LetLifeLoose

映画、漫画、革のブログです

実は一番ヤバイのは #小学館 ってことに私のなかでなってきた・・・

これで最後、という区切りも込めて

セクシー田中さんの感想記事を書いたつもりだったのですが

 

belphegor729.hatenablog.com

 

沈黙を続けていた、小学館から、想像を絶するリアクションがあったので絶句してしまいました

 

news.yahoo.co.jp

 

 

人間、というか小学館の経営陣はどうやったらこんな鬼畜な発言ができるんだろう

故人を盾に調査拒否と受け取られても仕方なくないですか?

そもそも大事な身内がなくなられてから公式見解を発表するまでが遅すぎる

それで、さんざん叩かれまくっている日テレの発表と大差ない、  これからもこれまでと対応を変えることはありませんって内容は頭がおかしい

そもそも、ドラマ化の過程でトラブルが起きたんじゃないかって言われているのに

 

出版活動にあたっては、今後も作家に寄り添うことを誓い、その姿勢を改めて作家に伝えていくという。

ってどう考えておもおかしいでしょう。出版活動に寄り添っていたかどうかではないんだよ。意図的に逸らしてるの?出版活動は寄り添うけど、メディアミックスに関しては寄り添わないってことを隠しているような書き方だと、私は受け取ったよ

 

さらに詳細な情報も出ているけど、小学館という会社の醜悪さがさらにあふれでている。

本当に最悪

www.tokyo-sports.co.jp

私があり得ないと思ったのは以下のコメント

 

SNSでの発信が適切ではなかったという指摘は否めません。

 

適切でなかったのは原作者ではなく脚本家のSNS発信であるという前提をちゃんと指摘しない限り、やられたもん敗けだよそれで良いのかよ

どう適切でなかったのかちゃんと書かないと、芦原さんがSNSで内情を暴露したのがよくなかったと受け取られかねないよ。この記事のコメント見てごらんよ

実際に総受け取っている読者がいるよ

そうじゃないでしょ?こんな大事なこと、個人のSNSで投稿させるべきではなかった

もしくは、SNS投稿をするのではなく、そもそもの発端となった脚本家の投稿を削除させるよう小学館から日テレに要請すべきだったとか、色々な反省の仕方はあるだろうけど、もう小学館は信頼がないから、そういう反省をしているかどうか怪しい

とりあえず不適切でせいたすみません。といっておけば良いと思っている節がある

 

だってね、痛ましい事件が起きたんだよ

故人の意思にそぐわないから調査はしない

という発言を、一万歩ゆずって納得したとしよう

でも、再発防止のために何をすべきか、

色々あるでしょう。約束事はドキュメントに残すとか(当たり前過ぎて反吐が出るけど)

原作者SNS運用ガイドラインを策定するとか(これもも保護じゃなくて拘束になりそうではあるけど)

今回は脚本家の守秘義務違反の可能性があると思うんだけど、そこに対して、同じ個人のアカウントで週義務違反となるような投稿を指せることを許可したのは不味い

守秘義務がなかったとしても軽々しく内情を暴露することを許してはいけなかった

これは当然日テレ側も今回の件を受けての体外的なガイドラインの公表をしないと駄目だよ

 

不安に思っているファン、漫画家たちに、ちゃんと示すべきでしょう?

示さないってことは、考えていない、って受け取られても仕方がないよ

私は、これらの記事を読んで

「あぁ、小学館は、だんまり決め込んで事件が風化するのを待っているんだな」

と、そう感じたよ

だんまりを決め込んで、一時的に世間の印象が悪くなっっても、メディアが総出でかばってくれる、そうして風化していけば

漫画ファンは、出版社を見て漫画を買う訳じゃない、続き物を他社に移籍してやるのも

そう簡単じゃないから、印象が悪くなっても売り上げは落ちない、そのうち事件は風化して、何事もなかったかのように事業は続いていく

 

だってね、今回のだんまりの一件で、風化に成功した事例が大量に掘り返されてる

古くはドラマがもめにもめ、ドラマが実質的にお蔵入りになっている海猿

note.com

 

