのか、26.0でジャストフィットでした

ただ、私の踵にあるこぶの調子が非常に悪く、ばっちりフィットかというとなかなかむつかしいところではありました

こればっかりはなぁ・・・

ある種障害に近いので木型云々ではなく靴の作りで回避しているところなので、微妙なところです

そのほかサンプルシューズたちをパシャリ

これは確かゾンタのカーフ

これもブライドルだったかなぁ

今回の展示は非常にブライドルレザーが多かった

私が革靴に興味を持ち始めたころは、ブライドルレザーは固すぎて革靴には使えないというのが定説だったので、そこも変わっていくんだなと不思議な気持ちです

 

ということで、2週間も前の話題になってしまいましたがEnlightmentを見に行ったお話でした

本当は最初に行った通り、Three2Forさんの財布を見てみたかったので

次の開催は頑張って時間作って見に行きたいところです

 

 

 

石原靴工房作品展示会も見に行きましたよっと

正直なところを申しまして、靴作りに興味がないわけではないんですよね

靴作り教室は一通り調べていたりしますし、当初の予定では、東京に出向していた時に、仕事帰りに教室に行けたらとか考えていたりもしました

コロナですべてがおじゃんになりましたが

そんな私がインスタフォローしている靴教室が

石原靴工房さん

こちらでちょうど、生徒さんの展示会があったので、

クジラさんのビスポークを受領したついでに、

 

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(ほかにも2か所寄り道しながら)クジラさんと一緒に見に行きました

 

場所は浅草、最寄りはつくばエクスプレスのほうの浅草駅

本当に徒歩5分くらいのところでした

 

 

中に入ると、生徒さんごとに靴がまとめられ、所狭しと並んでいました

現場では奇跡の出会いがあったり、それを横目に見ながら案の定人見知りを発動させたりと、自分のメンタルのままならなさにもやっていたのですが

作業を終えて教室から帰ろうとする生徒さんが声をかけてくれたので少しお話をすることに、

こちらの教室は今回の展示会場にもなっている1階が製甲、2階が底付けになっているそうで、底付けの方法は、ハンドソーンのみ

革は先生がまとめて購入しているそうで、それを買ってもいいし、自分で持ち込んでもいいし、という感じとのこと

実際、展示されていた靴の中にはハイブランドの型押しレザーを使ったと思われる靴もあったりして(写真撮り忘れてる・・・ロシアンカーフかと思ったけどアノネイだったんですね)

課題靴を何足か作った後に、自分で型紙を起こして靴を作るみたいですね

とはいえ、課題といっても大まかな靴の種類を指定するだけで、結構デザインは自由そうだなという印象を受けました

このクレイジーパターンのブーツなんて本当に斬新

作っているとき楽しかったろうなぁ

生徒さんには女性もいらっしゃるようで、こちらの靴はレディースサイズ

赤いフルブローグというのもさることながら繊細な感じが非常に素敵です

いろんな作品があった中でも、一番びっくりしたのはシームレスホールカットですね

1枚革のどこにも縫い合わせがない、ぐるっと1枚の革で作られている超絶技巧の靴です

どんだけレベル高いねんっていう

天才はいる、悔しいが

ってやつですかねぇ

そんな感じでいろんな作品を見ることができて非常に満足でした

まぁ私もやってみたいと思いつつ、子供二人抱えてだとなかなか行動に移せないのが実情ではあるのですが

千葉県南部に靴教室がないのもネック

でも思いはくすぶっているので、いつか実行に移せたら、ブログでも進捗を報告していきます

その前に関東の靴教室一覧でもまとめて記事にするかなぁ

 

kujiraさんのビスポーク「#blue_whale」2足目受領してきました

4年前に革靴のイベントでお会いし、靴のオーダーを始められたということでその時に1足誂えていただいたのが、私のビスポークシューズデビューでした

 

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そのあと、のちに2022年のワールドチャンピオンシップインシューメイキングで2位になるカタオカさんのsiroenoyosuiで1足誂えてもらい

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もうビスポークは終わりかなぁと思っていたのですが、

ふと、せっかく木型を作っていただいたので、ツイッターでご連絡を取り

もう1足誂えていただくことになりました

 

1足目の時点でかなり破格でしたが、今回はすでにマイ木型があるということ

基本的には、1足目のレイジーマンデザインを踏襲することから

木型あり、型紙ありの金額でお願いできました

正直なところ、昨今の革靴の価格高騰によって

海外製の革靴の値段がとんでもないことになっているので、

 

本当に良いお買い物をさせていただきました

 

 

 

オーダー詳細

今回のオーダーに関して、お願いしたことは4つ

木型は前回のまま

デザインは、前回のレイジーマンを流用したセミブローグ

しし座をモチーフにしたメダリオンを入れる

アッパーは、ヴィテッロ・フィオーレを使う

 

ただ、やはり4年前の木型ということで、クジラさんなりにいろいろとご配慮いただいたようで、今のクジラさんの知見をもとに多少(かなり?)削っていただいたとのこと

ありがたい話です

メダリオン

メダリオンは、やっぱりビスポークなら独特のデザインほしいよなと思い

Siroenoyosuiと同様にしし座をモチーフにしたものを起こしていただくようお願いをしました

Siroenoさんはライオンそのものを意匠として書き起こしましたが

今回はしし座のマーク♌をモチーフに作ってもらいました

それがこちら

しし座のアイコンをかがみ合わせにしたようなデザイン

左右非対称の、そのままメダリオンにするにはちょっと不格好になりそうな形をうまく左右対称にされたなと思い、これで行くようお願いしました

 

革について

今回お願いしたヴィテッロ・フィオーレは

私自身がレザークラフトでよく使用している革で、今使っているスマホケースにも使用しています

子牛の皮をタンニンで鞣しした、タンドカーフとも呼ばれる一級品で

やわらかくしなやか、また子牛のため1頭からとれる革の面積も少なく

非常に価値のある川だと思っています

革靴に使われる革はクロム鞣しが多いため、結構作るの大変なのかなと思いましたが案の定かなり苦労されたようで、そういった意味でも大事にしないといけない靴になりました💦

タンニン鞣しである、というところがどこまで異教出ているかわからないですが

オイルを充填させた、バケッタ製法で作られた川であるため、テンションをかけるとかなり伸びるようです

 

主な販売元であるレザークラフトフェニックスさんでは、靴にも使える革ですよー

という記載はあるんですけどね

実際紳士靴で使われているのは軽くググった感じではなさそうでした

ヴィテッロ・フィオーレを製造しているGUIDI社そのものが、アパレルの展開をしていて、ブーツに使われているらしいことは知っていたんですけどね

また、オーダー後にこの革で靴を誂えているブランドも出てきました

 

いざ納品

11月末、完成の報告をいただきましたので、お会いする約束をつけて受領してきました!

1足目をお願いした時はブランド名すら固まっていない状態だったので箱無しでしたが、2足目はブランド名と合わせ、青い箱にクジラのロゴのついた箱に入っての受領

わくわくです

箱から出した手はこんな感じ

もともとはマットな仕上げの皮でしたが、製靴の過程で艶めいてきたそうで

非常になまめかしい光沢を見せています。これだけでこの革でお願いしてよかったと感動しますね

家に帰ってちゃんとした抗原の下でパシャリ

少し歩いたので甲に皺が入りましたが、それはさておき良い黒をしています

 

ソールの素材を聞き忘れましたが、おそらくオークバークかなと

もちろんヒドゥンチャネルです

耐久性を増すために、かなりオイリーに仕上げているとのこと

クジラさん的には底面美しくないと思っているそうですが

こういうむらっけのある仕上がりは私大好物です

ヒール素材はBrosentさんで教えてもらって以来ずっと使っているコンチネンタル

会社が製造をやめてしまったので、これからはどんどん入手しづらくなるらしいです

1足目と同じデザインなのでシームレスヒールに、革のつなぎ目をあえて外側にもってきて、パーフォレーションのデザインと溶け込ませています

個人的にこれが一番の会心の意匠

メダリオンもばっちりです!