原稿をなくされた金色のガッシュは小学館を提訴しているし、

(市かもその際に、漫画家に屈してはならない、という檄文が社内に回ったそうです・・・信じられない・・・)

www.excite.co.jp

 

しろくまカフェ問題なんて、これ本当にえぐいし、当時私もこの事件知っていましたけど、

news.yahoo.co.jp

 

正直今になるまで忘れていましたよ。風化成功。大成功です。

出版活動にあたっての寄り添い方も、今後”は”ではなく今後”も”といってしまうということは、こういう風に雑に寄り添っていきますよ

って揶揄されますよ

 

幸いにして、小学館の漫画で今もちゃんと読んでるのって、たぶん任侠転生くらいで、それもアプリでボチボチ見ている程度(しかも最近さぼりぎみ)だから、頑張っている漫画家さんには申し訳ないけど、小学館の漫画を買うのはとりあえずセクシー田中さんで最後、今後なるべく小学館の漫画には手を出さないようにしていくよ

読者ができる抵抗なんてそんなもんだからね。株主でもないし

というか、私の購入代金の9割が小学館にいくってすげーやだな

うん、マンガワンも小学館なのか…付き合ってあげてもいいかなも単行本買うの一旦控えようかな…

 

人の悩みに寄り添う優しさにあふれている【#セクシー田中さん】

ドラマね

木南さんが主演ってのにちょっとだけきょうみはあったんです

ありはしつつも、ほとんどドラマ見ないので、下剋上球児だけ見て力尽きて、パリピ孔明すらHDDの肥やしになっていたので、結局見ずに終わってしまったのですが

 

誰かのツイートで、「人の生きづらさに寄り添う漫画だ」という評価を見て

こうなってしまったことは悲しいけど

悲しいからこそ、どんな漫画を描かれる方なのか

気になって、1巻を読み、そのまま全館読み切ってしまいました

 

 

まず最初に、読む前のイメージと全然違いました

こう、1巻の表紙から感じるイメージって、泰然自若っていうんですかね

地味なふりして実は美魔女な田中さんが、若いこのメンターとなって導く

そんな感じの漫画だと思っていたんです。

ドランクドラゴンの鈴木さんみたいに

陰で何を言われようと、自分はベリーダンスの世界で一目置かれているから大丈夫

みたいな(こういう書き方するとちょっと嫌な人みたいだな・・・)

心の中に1本芯をもって動じない、そんなキャラかと思っていたのですが

めちゃめちゃ等身大の人間でした

人と同じように生きることができず、孤独のなかで、一筋の光となったのがベリーダンスだった

そんな、人一倍弱い田中さんが、同じ会社に派遣で来ているOLの倉橋さんにショーをしているところを見られてしまう、という出会いから、大きく人生が転がっていく

田中さんも、倉橋さんも

そんな、袖すりあうも他生の縁で、悩み、苦しみ、寄り添いあって、克服していく

すんごいポジティブな、勇気をもらえる作品でした

なんだろう、めちゃめちゃうまい具合に悪い人がいないんすよこの漫画

ぶりっこな倉橋さん、なんでぶりっ子なのか、彼女には彼女の人生があって、処世術があって

チャラいチャラい小西君、でも、彼は彼で、学生時代の苦い経験があり、その中で気づいてしまった、自分ではどうしようもない不誠実な性格と、誠実に向き合おうとしている

無自覚に人を気付つける、一言多い笙野さんは、田中さんとの出会いを経て、自分の半生を振り返りながら、変わろうともがいている

女たらしな三好さんの隠されたやさしさにメンタル持っていかれるし

極めつけの田中さん

人とずれていることにずっと悩み、下を向き、やっと前を向けるようになったベリーダンスにしがみつき、自分を見つめながら、一歩ずつ、前に進んでいく姿にものすごい共感する

 

特に、笙野さんと田中さん

笙野さんの無自覚に失言するから直したくてもどうしていいかわからない苦しみだったり

田中さんの、何のせいかわからないけど人とかみ合わない苦しみがよくわかって 

本当に他人のようには思えないんですよね

それでも、笙野さんにはそれを指摘してくれる小西さんがいて

田中さんにはベリーダンスと倉橋さんがいる

二人だけじゃない、いろんな人たちの好意のサイクルによって

二人の過去のトラウマがどんどん解きほぐされていく様は

本当に途中から読んでいて涙が出てきました

 

確かに結婚はできたものの本当にたまたまで

やっぱり自分どっかおかしいな、という自覚はあり

底を指摘してくれる人にもフォローしてくれる人にも出会えていない私からすると

 

笙野さんと田中さんはまぶしい、うらやましい

でも、そんな二人の世界が開けていく、広がっていく様は

純粋に応援したい

開けていって、新しい一歩を踏み出した二人が、

二人だけじゃない、小西さんも倉橋さんも、三好さんだって

悩んで悩んで悩みぬいて、選んだ未来はとっても素敵なはず

そんなストーリーの帰結を、見せてほしかった

選び抜くまでにももっとたくさん、悩み、苦しんだはず

その悩みに共感したかったし

それを乗り越える彼らを祝福したかった

もうそれができないことが悲しい

本当に悲しい

こんなにも、陽キャにも陰キャにも寄り添ってくれる漫画を描ける作者は

でも、陽キャの悩み陰キャの悩みをここまで繊細に描ける作者は、

きっと同じ悩みを持っていらっしゃったんじゃないかなと、繊細だったんだろうなと

思います

「愛されたかったわけじゃない、尊重されたかった」

というセリフが、重くのしかかる

 

辛いときはポジティブな映画を見る

先生にもしてほしかったな

今とても、「きっとうまくいく」が見たい

 

 

 

伝統工芸+イチャラブ【#クプルムの花嫁】

ギャル+伝統工芸というカテゴリだと

「その着せ替え人形は恋をする」

アニメも2年前(???)に覇権を取るくらい人気の作品がありますが

 

に多様なジャンルかつ、より伝統工芸に重点を置いた良作を発見

 

ビスクドールがひな人形とコスプレの化学反応と高校生同士の恋愛を楽しむ作品なのに対して

こちらは、銅を槌で叩いて作品を形作っていく「鎚起銅器」職人の(すでに社会人の)「修」とギャルの大学生「しいな」の恋愛を楽しみながら、伝統工芸そのものについての理解が深まっていく作品

 

鎚起銅器はこんなの

たっか、うわたっか

ただ、これが1枚の銅板をただ叩くのみで形作られていくというまさに職人の手作りであることを考えると、そりゃ高いよね。というのが漫画を読めばわかってきます

 

これとかも凄いきれいですね

この青は、ある意味のさびで、銅を薬品に浸すことで酸化膜を作って着色するのだそう

 

こういうの大好き民なので読んでいてすごく楽しい

そして、職人の修とギャルのしいなの関係がすごく良くて

まぁギャルって言ってもそこまでバリバリな感じではなくて髪染めている程度なんだけど

不器用だけど彼女を大事にしたいと頑張っている修と

そんな彼を支えてあげたいと自分なりに努力するしいなの2人の関係性が凄く尊い

てぇてえんですよ

また、修はまだ詳しくは語られないものの、幼いころに母を亡くし、天才職人であった父も交通事故で無くすことで、家族と、職人としての目標を失ったショックからも立ち直ろうと苦悩している感じがあるのですが、作中で少しずつしいなとの関係が深まっていく中で、しいなが新しい家族になり、悩む職人を支えるパートナーになり

修の壁を二人で乗り越えていく感じがすごく好きです

メンタルすさんでいるときに読むと二人の支えあう関係性にめちゃめちゃ癒されます

ほんと良い

家族を失った主人公を、天真爛漫なヒロインが支える構図だと

「味噌汁でカンパイ」

という漫画もあって、これもとてもお勧め。銅器ほどではないけれども、味噌からひも解く郷土料理というやっぱり話のテーマを扱っているのも近しいかも

 

舞台は金物の街燕三条、ラーメンも有名ですよね

 

新潟は前々から言ってみたいと思いつつ、なかなか行けてないところの一つなのですが

読めば読むほど行きたい気持ちがたかります。

まぁとはいえ行く余裕ないんですけどね・・・

なんとか理由つけていきたいなぁ。行ったら聖地巡礼したくなる

作者もしっかりと取材に行って、地元の名店とかをピックしているので

観光ガイドブックとしてもレベル高い本になってます

 