 

ブランドロゴはそっくにも入っています

テンション上がりますね

 

最後に

ということで、クジラさんのビスポーク2足目でした

実際に少しはいてみましたが、1足目を履き続けて気になりはめた小指のあたりとかが改善していて本当に感謝です

右踵が少し緩かったですが、それもタンパッドで調整してうまくいきそうな感じ

右踵が緩い傾向は1足目の時からそうだったので、同じ処置でレイジーマンのほうも改善するかも

 

クジラさん自身、現在は副業で靴作りを続けられているのだそうですが、今後の展開もいろいろ検討されているようです

準備が整ったらおそらくアナウンスされるかと思いますが、その時がとても楽しみですね

クジラさんの靴はかなりデザインに特徴がありますので、もっといろんな人に知って、履いてみてほしいですね

今更外羽根のブーツが欲しくなったのでなんとなくブランドを列挙して心を慰めてみる

去年、伯父の形見分けでAldenのモディファイドラストタンカーブーツをいただいたんだけど


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これがなかなか履いていて楽しい

シューレースを緩めるのが面倒そうでレースアップブーツを敬遠していたのですが

スピードフック楽でいいですね

ただコードバンでブーツなので履く機会がすごく少ない

んで、今更ながらアイアンブーツZEROをオーダーしなかったことを後悔し始めていまして

 

まぁそもそもお金がないんで買わないんですけどね。

買わないんですけど、いろいろブーツをオーダーできるサイトを調べて気を紛らわせていたんだけど

まぁせっかく調べたので、ブログにも吐き出しておこうかなと

そういった趣旨です。

 

 

 

宮城興業

ぶっちゃけ本命はここかなという気はなくはないです。

安いのと、あとはモディファイドラストを意識したMDラストがあることが大きいですかね

伝禄がいい感じ

 

問題はどこで作るかですねぇ

一番安いのは今セール中のショシュールですが、革の選択肢があまりなさげ

あと純粋に千葉からだと遠い

とはいえアップチャージなしで¥35,000はやばい・・・

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Everlasting

本命その2

この前スニーカーをオーダーしましたが、永代式グッドイヤーの紳士靴の履き心地もかなり良かったんですよね

 

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10アイレットのロングブーツと7アイレットのブーツがありますが

7アイレットであれば50,000~

ストチへの変更は確か4,000or5,000

スピードフックへの変更が可能なのか、アップチャージはいくらかというのは気になりますし、基本的にレザーのアップチャージはかかるものと思ったほうがいいのですが

とはいえ革の種類の豊富さには目を見張るものがあります

ドレスライクなブーツを考えるとミズセのアニリンカーフとか素敵

 

KOKON

ココンも結構デザインの展開が広くて選択肢として申し分ないです。

モデル名は414

https://www.instagram.com/p/CFO5ei3M97a/:emned

ストチ仕様もあるみたい。アップチャージは+6,500

価格はKOKONのサイトでの記載が無くなってしまいましたが

取り扱いのあるグロースターロードで確認することができ

ショルダーレザーで¥88,000

カーフで¥99,000

haasで+4,000らしいのですが、ここにユタカーフも含まれているのかな?

ショルダーとスエードが同価格らしいですが、このスエードは国産なのかステッドなのか

ステッドだったらまぁまぁお得

スピードフックは標準だと思いたい

 

JOEWORKS

KOKONでできるのでまぁJOEWORKSでもできるよね

値段全然わからないけど

追跡できる範囲でブーツ10万~

というのは見つけたけど、

他方で短靴10万~という情報もあったりするので

比較すると少なくとも11万後半からって感じですかね

 

 

HIROSHI ARAI

ブログでも何度か紹介している新井弘史

ブーツのラインナップもあります。多分

あるにはあるんだけど、公式が上げる画像がオサレに振り切りすぎて

どんなラインナップがあるのか全然わからんのよね。。。

価格は

基本の短靴¥47,500(税抜き)に、ブーツの高さによって価格が変わり

アンクルブーツで+3,000

デミブーツ(ってなんだ)で+5,000

ハーフブーツで+8,000

まぁそこそこ安い

 

RENDO

お願いすれば(ほぼ)どんな靴でも作ってくれる印象のRENDOさん

 

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ですが、びっくりするほど値上げしていますね・・・

気づけばBrosentと同価格帯か・・・

木型の修正もアップチャージになってますね

ここもウェブサイトではどんな靴のラインナップがあるのかが全然わからんのですが

ブーツであれば基本的には一番高いLINEっぽいですね

アノネイで10万ごえかぁ・・・

 

公式でいい感じの靴が上がっていますね

 

 

Chausser

特にレディースで本格的な革靴を展開していることで結構有名なイメージのショセ

 

 

ショセもブーツに強いイメージがあって

実際ラインナップにある外羽根ブーツかなり格好いいです

お値段も税込み7万未満と結構お手頃

 

 

 

HORSEMANJOE(ホースマンジョー)

福岡にあるブーツとサンダルのブランド

ブーツにつていは現地のオーダーのみみたいですが、まぁなんとかなるでしょ

 

・5アイレットブーツ 78,200円(税抜)

・ストレートチップ仕様 4,000円(税抜)

レザーアップチャージ 6,000円~11,200円

 

5アイレットブーツよりもチャッカブーツのほうが高いの謎

レザーの選択肢も含めワイルドなのも格好いい

 

 

カルミーナ

公式サイトができてからかなりオーダーがやりやすくなった印象

レザーの選択肢が多くてよいですね。マーブルコードバンまであるのは本当にすごい

高すぎて手が出ないけど、宮城興業がホーウィンのコードバンをチョイスすると6万以上かかっていることを考えると破格中の破格

 

VASS

ちょっと番外編感ありますが、海外輸入もの

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VASSはラストが格好いいからブーツも格好いいですね

スタイルだけで言えば一番アイアンブーツZEROに近いかも

そのままストレートチップの外羽根ブーツは見つからなかったけど

こういうのだったり

こういうのだったりがあるので、やれんことはないんじゃなかろうか

価格は昔個人輸入した時と比べてかなり上がっていそうですが

ブーツで既成だと570ユーロ(約90,000)

https://vass-shoes.com/shop/valway-high-boots-f-3/?v=24d22e03afb2

ここからMTOアップチャージがあったり、関税があったりなかったり送料があったりするので何とも言えないけど

悪くない選択肢ではあるんですよねぇ・・・

 

OCT-Tenth

今度は上海のブランド

レザーポートの井熊さんが中国で靴といえば広州か上海か

上海はスタイリッシュみたいなことを言っていたような?

外羽根ストチではないですが、いわゆるダービータイプのスプリットトウのブーツは実際格好いいです

ウェブサイトも親切で、基本価格を日本円で表示してくれますし

総価格(送料など?)も出してくれます

OT24 - Split Toe Boot

レザーの選択肢やオプションが豊富なのも凄い良いと思う

最近気になっているユタカーフがアップチャージなしなのもよいですねぇ

まぁ、基本価格で10万ちょいで、総価格だと17万行っちゃうんですが・・・

ちなみにラストの種類は4つ、2つのタイプ×ラウンドorスクエアということで

Huan-Puラストはバナナ型といっているのでおそらくモディファイドラストリスペクトと思われます

 

Yeossal

一時期靴好きが結構オーダーしていた印象

Custom Handgrade Shoes

みんなで共同購入したのかな?

調べてみたら結構よいですね

ちゃんと外羽根ブーツもあるし

Lornie Derby Boot

アップチャージは必要だけどユタカーフもある

 

シンガポールドルというのがニッチではありますが

今のレート(1Sドル≒105円)で大体73,000

ここから送料とかが乗ってどうなるかってのはありますが

やっす

ラストの種類多いけど違いちゃんと把握しないとよくなさそうだな

 

最後に

うん。まぁ楽しかった

まぁ買わないけど

買うとしても数年後だなぁ

そのころにはさらに値上がりしているんでしょうけれども

安くつくるなら、宮城興業、Everlasting、HIROSHIARAI

木型が合えばChausser

オプションまで考えると結果安くなりそうなのがカルミーナ、Yeossalて感じでしょうか

この二つも木型が合えば…という感じですが

まぁ私以外にブーツ検討している人がいたら、その人の参考になったら幸いっす

ではでは

 

 

文京区白山のレザースニーカーブランド #Everlasting 着弾

カジュアルユースの靴を探していて存在を知り

訪問したのがもう2年前になるんですね。ちょっと引く

 

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そんなEverlasting さんが、2023年に値上げをすると聞き

このタイミングしかないと思って昨年12月に訪問

するはずが、コロナ感染でリスケとなり

結局値上げ後の金額でオーダーとなってしまったのですが

 

そんなレザースニーカーが完成した連絡を受けたので

ちょうどイベントをやっていた丸善書店本店催事場に受け取りに行ってきました

 

 

 

ということで開封の儀です

 

オーダーしたのはもちろん、前回訪問時にはまだオーダーができなかったダブルモンクストラップタイプのスニーカー

満を持してといった感じ

 

 

白いソールのおかげで少し軽やかさが出ているかもですね

 

アッパーはスペインのOMEGA社のキップレザーダークブラウン

 

多分これと同じかな?

 

うろ覚えですが、ソファ用の革を生産しているブランドとおっしゃっていたような

これなんかそれっぽいな

靴に使われるのはレアですよーという紹介に誘われて選んだ記憶ががが

でも結果としてやわらかい雰囲気が出ていていい感じ

 

ダークブラウンのレザーはライトによってはblackにも見える

 

ストラップはスナップボタン式で脱ぎ履きも容易です

ソールはEverlastingさんのオリジナルソール

本当は黒がよかったんだけど、確かこの時は黒のソールが雪国仕様のアークティックグリップしかなく、それはさすがに過剰装備だよなということでスルー

 


 

アップチャージ結構大きかったんだ

それに、このアッパーだとソールまで黒だとちょっと重すぎたかも?

 

インソールは低反発のクッションソール

これもブランドオリジナルです

インソールを外すと、レザーのミッドソールが顔を出します

スニーカーではありますが、紳士靴の作り方がそこに引用されているのがわかります

 

早速履きおろし

 

革靴ばっかり履いているとふわふわした履き心地と踵のやわらかい当たりが新鮮

現在持っているスニーカーはスピングルムーブのサイドゴアシューズくらいで

踵にクッションを入れていないので履き心地は割かし紳士靴ライクだったんですよね

これもいい靴ですが、だいぶくたびれてきたので、徐々にEverlasting が主力に代わっていくかな

 

#Brosent 3足目 Patty 詳細

だいぶ前に着弾はしていたのですが、

全然ブログで報告できていなかった一足

 

Brosent のストラップブーツ、Pattyです

 

Brand:Brosent

Model:Patty

Size:7.5

Upper:Haas Black Calf

Sole:Vibram/Oil Resisting   

 

ということでBrosentさん、3足目です

 

今回は冠婚葬祭用の靴を求めてのブラックカーフで

本当は短靴で探していたのだけど

Brosentさんの木型だと踵のあたりがきついことが判明し

一度断念した後に、改めて考えなおし、すでに実績のあるブーツでオーダーすることに

冠婚葬祭だと本当はバックルとかはNGですが、シルバーのバックルのチョイスで一応目立たないようにしておこうかなと

今時だと結構年配の方でも葬でローファーとか多いですからね

冠婚祭であれば間違いなくこれくらいで十分でしょう

 

同ブランドで3足目というのは、VASS、LeatherPortに続き3ブランド目

ではありますが、VASSもLeatherPortもすでに手放しているので実際3足手元にあるのは

Brosentだけで、手放すことも基本的にはないかなと思っています。

 

今回オーダーしたPatty自体も2足目

 

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ほぼ1年前の着弾

このモデルの個人的な肝は美しいシームレスヒール

シームレスヒール好きにはたまらないフォルムです。

このブーツはタンの裏にゴムを仕込んでいるため、実質的にはレイジーマンやチェルシーブーツの親戚ですね

シューツリーは1年前に着弾した初代Pattyから拝借

実は3足のうち2足目(二女)だけサイズがハーフ小さい

これは、スエードのアッパーが伸びやすいことを考慮したサイジング

こういったきめ細やかな提案も、私が同一ブランドで3足オーダーするに至った理由の一つでもあります

3足を並べて比較

左から、長女のチャッカブーツ「Alice」

二女のスエードPatty

三女のカーフPatty

二女が若干小さく見えるかなと思います。

3女も何度か履いた後での撮影なので、甲に履き皺ができていますが、Patty2足とも似たような履き皺ができているのが印象的

1年履き続けているのでスエードがだいぶくたくたになっていますね

それも良き

 

長女の購入は5年以上前だったと記憶しているのですが、

色味的に普段使いできていないせいか、そこまでダメージが感じられないですね

オールーソールのタイミングで黒に染め変える予定ですが、それもいつになるか💦

ちなみに、2つのPattyでアッパーの素材、サイズのほかにもう1つ違いがあります

それがヒールの高さ

積み革1枚追加しているので、ヒールが3女のほうが高い

ただこうしてみるとあまり違いが判りませんね

積み革増やした分トウ側の接地の仕方が変わっているのかなと思ったり

それ以上に、二女ヒール交換しないとやばいな・・・

ただ、おそらく積み革を増やした結果だと思いますが、靴の中での足のポジショニングも少し変わったようで、二女では気にならなかった部分が足に当たっている感触もあります

スエードと比べてカーフだから足あたりが硬い

というのもあるかもしれませんが・・・

 

とはいえ3か月ほど履いているのでだいぶ足になじんできました

 

履いてみるとやっぱり格好いいですね

 

 

 

今年一年ありがとうございました

もう大晦日ですね

今まで12月30日が晦日、31日が大晦日だと思っていたのですが

毎月末が晦日、年末が大晦日なんだそうで全然知らなかった・・・

 

それはさておき、年末なので、持っている革靴を簡単にではありますが手入れをして

ついでに全足並べてみました。

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ブーツが5足

短靴が11足の計16足

手放した靴も何足もありますし、もう履いていない靴、手放す予定の靴もあったりしますが

なんやかんやで多くなりました。

本来であれば手に入るはずのない靴もあったりして

今年は靴を1足も買っていないのに2足も増えました

 

せっかく並べたので右上から1足ずつ見ていきます

最初は野田靴屋さんのチャッカブーツ

今年夏に急死した伯父の形見分けでいただきました。
野田靴屋さんは福岡で手作り靴を展開されている個人経営のお店ですね。

実家に帰った時に伯父と母(妹)を連れて行って、母に一足つくり

そのまま自分も欲しくなって作ったそう。

この靴は野田靴店さんで作った2足目

(これは1足目。履き心地を気に入って同じデザインでもう一足おかわりしたそうな)

多分全然履いていないんじゃないかなぁ。

しっかり足型を取って作っているのでまぁ私の足には全然あっていないのですが

サイドジップブーツの使いがっての良さでそれなりに使わせていただいています。

 

その隣がブロセントのチャッカブーツ Alice

革はフランスのタンナーアノネイのクラストカーフを手染めしていただいています。

最初期に買った本革紳士靴で、稼働しているなかでは最古

KOKONにするかBrosentにするかで悩んで横浜と目黒を巡ったのもいい思い出

結局KOKONは買わずに今に至るなぁ・・・

手染めなのでだいぶ色あせてきていますが、フィッティングは上々で休日は良く履いています。

 

次は宮城工業のパターンオーダー

革はブロセントと同じくアノネイ

残っている中では一番古い靴で、最初にパターンオーダーした靴なので思い出深いですが、かかとのフィッティングに難があるため今はもう履いていません

いろいろと実験的なこともしたし、思い入れも深いので手放せずにとっている感じですね

 