ということで、現在4巻まで発売中

 

 

おすすめです

アニメが始まる #ダンジョン飯 が思った以上に面白かった

前々からなんとなく気になってはいたけど手を出す程ななかった漫画ってたくさんあって

その中の一つが今回紹介する「ダンジョン飯」なんですよね

 

これがみんな大好きTriggerの制作でアニメ化するっていうんだから

あのガイナックスの後継会社といっても過言ではないTriggerが選んだ原作ってなるとがぜん興味がわいてくるわけで

今回アニメ化記念なんですかね

1巻と2巻がアニメ公開初日の1月4日(というか今日?)まで無料で読めたので読み進めていたところ

めちゃめちゃこのみな雰囲気だったのでそのままラストまで購入して読み進めてしまいました。

初売りセールのポイント還元もあるし、平均20%のポイントも付くのでまぁまぁお得でした

 

ストーリーはざっくり前半と後半に分かれていて

前半が、ダンジョン攻略中に準備不足で消耗したところをドラゴンに遭遇してチームが壊滅し

主人公の妹がおとり役となって一度撤退できたものの、身代わりとなった妹を助けるために再びダンジョンに潜る、というお話

 

その中で、撤退の際に荷物を全部おいてきてしまったために一文無し、妹の安否を考えると、一度町まで撤退するまでの時間も惜しい

じゃぁどうするか

ダンジョンにいる魔物を料理して空腹を満たしながらダンジョンを潜っていくしかない

ということでタイトルの「ダンジョン飯」

なわけです

 

そして、後半は、この世界にあるダンジョンの秘密、そしてこの世界の残酷さについて語られていきます

 

正直前半は、ある種のゲテモノ食いを強いられる

主人公の仲間たちのリアクションを楽しんでいる面も少なからずあるのだけれども

正直現実にない食材で料理といわれてもなぁ・・・

という気持ちも若干なくはなかったわけですね

ただ、タイトルほどに料理が主軸の漫画ではなく、ファンタジー世界においての魔物と動物の違い、魔物の生態についての深堀という世界観の構築の仕方が非常にうまく

そこから、ダンジョンがなぜこの世界にあるのか

という世界の秘密に軸足が移っていく

この構成が非常に見事でした

 

 

ぶっちゃけドラゴン退治で14巻は持たないよなぁと思っていたので

そのくだりが中盤で終わったのは納得

そこから、ハッピーエンドのあとの蛇足のような第2部が始まるのかと思いきや

よりシビアで切実な状況に主人公を持って行ったので本を読む手が止まらなくなってしまい、そこから最終巻までは一直線

怒涛の展開に飲み込まれながら読み切りました

後半が全然違う方向に突き進んでいったのも含めて本当に面白かった

アニメがどこまでやるのかわからないですが、2クールだと全部頑張っちゃうかもしれないですね

 

非常に楽しみです

 

見るほうにも覚悟を求めてくる漫画、だがそれがいい【#春の呪い】

 

………春は、本当に死んでしまったんですね…

 

春の呪い: 1 (ZERO-SUMコミックス)

春の呪い: 1 (ZERO-SUMコミックス)

 

 

今連載中の次作がこの前アニメ化も決定した小西明日翔さんの短編作品

 

 

 

一コマ目から、最愛の妹の死から始まる本作は


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その強烈なインパクトそのままに

常に負のオーラを漂わせながら話が進んでいきます。 

 

妹の春に生前頼まれ、婚約者の写真を棺に入れる姉の夏美は


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その後、その婚約者と付き合うことになるのだから
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妹の婚約者は、ぱっと見のイラストからも記号が見え隠れしますが良家の人間であり、

妹との婚約も政略結婚の意味合いが強い。

 

それでも妹は婚約者のことを本当に愛していて、

しかし妹が死んだあと、その代わりを務めさせられたのが姉の自分だった。

 

夏美は複雑な家庭事情からか妹を溺愛しており、半ば彼女のために生きていたような人生で

最愛の彼女を失ったうえ、その彼女の最愛の人と付き合わされる。

 

妹の影におびえ、罪悪感に押しつぶされれそうになりながら自分の役目を全うする姿に心が押しつぶされそうになります。 


いきなりの1話タイトルイラストでこれですからね。


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不穏が過ぎる

 

そのうえで・・・

彼女は妹の婚約者である冬吾さんに

「春とデートしたところに連れて行ってほしい」

という条件を付けます。

 

1巻は、冬吾と夏美が、春とのデートコースをなぞっていきながら、生前の夏美が春を思い返す内容になっています。

 

表面上はサバサバとした夏美が、その心の中でコールタールのようなどろどろとした感情に沈み込みもがき苦しんでいる。

その人間描写がとても素晴らしいです。

 

読んでいるこっちが追い込まれていくような圧倒的な負の感情

たたきつけられ、押し付けられ、一緒に押しつぶされていたところで

 

夏美に隠していた冬吾の秘密が明かされ

 



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生前の春の隠していた思いが夏美の目に留まったところで1巻が終わります。

 

いや、これ単行本追っかけてたらたぶん気が狂ってるわ。

2巻が待てなくて

本当に、1巻ですでに起承転結が出来上がっているくらいクオリティが高いのに

2巻からは慮ることしかできなかった春の感情が つまびらかになります

春と夏美、そして冬吾の、1巻では仮面をかぶっていた3人のむきだしでどろどろとしたナマの感情が

 

うねりあい、ぶつかり合い、混ざり合ったうえでのラストは

それが想像通りのものであったとして、

あるいは意外なものだったとして

 

それに至るまでの過程を、感情のうねりを一緒に体感しているので

すっきりとしたすがすがしい感情を共有できるのではないかと思います。

特に夏美と冬吾、それぞれがそれぞれの家族と会話するシーンは涙で前が見えなくなるほどでした

 

春がすぎ夏を経て

秋が過ぎ去り冬に至る物語を是非読んでほしいです

 

てか実写化していたんですね

うーん、微妙そう。DVDがアマゾンにないっていうことは、そういう評価なのかしら

 

 

 

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正反対の姉妹の対比が切ない【#愛の囚人】

일본에서는 도중까지 밖에 읽을 수 없는 것이 유감. 계속 읽기

コミックがうというアプリで見つけて

KindleUnlimitedで全話無料購読できたのですが

今見たら日本国内のすべての漫画アプリで配信終了ェ・・・

買っておくべきだった。買っておくべきだった・・・

すごく切なくて素敵な話だったので、備忘録として記事を残します。

 

本作は、永遠を生きる魔女と、魔女を愛した定命の者のラブストーリー

 

本作は3章仕立てで

表紙になっているのは実は2章のヒロイン

 

第一章は

人という生き物の愚かさを愛する魔女が、一人の男性を愛し、人の愚かさによってその最愛の人を失い

そのまま全てを取りこぼしていく話

 

第二章は

人間嫌いの魔女が、心優しい少年に恋をし、変わっていく話

 

第三章は

すべてが終わったあとに残された人たちの物語

 

 

一番好きなのは第二章ですね

第三章は求めていたのと正直違う

想い人を射止めるため、人とはちょっと誓った感性で努力し続ける魔女コーネリア

その中で人の善性に触れ変わっていく彼女

二人は終生愛し合い、定命の彼の命の灯火が燃え尽きるとき

魔女は限りあるからこそ尊い愛に気づく


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永遠にしてしまうと、その愛は変質してしまう

だから、これで良いと笑顔で見送るのが

とても切なくて、とても良い

夫婦の最後の時間に流れる優しい空気に

美しく気高い愛の終わりを見せていただきました

 

それに比べて第一章の姉の魔女フィリファがあまりにも救われなさすぎる

 

彼の一生に添い遂げ、死の際に彼の深い愛に触れ、満足し、納得して二人の時間を終わらせたコーネリアに比べ

二人の愛の時間は何度再会しても長く続かず、常に孤独と飢餓感を抱えながらいつ来るともわからぬ想い人を待つ

幸せな時間は長く続かないと知っている

 

また会えるがゆえに執着し

長く続かないために囚われ続ける

 