お次はJOEWORKS

革はミュージアムカーフとハッチグレイン

ちょうどU-TIPほしい熱が自分の中で凄くて、いろいろと注文をして作った一足

革もミュージアムカーフにするかハッチグレインにするかに悩んで、

じゃぁ両方使っちゃえと雑な考えてやってしまったなぁと今は後悔しています

やっぱりちょっと奇抜すぎてね、いい靴なんだけどちょっと登板回数は少な目かなぁ

 

次はBrosentのPatty 

デザインに一目ぼれして昨年末に着弾した最新の1足

Brosentさんとは長い付き合いをさせていただいていますね。

革は DOESKIN 鹿スエードです

やわらかい履き心地がとてもきにいっていますが、質感だけに焦点を当てればやはりスーパーバックのほうが良いなぁという感じはあります正直。

 

次は福岡の老舗の靴屋で作った一足

革は職人さん曰く「一番良かったころのニッピのデッドストック」

福岡のど真ん中でおじいちゃんが一人で営んでいる靴屋でひっそりと作られている紳士靴で、5年位前にオーダーした時点でかなりのおじいちゃんだったのですがいまだにご健在とのこと。

デザインも自由だしすごくいいんだけど、フィッティングは正直ルーズめ

あまり履けていないですね正直

 

その隣が伯父の形見その2のAlden

コードバンのタンカーブーツ、モディファイドラストです。

 

 

クレープソールにビンテージスチールという謎仕様

 

正直ケアしきれないしもうコードバンの靴はいらないかなと思っていたし

今ではカーフのモデルでもオールデンは非常に効果になったので、

所持することはないかなぁと思っていました。

し、まぁこんな形じゃないと多分手にすることもなかったでしょうけど手にしなくていいのでまだいてほしかったですね。

伯父は私よりも足が大きいので中敷き必須かなと思ってあらかじめ買っていたのですが

そもそも伯父自身も希少性で買ったようで伯父のサイズよりも小さく、

むしろ私にシンデレラフィットでした

引き取ったので、申し訳ないけど価値は下がるがガシガシはかせていただいております。

 

上段最後はMade in Fukuoka Boots

ダイヤモンドキャップのチェルシーブーツ

こちらもニッピの程ではないがよいデッドとのこと

残念ながらこの子も大きめフィッティングだったのですが

アマゾンで買ったインソールがばっちりとあってからはヘビロテしています。

 

下段に移って、右から

Blue Whale 

ビスポーク職人クジラさんの作で

革は デュプイのシャトーブリアン

木型もしっかりと足に合っていて非常に良いのですが

残念ながらレイジーマンというデザインそのものが私の足に合っていなかったようで

ちょっと登板回数が減っています。午後足がむくんでからのほうがよく合いますね

 

その隣がLeather Portさんの Irondress

革はワインハイマーの手染めグレー

白状するともう履いていません。非常に良い木型でいつもトラブルが起きる踵がバチっとはまっているのですが、親指の付け根を血が出るほど噛んでくるのでギブアップしてしまいました・・・

いい靴なんですけどねぇ・・・

さらに隣もLeather Portさんの名も無きビジネスシューズ

元がブラウンだったのを、同じデザインで同じ色の靴を後から購入したためにブロセントさんで染め替えしてもらいました。

基本ブラックですが、トゥとヒールがうっすらと赤く見えるというテクニカルな染めです

この靴も残念ながら親指の付け根を噛んでくるのでほとんど履けていません。

レザーポートさんも今年廃業されたようで、非常に残念です。

 

お隣はRENDOさん

2年前の10万円の給付金で買った雨用の靴ですね

革はスーパーバックのレアカラーオリーブ

最後の1足分といわれて飛びつきましたがよい色で満足しています。

ちょっと踵のあたりが悪くてBrosentのPattyが来てからは雨靴としての登板回数は減り気味です・・・

 

 

お隣はsiroenoyosuiのビスポーク

底付けの髙井さん離脱した?

気のせいかな・・・

革はゾンタのゴルダニルカーフ

siroenoyosuiさんでしか見かけないですが非常に良い革です

履き心地も抜群で登板回数多めですね

何よりも片岡さんに無理言ってデザインしてもらったしし座モチーフのメダリオンが最高です。

 

次はVASS

革はミュージアムカーフですが3色使っている欲張りなデザイン

ただ、それが受けが悪かったのかとんでもない金額にディスカウントされていたので購入。小指が当たっていたので手放すか悩んでいたのですが、シューツリーにガムテープで補正をし革を伸ばす作戦がうまくいき今はそれなりに良いフィッティングになっています。

 

その隣もVASS、ただこちらはMTO

革はホーウィンのシェルコードバンだけど

おそらく靴のアッパーとして使っているのは日本国内ではこの靴だけじゃないかな

というガーネットというレアカラー

VASSのパターンオーダーは変わっていて、lengthだけでなくwidthも指定する形

苦手な英語で四苦八苦しながらメールでオーダーしたので愛着もひとしきりですね

 

最後はZinryuさんに譲ってもらった藍染コードバンのローファー

これも人の足に合わせた靴なので、バシッと合うわけではないですが

ちょっとコンビニまで、とかそういう時に重宝しています。

贅沢だな

 

やっと終わった

もともとはインスタにアップした投稿をそのまま使う予定だったのが

ハッシュタグ死ぬやんとかもうちょっと書き足したろとかで

なんやかんや全部書き直しちゃって3000文字越え

全部読んでくれた人ありがとう

途中でやめた人も多いだろうな・・・

 

ちなみに16足中かかとに縫い目がないデザイン

シームレスヒールは7足でした

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今年は本当にいろいろなことがありました

良くないことが多かった

来年はいいことが多いといいですね。

ということで皆様良いお年をお迎えください

 

Brosent の Patty をセールで購入した話など

もう靴は買わないとか1年位前に言っていたような気がしないでもないのですが💦

1年たたずに前言撤回するのはまぁ靴クラっぽいよね

ということで、ブロセントさんに1足オーダーした話と

ついでに昨今の靴業界事情的なものも雑談の中で教えてもらったので、ふわっとまとめてみようかと思います

 

 

オーダーの経緯

これで締め、とは言いつつ雨天で履ける靴もうちょっとほしいよね、っていうのはあったりして

雨天対応のアッパーだとBabooconさんの鹿スエードよかったなとか

 

 
 
 
 
 
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デザインは持っていないのは大前提だよね、ジョッパーブーツとか

 

belphegor729.hatenablog.com

 

マストではないけどシームレスヒールがいいなぁとか

脱ぎ履きしやすい靴がもう1足ほしいなぁとか

 

ぼへーっと考えていたら

革靴初心者のころにチャッカブーツをオーダーして、今でも愛用しているブロセントさんが

まず鹿スエードを入荷しまして

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うお!まじか

となるわけです。しかもタンナーはスエード界の雄、「チャールズ・F・ステッド」

間違いないタンナーです

さらに、夏に発表されたニューモデルがジョッパーブーツを簡略化したようなデザインで、まぁときめきまして

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しかもシームレスヒールじゃないですか!