幾度の死を看取り続ける中で自分がかつて愛した人間の愚かさが最愛の人を殺したとき、フィリファの心も一緒に死んでしまった。壊れてしまった

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恋の囚人のタイトルの通り

彼女はこの牢獄に囚われ続け、救われない事が物語の根幹になっているのが本当に辛い

 

彼女の死を持って、その虜囚から開放される

 

本当は第三章で求めていたのはフイリファとコーリンの救済だったのだけれども

 

人に絶望してなお必要悪として人とともにあり続けたフィリファ

 

彼女の慈愛に物語は報いることはないのか

私はとにかくフイリファが好きで、

すべてを包み込む優しい笑顔が本当に素敵で

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コーリン同様私も強く魅入られてしまったので

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彼女の笑顔が物語の中のほんの少ししかないことが辛い。悲しい

 

こんな全てに絶望し疲れ切った顔で終わってほしくなかった

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最後に陳腐でもいい、魔女が居る世界なんだ

奇跡を起こして二人末永く幸せに暮らしてほしかった

 

しかし、終章は魔女を失い均衡を崩した世界で残された人の善性が試される話

 

そして、魔女に取り残された使い魔が、魔女の付属物ではなく一つの個として確立していく話

 

もちろん第三章も良く出来ていて、このにあるメッセージも尊いと思うし

ここで、フィリファの物語に戻ってしまうと蛇足になってしまうのもわかるんだけど、

後日談、終章という形で、報われることの無かった二人に幸せな結末を見せてほしかった

 

とはいえ、私のハッピーエンド厨のどが過ぎているだけで第一章のオマージュもあり、その中で成長する一人の女性を描ききっているので、きっと満足できる、多くの人に読んでもらいたい作品です

 

 

作者は韓国の方なんですね

mobile.twitter.com

うーん

幸せな後日談が欲しいって言っても韓国語わからんから伝えられん・・・

というかこれ

続編ありませんか???

www.bookcube.com

 

あるよね???

読みたい

マジで読みたい・・・

絶対求めていた内容ですやん

マジでお願いします・・・

百合にまつわるエトセトラ【マーメイドライン紹介】


好きなんですよね。百合漫画

 

  両思いだったり。片想いだったり

  like なのかloveなのか自分でもわからなかったり

  そんな自分に戸惑ったり

  そんなモヤモヤした関係にしんみりしたり、ほっこりしたりできてとても良いです

  あとは、思いが秘められていることが多いのも切なくて良い

 

これまでもいろんな百合漫画を紹介してきましたが

今回は多分自分が一番最初に、刺さった、百合の世界に私を沈めた漫画

金田一蓮十郎さんの「マーメイドライン」と言う漫画です

 

 

金田一蓮十郎さんは、少年漫画で誌「ジャングルはいつもハレのちグゥ(ハレグゥ)」というギャグの漫画でデビューされた漫画家で、シニカルでシュールな作風で大ヒットしました。ハレグゥはアニメ化もしてます。

 最近は青年誌で活躍されているようですが、

   ハレグゥをかかれていた頃から、ギャグ漫画でありつつも人間関係は複雑でかつドライなリアルさがあって、そこが広い年代に支持されていたのかなとおもいます。

 

  さて、マーメイドラインはそんな金田一蓮十郎さんの百合系の作品を集めた本で、5つのエピソードが8話の物語として収録されています。

 

   どれもコンパクトにまとまっていて素敵なお話なのですが、

  そのなかで2つのエピソードの紹介をしようと思います。

 

「めぐみとあおい」

マーメイドラインに収録されているお話は二人の名前がタイトルになっていて、このお話はめぐみとあおいが主人公です。

あおい視点の話、めぐみ視点の話、二人の話、そして後日談と一番話数があり、またタイトルのマーメイドにかかる人魚姫の物語を中心に添えた高校生のお話です。

 

 秘めた思いを人魚姫の物語に例えて、そこに高校生のあどけなさ、残酷さと「人とは違うこと」への不理解をスパイスにしてビターな物語に仕上げています。

 なんか、もう、つらい

でも、読後感がすごく爽やかなのは、二人の関係を強く肯定してくれているからだと思う。

 