 

で、さらにダメ押しで、この鹿スエードを使ったモデルのオーダーで20%OFFというセールまで開催されまして

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べるさん無事陥落

イヤーくそ雑魚ですねw恥ずかしい

ほんとはユタカーフで作りたかったんだけど、残念ながらセール対象外だったもんで、

パティさんスエードで作ってかっこいいかはちょっと不安ではあるんですが

それはさておきやはり鹿スエードの撥水能力は

うわさでも聞きますし、ブロセントさんのブログでも驚異的な性能が確認できますし

何より20%オフはやばい

結果的にRENDOさんとほぼほぼ変わらない金額でオーダーすることができました

 

belphegor729.hatenablog.com

 

オーダー詳細

DOEスキン、銀面も結構素敵なシボ革でして、


f:id:belphegor729:20211117083430j:image

 

こちら側で作ってもユタカーフに似た格好いい靴ができたのかな?と思わなくもない。うーん。ちょっと悩む

でもスエード面も非常に美しかったので、やっぱりこっちがいいかな

ベルトだけでも銀面側にしようかな?とかも一瞬考えたんですが、あんまり変なことはしない方がいいかなと思い直してそのままで発注掛けました。

 

悩んだのはソールですね

ブロセントさんの一押しはVibram Gumlite Capetown

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サンプルをはかせてもらいましたがふかふかとした履き心地は確かにいい感じでした

ただ、ちょっとお値段が張るんですよね

基本コースと比べ、ヒールも併せて1000のアップチャージ

同じVibramのEtonソールにすると-3500なので、まぁ結構な差

ついでにVibramとダイナイトも見比べさせてもらったのだけれども

ダイナイトのほうがゴムっぽいというか、粘り気を感じましたね

Vibramはプラスチックに近いというか、かなり硬質

結局はVibramにしましたが、比較できたのは良かったです。

ちなみにブロセントさんはEtonは取り扱いをやめるそう

まぁ価格も安いとはいえダイナイトとそこまで差がないですし

あえて2つともラインナップする必要もないのかもですね。

その代わりにVibramで新しいソールを入れるそうです

多分ラインナップ増やすときはブログで周知するでしょうから要チェックですね

カントリーなシューズを作るときに選択肢になりそうなソールでした

 

また、ゲージを使いながらフィッティングを改めて確認

前回オーダーした時は右足小指に乗せ革をしたのですが

前回のオーダーで使用したカーフと比べ、スエードは柔らかく足なじみもよいので

乗せ革はしない方がよかろうとのことでした

むしろ、左足のほうにインソールの調整が必要かもしれないとのことで

完成時に来店して確認をしようということになりました

とりあえず年内納品

めちゃめちゃ楽しみです

 

昨今の革事情

一部界隈でも話題になっていたのが、JR

ジョー・レンデンバッハ

というソールのメーカーの倒産でした

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レンデンバッハは非常に時間のかかるオークバークという革を生産していたドイツのタンナーで

オークバークソールの中では一番安価でJ.Rのロゴもありかなり知名度の高い革底の素材でした

オークバークのタンナーでいうとほかに有名なのは、ロシアンカーフの再現を頑張っていて、ブロセントさんでもアッパーのラインナップにあるベイカー社があったり

レンデンバッハと同じドイツのマルティン社というタンナーもあるそうですが

どちらもレンデンバッハよりも高く、ビスポークメーカーでの使用がほとんどだそうなんですよね

カールフロイデンベルクからのワインハイマーのように技術を引き取る企業もありそうなのですが、工場ごと引き取るわけでもなさそうで、どこまで技術が再現できるか・・・

というところから、ドイツのタンナーとフランスのタンナーの企業というか、お国柄の違いなんかについてもいろいろ面白い話を聞かせてもらいました

フランスのタンナーはなにがしかの高級メゾンの傘下になっているんですよね。

でもそれがドイツだとむつかしいんだね

 

JRのオークバークソール、本当にいいんだよなぁ。

私持っている靴は、ブロセントのチャッカも含めほとんどオークバークソールなんだけど、5年くらい革靴履き続けてまだ1足もオールソールしていないんだよね

本当によく持つ

ちなみに、なんでビスポークはより上位のベイカーを使うのか(シロエノヨウスイさんも芯材や底材はベイカーだったはず)なんて話も聞かせてもらえました

詳しい話はぜひブロセントさんに行って聞いてみてほしいですが機械縫いだとベイカーの特性が活かせずオーバースペックになるからだそうで、なるほどなるほど、面白い

 

 

なお、レンデンバッハは残念ながら倒産という形になってしまいましたが

そもそもアッパーでつかわれるような革の高騰も凄いらしく、そういった点でもブロセントさん厳しそうでした

 

今回のセールは間違いなくお得なので、興味がある人は絶対に乗った方がいいですよという話

 

靴屋の話

今回オーダーの応対をしてくださった清水さん

Tから始まる靴のセレクトショップで長くバイヤーなどをされていた方で

親交のあった、数年前に他界されたリカルド・ベステッティの話や

日本にカルミナを紹介したのも清水さんで、カルミナ周りの話等いろいろ面白い話を聞かせていただきました

で、清水さんがセレショ時代にオリジナルブランドの生産を依頼した時から今に至るまでお付き合いしているのが日本の靴づくりの雄(だと私が勝手に思っている)セントラルさん

今だと、ブロセントさんと某セレショ以外に三陽山長の靴を作っていたりもするのですが、一番お付き合いが長いのは清水さんだろうなぁとのこと

さらに、元セントラルのパタンナーで、独立したころはセントラルさんで生産をしていたRENDOの吉見さんだったり

金沢のKOKONがセントラルで生産していたころに付き合いがあり、そこから独立したJOE WORKSの駒澤さんもセレショの後輩だそうで

もっと言うと、いろいろ残念なことになってしまったフォスター&サンの日本代理店のトップも同じところだそうで、カルミーナジャパンもそう??

なんかTから始まるところのネットワークがすごくてびっくりしましたわ

ついでにJOEさんの納期が遅れ気味な理由もなんとなーく教えてもらいました

どこも大変ですわ

 

 

お客さんの話

とにかく靴のフィッティングはむつかしいよね

と思ったのが、私がオーダーしているときに飛び込み出来たお客さん

履いている靴のフィッティングに問題があったそうで、サイズを調べてみたら、

サイズ1.5違ったそう

ちなみに履いていた靴はこれ

スリッポン専業のブランドですね

え?4万円?やっす

作っているのはユニオンさんかな?

清水さんと一緒に「この靴かっこいいっすねー」って横から話をしていたのですが

とりあえず前滑りしないようにいろいろとあの手この手を使ってインソールを作っていました

そこで教えてもらったテクニックがまさにサンタリさんで教えてもらったフィッティングのテクニックと同じでびっくり

「本当はこのためのアイテムじゃないんですけどねー」

と言いながらインソールにひと手間加えているのがちょっと面白かった

 

三陽山長さんもそう、百貨店もそうだけど、靴やりたくて入社したわけでもない人が靴売り場担当になって、なれないフィッティングをやるのは店にとってもお客さんにとっても不幸よね

ブロセントさんはオーダー会のついでにそういう研修もされているそうです

www.brosentshoes.com

私もVASSを個人輸入する前に百貨店に買いに行ったのですが

25~25.5の私に対して百貨店が提示したのが26.5

うぅ~んと唸って帰ったのを覚えています

大きめを提示したい気持ちはわからんでもないのですが

わかっている人には敬遠され、わからない人には革靴そのものへの不信感を植え付けているような気がして、やっぱり先細って言っちゃうんじゃないかなと思うんですよね

 

最後に

 

実は雨靴もう一足ほしかった理由の一つに、RENDOが思いのほか踵で靴擦れするというのもあったりするんです。

現状10足手持ちある中でおおよそノートラブルで履けているのが

シロエノヨウスイ

JOEWORKS

VASS(MTO)

Brosent

で、まぁなんとかって感じなのが

BlueWhale、RENDO、Irondoress

って感じ

Brosentさん最初期に購入した1足なのに、ここまでフィット感に問題がないの本当にすごいなって思うんですよね

相性も良かったのかな

雑談も楽しすぎて長居しすぎてしまい、次の予定に危うく間に合わなくなるところでした💦

バーを居抜き改装したお店の雰囲気も最高だし、何よりも清水さんと本間さんのお二人の人柄がいいんですよね

清水さんちゃきちゃきっとしてるけどバイヤーとしての長い経験からくる知識が素晴らしいし、良いものはよい!と他ブランドでもガンガンほめていくスタイルすごく信頼できる

本間さんもあの優しいオーラにほんとほだされちゃうし、でもカラリスト、シューケアの知識がぴか一

納品の時はもうちょっとしっかりと時間を用意していった方がいいなw

 

 

 

SiroenoYosui完成しました

終の靴を・・・ということで

お金をためてオーダーしたSiroeno Yosuiさん

オーダーから仮靴までの流れについて3つほど記事を書かせていただきました

belphegor729.hatenablog.com

 

belphegor729.hatenablog.com

 

belphegor729.hatenablog.com

 