 どの話もモノローグで終わるのだけれど、そのワードのチョイス、センスが素晴らしいです。

 

「王子様もバカだけど、きっと人魚姫もバカだ。

たって彼女は、何度読み返しても、別の本を読んでも、溺れるバカ王子を救って恋をする」

 

後日談のモノローグもとても素敵ですが、それは是非読んでみてほしいです。

 

「あゆみとあいか」

こちらはかなりおもいきったお話で、性同一性障害も絡めたお話。

 テーマとしてなかなか難しいと思うのですが、とくに「あゆみ」がとてもパワフルで、読んでいてこっちまで励まされます。

 そんなパワフルなあゆみもいろんなことで悩んでいてすれ違って、仲直りして。

 短い話のなかに喜怒哀楽がつまっているお話は読みごたえがあります。

 

紹介しきれませんでしたが収録されている他のお話もコンパクトにまとまっていて読みごたえもあります。

 

興味を持ってくださったら、是非Kindleでサンプルのダウンロードをしてみてください

 

 

マーメイドライン (百合姫コミックス)

マーメイドライン (百合姫コミックス)

 

 他の百合漫画の紹介です

 

belphegor729.hatenablog.com

 

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ギャグメインかと思ったら思った以上にシリアスだった。いろんな意味で【#私の推しは悪役令嬢】

祝、アニメ化ということで再アップ

 

 

漫画自体はピッコマで途中まで読んでいたんだけど

原作小説が全5巻Kindle Unlimitedの対象になっていたので

久しぶりに小説を読んでおります

といってもなろう自体は

漫画のさきはどうなってるんやろうなー

って感じで地味にいろいろ読んでいるし、そもそもこれもなろう原作ではあるんですが

 

とりあえず原作読んで印象がガラッと変わったので

Unlimited対象中に紹介

いやぁ

熱かった

面白かった

百合であることを置いておいてもかなり好きな作風だった

 

 

 

ストーリーについて

 

乙女ゲーム「Revolution」の世界にヒロインとして異世界転生したことを思い出した主人公の レイ=テイラーは

自分の最推しキャラである悪役令嬢 クレア=フランソワに”原作通り”虐められたことに感激してしまい

思わず好きですと告白

ここから、虐めているはずなのにご褒美にしかなっておらず、調子を狂わされまくるクレア様を愛でる物語が始まった

 

と思っていたんだけど、意外と原作的にはそのくだりは導入部分で

中盤以降は悪役令嬢クレア=フランソワが原作通りの破滅エンドを迎えてしまうのを回避するために

ヒロインとして転生した主人公が原作の知識を使いながら奮闘する第1章と

その後を描きつつ、異世界転生、ひいてはこの世界そのものの秘密について明らかになっていく第2章の2本仕立てのかなり本格な

往年の富士見ファンタジア文庫作品をほうふつとさせる本格ファンタジー小説でした

こう、神坂一とか秋田禎信、榊一郎さん当たりが好きな人はかなり刺さるんじゃないかな

それなりにこだわりの感じる魔法理論とか

魔法は構文であるとしたスレイヤーズ、それをさらに発展させてプログラミング言語に類似させた捨てプリ、もはや言葉と魔法がリンクしないオーフェンに連なるものを感じる

というか作者同年代なんじゃなかろうか。作風があまりにも往年の過ぎる

 

ゲームタイトル"Revolution"という名前の通り、主人公たちが暮らす王国は変革の兆しがあり

レイは攻略対象の王子たちとのフラグを折りながら

その結果迎える革命イベントで没落する貴族の中からクレアを救うべく

破滅フラグを回避していくのだけれど

彼女が原作シナリオに介入したことによる未来改変にレイ自身も翻弄されていく

 

 

キャラクターについて

 

個人的にはやはり主人公のレイと相方のクレアのキャラクターがすごくいい

漫画で連載している時点ではただのカラっとした楽天的でちょっとマゾヒスティックなギャグキャラなんだけど

その楽天的な仮面の下には前世での苦い経験で冷めた感情があったりして

こう、大好物なんですよね

そういうキャラクター

アイアンマンのトニースタークなんかまさにそうで

 

 