仮靴返却で本靴を作成いただいてから、実際のところ夏には本靴を受け取っていたのですが、ちょっといろいろ私の中でありまして

うまくブログに落とし込められず今に至ってしまいました💦

 

すでにSNSでは受領報告をしているところではあるのですが

ブログでも改めて、届きましたビスポークシューズの紹介をしたいと思います

 

 

SiroenoYosuiについて

改めてSiroenoYosuiさんについて紹介すると

アッパーを担当される片岡さんと

底付けを担当される高井さんの二人組の新進気鋭のシューメイカーです

www.youtube.com

 

付属品が非常に豪華です

ビスポークシューズとなると、やっぱり納品の際の箱も豪華だといいなぁと期待してしまうのですが

SiroenoYosuiさんは桐の箱で納品してくださいます

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最高ですよね。テンション上がります

 

シューズバッグもブルーのサテン生地

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シューツリーも削り出しの3分割のもの

漆塗りなのも高級感があります

木型から起こした3分割タイプのシューツリーは

隙間なく靴にハマるため、最初のうちは靴からの出し入れが大変ですが

なじんでしまえば問題なしです


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甲のカーブからも足なりの木型になっていることがわかります
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トウのエッジの感じとか手作り感があってすごくいいですよね。

 

オリジナルメダリオンのダービーシューズ

さて、おおよそ付属品の紹介も済みましたので、納品いただいた靴のほうに移ります

基本的なデザインは仮靴から変わらず、外羽のパンチドキャップトゥですが

メダリオンのデザインが大きく変わりました

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オリジナルデザインのライオンメダリオンは正面から横向きに

より洗練されたデザインになりました

ほんとかっこいいですよね。めちゃめちゃ気に入りましたw

 

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サイドビューです

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基本的には、SiroenoYosuiさんのMTOモデル「WAN」のデザインを踏襲しつつ、キャップを付けたり、パーフォレーションを入れたりと細部にカスタマイズを入れています

 
 
 
 
 
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ヒールはもちろんシームレス

これもビスポークの醍醐味ですね

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ヒールをシームレスにするため革の端部の縫い目はサイドで処理をすることになりますが、ベースデザインの「wan」は内側に直線で縫い目が来ていますが

外側にヒールカップの衣装として紛れさせています

 

ソールの使用も豪華にフィドルバック、ヒドゥンチャネル、ビンテージスチール

よく見るとねじがスチールのラインに沿っていて細かいところまで美しく整っています

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最後に

書き上げるのにだいぶ時間がかかってしまった

時間かけている間に踵に致命的な傷を付けてしまったり

 

割と泣きそう

でも、それだけヘビーユースしているのも確かで

現状一番履いていて一番トラブルのない靴ですね

自分の足からできた木型で作られた靴

というだけでも愛着がわきます。

 

末永いお付き合いをしていきたいところですね

ユニオンインペリアル期間限定アウトレットショップat海浜幕張お得過ぎました

インスタの広告で海浜幕張のアウトレットでユニオンインペリアルの期間限定ショップがオープンするということで、

夕飯時にぽろっと気になるんだよねって奥さんに話をしたら何故か許可をいただけたのでちょっと見に行ってきました。

 

www.instagram.com

 

 

 

 

ユニオンインペリアルについて

世界長ユニオンという会社が展開している靴ブランドの一つになります。

UNIONIMPERIAL | ユニオン ロイヤル公式サイト(Union Royal) | 世界長ユニオン株式會社

 

世界長ユニオンさんは最近「manufacturers」というブランドも展開していて

こちらも超かっこよくて気になっています

 

 

 
 
 
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セール情報

 

4月24日(土)より期間限定でアウトレット商品の販売をいたします。

B級品につき大変お買い得になっております。
■プレミアムライン
¥52,800 → ¥16,500(税込)
■撥水なめしシリーズ(グッドイヤーウェルテッド製法)
¥41,800 → ¥16,500(税込)
■プレステージライン
¥47,300(革底)→ ¥16,500(税込)
¥42,900(Dainite) → ¥16,500(税込)
※セール品につき、返品交換はご容赦いただきますようお願いいたします。

■期間限定アウトレット
4月24日(土)〜5月30日(日)

 

 

テンポの場所
 

インスタの情報だけだと位置がわかりづらいですが

場所はoutletの1階ちょうど真ん中あたり

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出品内容

 

B級品ということで、写真には取りませんでしたが、トラの見える個体が多かったように思えますが、それでも安い

おそらくこれはプレステージライン。

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勿論トラが目立ちにくい個体もたくさんありました

 

撥水なめしシリーズは、革表面も加工があるのかはわかりませんが、元値を考えると逆にきれいだなと。

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ちなみにプレミアムラインはハンドソーンとのこと。そもそもハンドで5万の時点で激安だけど、そこからさらに16,500円は価格破壊でしょ・・・

展示してあるのはムラのあるブラウンのこの個体のみだそうで、靴の中を見ると、ハンド特有の釘の跡がちゃんとありました。

 

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個人的にはスエードの雨用の靴を探していて、

ついでに持っていないダブルモンクだといいなと思っていたらちゃんとあったので飛び上が画って喜んだのですが、

これがまぁ細い。

私のRENDOと比べてもなかなかの細さ。

 

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これはいらないんじゃね?と思ったけど案の定ですね

店員さんも、履き口が細くて・・・とおっしゃっていたのですが、

毎サイズの7.5はぎちぎち、8もかなりタイトで

ベルトを一つ外さないと履くことすらできませんでした。

ついでに小指と甲が少し痛んだので、これはたぶんだめだなぁと断念

 

ついでにおそらくプレステージラインのストレートチップを試着したのですが

これもガッチガチにタイトでした。

 

試着しているのは7.5

8にするとちょっと緩く、この塩梅だと多分どちらを買っても吐かなくなるなぁと思ってそのまま店員さんと雑談タイム。

店員さん曰く、プレステージラインと撥水レザー、プラミアムラインでは後者のほうが甲が低いそう。

まぁその理由を聞くとハンドだから、ということだそうなので、プレミアムラインだけかなぁとも思うんだけど

プレステージラインでダメだったらプレミアムラインでもダメそう

そして、スエードはダブルモンクはイタリアのシャラーダ社の物だそうで、かなりしっとりとした良い質感でした

 

belphegor729.hatenablog.com

 

 スエードはほかにもチャッカブーツがありましたが、こちらはまた別のタンナーの物だそう。ダブルモンクに比べるとちょっと毛並みがワイルドでしたが、チャッカブーツにはあっていた気がするな

   

 

最後に

スエードダブルモンクはマジでほしかった・・・

個人的にはこれと撥水レザーは足に合えば間違いなくお買い得だと思います。

小指となぁ。甲がなぁ。

これだとZinryu×Fugashinのスペシャルラインも気になってるけど足に合うかはちょっと怪しげ

 

私は素直にシロエノさんの一足が完成するのを待ちますね( ;∀;)

 

 

 

 

 

SiroenoYosui仮靴ご返却

昨年末より最後の革靴(の予定)ということでビスポークをお願いしている

SiroenoYosui(シロエノヨウスイ)

 

belphegor729.hatenablog.com

 

3月の中旬に仮靴が出来上がりましたので受け取り

 

belphegor729.hatenablog.com

 

3日ほど履いた後、その感覚のフィードバックのために返却

 

 仮靴を受け取ったときに試し履きをした時に感じた問題点をカタオカさんにお伝えし、

それをカタオカさんが、実際に足を触りながら銀ペンでマークを入れていきます。

 

SEIWA 銀ペン ボールペンタイプ

SEIWA 銀ペン ボールペンタイプ

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 


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試し履きをして痛みを感じたのは

親指の付け根

 


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小指

 

 
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踵の擦れ

の3か所が主な場所 
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踵は両足とも靴の中で結構動いているのでうまく踵をつかんでくれるようになるといいですが、

踵のこぶが邪魔なんですよねぇ・・・

ここについてはカタオカさんも試行錯誤していろいろ提案してくださっているので、いい感じになるといいなぁ

 

 それ以外にもカタオカさんが触ってみて気になったところにチェックを入れていきます


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一通りチェックが完了したら・・・

 

おもむろに革包丁を取り出し

仮靴に刃を入れていくカタオカさん


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最初はヴァンプのあたりを

そのあとチェックを入れた個所をザクザクと

 

き、切り刻まれていく・・・


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ざくざく 

 

 カットしたことで、つま先の革が2重になっている(プレーントゥにキャップをかぶせている)のがわかりますね。

こちらについてはボリュームが出過ぎるのでシングルにしてもらうことになってます。


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ばらしたうえで再度履いてあたっている個所がどうなっているか確認していただいています。


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捨て寸ないのかなと思っていたけど意外とつま先から靴の先に隙間がありました。

まぁそれでもカタオカさん曰く少ないほうとのことなので、

もうちょっとつま先は細く長くしてもらうようにお願いしました。


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こんな感じのイメージで

 

たなぱん先生がちょうどときめくようなトゥの靴の写真をアップしていたのでこれを見てもらいながらお願いしました。

 

仮靴で一番問題を感じたのが右の小指でしたが

いやーこうやって見ると小指だけ飛び出してますね。

ぼこっと
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こう、ぼこっと

 

左右差も結構大きいんですよね。私の足

だからこそパターンオーダーばっかりしていて、今回2足目のビスポークに至ったのでもあるのですが

 

その他いろいろとご相談させていただいて今回は終了

1時間ちょっと、じっくりとやってもらいました。

 

今SiroenoYosuiさんはお忙しいそうで、完成は7月末頃とのこと

ちょうどいい誕生日プレゼントになりそう

 

またその他にも面白いお話も聞かせていただきました。

情報解禁が待ち遠しい

 

また7月本靴を受領したらご報告したいと思います。

 

 

ブロセントさんに染め替えをお願いしていた靴が返ってきました!

 1月半ばにお伺いをしてお願いしてきた名もなきビジネスシューズの染め替えですが

 

belphegor729.hatenablog.com

 

3月頃のお返しとのお話だったのですが、かなり素早く対応してくださったようで、2月半ばには作業完了、返送いただきました!

早い。納期ほぼ半分です。

 

事前に作業中の画像をツイッターのDMで提供いただきまして

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コバをしっかりとマスキングテープで保護したうえで、トウと踵、あとレースステイを赤く、それ以外はブラックでという指定でお願いしていましたが、かなり色気のある仕上がりになりました

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ちなみに作業途中の画像もいただきまして

もともとの茶色を様々な手法で落とした後で

ポイントポイントで赤を最初に入れたうえで、慎重に黒を重ねてくださっています

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染めの段階ではかなり赤みが違いますね。とても面白いです。

 

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また、前にチャッカブーツのアリスちゃんをオーダーした時にもうかがったのですが

染めたときと最後にクリームを入れた時でかなり色味が変わるそうで、そこをイメージしながら染めていくのがやはり神経を使うみたいですね。

 

室内だからというのもありますが最終的にクリームを入れるとここまで落ち着きます
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 もともとシャドウブラックという仕上げは、室内では黒靴だけど、外だとちょっとおしゃれ

という塩梅を目指した仕上げなので、かなり落ち着いて見えますね

 

ちなみにこちらがビフォー

元の色もよかったんですけどね。茶色のフルブローグが2足になっちゃったし

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ちょっと革が疲れてきているかなぁという思いもあったので

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染め替えることで、結構革が生き返るそうです。そこらへんもプロの腕ということなんですね。きっと

 

ちなみに外で観ると結構赤の主張が強いw

こう言う風に室内と屋外で雰囲気がガラッと変わるのが面白くて染め替えを依頼したのでとても楽しいw

それにたぶん主張が強くなっている原因にシューレースも赤系というのがあると思うので、ちょっと違う色のシューレースを仕入れないとなぁと思ったり。

また、依頼した名も無きビジネスシューズ左足の親指の付け根をずっと噛んできていてそれも相談していて、伸ばしの依頼もしていたのですが

こちらもばっちり!噛まれないわけではないのですが、甘噛み程度になり、今のところ足にダメージを負うレベルではなくなっています。

そこがネックで履く機会が減っていたのでかなり嬉しいですね。

現在のローテーションの一角を占めています。

 

ということで、染め替えいただいた靴を受け取った話でした。

自分で染め替えもたまにしますが、やっぱりこういうのはプロならではだと思いますね!

ということで、ブロセントさん。ありがとうございました!



 

ブロセントさんに靴の染め替えをお願いしてきました。



私のブログでもたびたび話題に上げているブロセントさん
個人的にとても好きなお店で、私もできればもう一足欲しいし、ファンも増えてほしいなと思っているんです。
そんなブロセントさんのサービスは大きく分けて2つあるのかなと思っていて
一つが、パターンオーダーによる紳士靴販売

 

belphegor729.hatenablog.com

 

取り扱っている革もすべて一級品ですが、その中でもアノネイという高級皮革の中でも特に質の良いクラストカーフ(染色していない革)をベテランカラリストの本間さんが手染めするフリーカラーシステムは目玉で、その靴と同色のベルトを同じくヌメ革のベルトを手染めすることで提供するサービスも人気の商品の一つですね

 

最後に革靴の染め替え

フリーカラーシステムの技術を用いて、ほかブランドの靴でも染め替えをしてくれるサービスです。たとえ顔料仕上げの革でも顔料を除去して染料で染め上げてくれます。

費用は¥9,000~(2/1より価格改定がありました

これを見るといかにフリーカラーシステムがお得か、ついでに言うとなかなかセールでも値下げ対象に入れられないよなと思いますね。

 

そんなBrosentさんに久しぶりにお伺いした理由は・・・

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手持ちの靴の染め替えの依頼でした。

 

 

久しぶりにお伺いした店内は去年リリースされたシングルモンクの靴や

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タッセルローファーなどがずらりと並んでいました。

このシングルモンクのスエードの色キレイだなぁ

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染め替えをお願いする靴は名もなきビジネスシューズ

 

belphegor729.hatenablog.com

同じデザインの靴は1足しか買わないと決めていたのですが 

衝動買いしたVASSが同じデザイン でして

もちろん木型の違いでだいぶ印象は違うのですが、

同じブラウン

同じフルブローグということで

 

 

どちらかはちょっとリカラーしたほうがいいかなとちょっと思っていたんです。

リカラーするなら折角のミュージアムカーフではなく

Brosentさんと同じ手染めの名も無きのほうが染め替えで出来ることも多いではないか、

ちょっとメダリオンの染めの状態に思うこともあったんですよね。

 

ということで染め替えのご相談

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黒のフルブローグを持っていないので、黒系にすることは確定

ただ、せっかくBrosentさんにお願いするので、そこはちょっと変化球を投げて

このシャドウブラックというフリーカラーシステムでも人気のカラー

 

www.brosentshoes.com

ついでに噛んで噛んでどうしようもない左足についても

長い間某紳士靴販売店TPで商品開発などをされていた清水さんにもご相談させていただきました

やっぱりすごいですね。

「これはちょっとどうしようもないかなぁ」

と悲しいお言葉をいただきましたが💦

足が噛まれる現象は本来であれば靴と足に必要以上に隙間があるときに起きるそうで

ただ、私の名も無きはそんなこともなく、本来では噛まれない。

 

ただおそらくはウイズがあっていないとのことで、そこが原因かもしれないとのことでした。

足回り、足囲ですね。

もちろん好みの問題もあるが、清水さん的には細すぎるとのことでした。

 確かに、Leather Portさんでオーダーしたときに、サンプルシューズのウイズから一つ落としているんですよね。

さらに、2年前の冬にリリースしたアイアンドレスも、私以外にも足をかまれていた人が2人くらいいたのですが、そのどちらの方もウイズを落としていた気がします。

私もアイアンドレス左足噛まれてますしね・・・

ということで、変な納得をした後で、気休めではあるが、噛まれている部分をストレッチャーで伸ばすことで改善するかもしれないということで、それも併せてお願いしました。

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最後に、履いてきたBrosentのAliceちゃんを本間先生に磨いてもらいました。

 

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 本間先生はナチュラルメイク派で、イングリッシュギルドを私がシューケアのメインにしているのも本間先生の影響だったり

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 磨きながら、コロナ禍でのBrosentさんの一年についてもお話しさせていただきました。
百貨店なんかは革靴の売り上げなかなかに厳しい一年だったとは思うのですが、
Brosentさんはそもそも目的をもって来訪されるお客さんがほとんどだったとのことで、ありがたいことにほとんどお客さんの減少はなかったとのこと。
それでももちろんテレワークで革靴を履く人たちもググっと減ったとは思うのですが・・・
「逆に職場に履かないような靴のオーダーが増えたかもしれないですね。まさにこんな」
確かに変わった靴のオーダーたくさんブログで拝見したな
こんなのとか
これなんてタイトルからしてカオス
 
でもこんなオーダーの発注もあこがれるなぁ
 
また、ネット経由でのオーダーも解禁したことから、お店に来るお客さんも減り、染め替えがサクサク進んだとのことw
結構バックオーダーたまっていたのはブログでもお話しされていたので、逆に良い機会ということでガシガシ染め替えしているみたいです。
ちなみに私がお邪魔したときはスコッチグレインさんのスパイダーというデザインの靴を染め替えしていました
と話をしている間にケア終了。
ハイシャインはしておらず
蝋分の多い乳化性クリームでうっすらとつま先を光らせるハンドポリッシュで仕上げていただきました

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本間さんもフェイスブックにアップしてくださいました。
私のブログを見てブロセントさんに行かれたかた、Mカーフ仕上げでオーダーされた方もいらっしゃったと本間さんがおっしゃってくれてとてもうれしかったです。 
 

数年前に『ミュージアムカーフっぽく染めて作れますか?』とオーダー頂いて初めてミュージアムカーフ風の染色にチャレンジした靴を履いてご来店頂きました。 この靴をきっかけに今も沢山のお客様からのご依頼を頂いてます。 I様、きっかけを頂けて感謝します! キレイに履いていてくれて嬉しいです。 #BROSENT #ブロセント #ミュージアムカーフ 風 #チャッカブーツ #オーダーシューズ #感謝

本間 俊光さんの投稿 2021年1月16日土曜日

と言うことで、久しぶりのブロセントさん訪問でした

仕上がりはおそらく3月くらいとのことで

イメチェンされた名も無きを受け取るのが楽しみです

 

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2021靴の初売り情報をまとめてみた

年末から昨年の初売り情報の記事が結構読まれていまして、

 

belphegor729.hatenablog.com

 

やっぱり需要があるんですかね。

今年の正月はStay Homeで足で稼いだ情報はないのですが、

とりあえずネット上で分かっている情報だけでも簡単にまとめてみようと思います

 

 

 

1.Brosent

いつもご紹介している目黒にあるオーダーの名店ブロセントさん

今年も1月4日からWINTER SALEを開催とのこと

www.brosentshoes.com

昨年と同様にアンダイド(手染め以外の革)セールということで

目玉はフランスの知る人ぞ知るタンナーHAASのブラックが25%

それ以外の革を15%offの大特価で提供とのことです。

HAASは取扱いが非常に少ない革ですので

 

belphegor729.hatenablog.com

 

この価格はやばいのではなかろうか

というかヤバイ

私も靴箱に余裕があったら作りたいくらい

 

2.Trading Post

トレーディングポストさんも年末から年始にかけてセール開催中

12.12~1.17

 

12.12から店頭商品が一部やすくなるプレセール

12.26から倉庫に眠っているセール品がさらに安くなるストックセール

1.2から初売りセールとのことです。

 

記事執筆時点では初売りセールの情報はないですが

ストックセールでは一部8割引きの商品も放出するとのことです

tradingpost.jp

 

 

3.World Footwear Gallary

オリエンタル30%offフェアー開催中

wfg-net.com

オリエンタルブランドのレギュラーラインが杯盤になるようでこちらのラインの在庫一掃セールのようですね。

年末からやっていたようですが、年始から割引率を上げているようです。

もうだいぶサイズかけしているようですが、サイズが合えばかなりお得かも?

またup to 50%セールも同時開催中

 

 ワールドフットウェアギャラリーの歴史において最も大切なキーワードに「発掘」があります。日本に代理店が無い時代、持ち込まれていなかった一流ブランド靴を発掘してきました。日本ブランドにおいては協業という形をとり、生産側と販売側がフラットな対等な関係のもとで世に靴が送り出されています。セールに置きまして、皆様にもご自身に合うものを発掘して頂きお買物を楽しんで頂ければと思います。

 

ということで、一点ものサイズでMAX半額のかなりお得なセールも同時開催中です

 

4.ISETAN

店舗のほうの情報はどうしても厳しいのですが

オンライン上でセールを開催しているようです。

とりあえず革靴関連だけ抜き出してみましたが

www.mistore.jp

うーん。サントーニとかありますが、元値がわからないのでどれくらい安いかわからないですね・・・

 

このリーガルのローファーなんて、失礼を承知で言うと、リーガル製で、馬革で

割引後価格7万って・・・

www.mistore.jp

 

 

5.Hankyuメンズ館

Good Value 3Daysと題して

1.9~1.11の3連休でセールを行うようです

 

www.hankyu-dept.co.jp

 

靴は1月9日に目玉商品が出る模様

モザイク画像を見る感じだとエドワードグリーンとかクロケット&ジョーンズとか出るみたいですね。

また、ドメスティックブランドの革靴も3日間常時セール品が展開されるようです。

 

この3日間は昼間の時間帯について事前予約制をとるそうなので気を付けてください

 

6.スコッチグレイン

国産紳士靴の雄スコッチグレインさんも

12.2~1.31でウィンターフェアということで直営店全品10%offとのことです。

www.scotchgrain.co.jp

 

 

最後に

とりあえずネットで拾える情報をまとめてみました。

実際に見ていないので書いていませんが、おそらく伊勢丹メンズ館も店頭で初売りセール例年通りやるとは思うんですよね。

いけないですけど( ;∀;)

 

また何か情報があれば追加していきますがご参考になれば幸いです。

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かなやブラシさん靴ブラシ以外でも重宝しているんですよね

浅草で時間があると必ず寄るお店があって

それが

 

かなやブラシ

 

さんなんですね

 

私がいつも行くのは新仲見世通り店なんですが

 

 

様々なブラシが置いてあって結構楽しいです。

 

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靴好きの人にとって一番おすすめなのは、このザパトロタイプの靴ブラシだと思うのですが

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私は馬毛なら何でもええだろと思って

こちらの左官ブラシを愛用しています

 

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大きいわりにだいぶお安い 

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 最初はちょっと毛が硬いかな?と思いましたが、今ではしっかりとなじんでいますね。

 

レザークラフトする人にはこちらのへちまもおすすめ

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大小ありますが、これをカットして、コバ磨きに使います

コーンスリッカーと比べても結構優秀なんですよ

 

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ただ、私が一番愛用しているのはこの馬毛の歯ブラシ

 

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 より硬いのがいい人には豚毛のブラシもありますが

毛にこしがあって、歯を磨いていてとても気持ちがいいんですよね。

1本300円程度と価格もそこまで高くないので、天然素材でちょっといい歯ブラシないかなぁという人には本当におすすめの逸品です!

強いて言うなら、やっぱり化学繊維の歯ブラシと比べて毛が下手るのが早いですかね。

明らかにコシがなくなります

でも化繊の歯ブラシも3か月程度で交換することが推奨されていますので、

まぁどっこいどっこいカモ?

 

浅草なんて行かないよ!という方も

実はアマゾンでさして変わらない値段で売っていたりするので、

気になった方ちょっと手に取ってみてもらえると嬉しいですね。

 

 

かなや刷子 馬毛歯ブラシ小(3本入り)

かなや刷子 馬毛歯ブラシ小(3本入り)

  • 発売日: 2017/06/06
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

 

 

 

 

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