社交的、冷静なように見せているけど、その裏では必死に汗をかきまくっている

革命編終盤、自身の予想、想定とずれていく現実を必死に修正していく様とか

自分の感情との向き合い方に苦慮するところとか

あ、ちなみに本作結構なガチレズものです

Likeかと思っていたがLoveだった

しかも割と重めの

何でもないふりしてその実必死にあがいているところがすごく好きです

 

で、対するクレア様も成長するヒロインとしてかなり秀逸

前世では成人していてメンタルが成熟し、ある意味老成しているレイに対して

悪役令嬢と呼ばれる程度にはわがままであり傲慢

そんな彼女がレイに付きまとわれていく中で、世界の問題に触れていき

彼女の中にあるノブレスオブリージュの精神を育てていく

中盤からは成長する主人公としてのクレアと

そのメンターとなるレイという関係性に代わっていって

おや?思っていたんと違うぞ?

とは思うんだけど、これはこれで上質なストーリーを展開していて惹かれるものがあります

成長したクレアは序盤の彼女とはまた別の良さがあって好きですね

悪役令嬢ではなくなった代わりに、一人の女性として非常に魅力的になっています

 

ストーリー構成について

 

また原作小説の文体としても、章の最後に次の展開へのフックをしっかりと仕込んでいくので、思わず時間を忘れてページをめくってしまうんですよね

革命編としては小説2巻で終了で

漫画のの進み具合を見るに漫画版はそこで終わってしまうんじゃないかなぁと危惧してはいるのですが

第2章についてはももう完全に原作ゲームのくびきからはなれ

より踏み込んだ内容になっていき

レイ自身も力不足となるシーンが増えるので

よりハラハラする展開が待っていてめちゃめちゃ楽しいです

レイ自身が主人公補正でかなりの素養があるものの

その代わり運動神経がなかったり、

或いは上回る素養の持ち主だったり、低い素養を補う固有の才能の持ち主がいたり

案外”それなりに強い”程度のキャラクターなのもパワーバランス的にちょうどよかったり

また、その他の異世界転生ものでは「そういうもの」として流されてしまう

・なぜ異世界転生したのか

・なぜ転生先がゲームと同じ世界観なのか

”・異世界”なのになぜ”原作があるのか

というメタ視点にも言及しているのも面白い

異世界に転生したとして、幼女戦記とか無職転生とか見たいに全く未知の世界であればいいとは思うんだけど

特に悪役令嬢ものに多い

「これゲーム(小説)の世界だ!」

っていうパターン、正直喜ぶよりも世界そのものがフィクションではないかと不安になる気がするなー

とは思っていたんですよね。もちろんこちらも「そういうもの」として割り切ってなろう小説を楽しんでいますが

 

そこらへんしっかり設定を落とし込んでいるあたり、また後述する話も含め、

筆者かなり頭いいと思うんですよね

固有魔法にコキュートスとかジュデッカとか名前を付けるあたり、シャナかスパロボαあたりも履修しているんじゃないかなぁ

余計同年代疑惑ががが

 

作者の知識の豊富さに脱帽する

 

で、多分筆者自身も性的志向が同じか、そうでなくても造詣が深いような気がする

あとがきから察するに前者でしょうか

同性愛を含め、セクシャルマイノリティに関する造詣が深い

性的志向の話からさらに進んで、独自の親子観を作中のあるキャラクターに代弁させる形で言及していたりして、そういった点でもただの百合作品とは一線を画している

また前世の話が結構生々しいんですよ。普通に前世編で一つ小説賭けるんじゃないかっていうくらいに設定が濃くて、まぁこういう修羅場を乗り越えてきた社会人としてのメンタルが根底にあるのであれば、レイの性格も老成されたものになるよねぇと思う

そのほか中世ヨーロッパの歴史的、革命に至るまでの流れであるとか、新章で語られる教育理論、或いは中世イギリスをもとにした食事の歴史等についても造詣が深い

貴族制度や王政という異世界転生もので当たり前のように扱われる(おおよそ爵位持ち令嬢に転生し、王太子と婚約するから必須項目ですよね)設定についても

革命というシークエンスを経ることによって

ガワだけを借りるのではなく、仕組み・制度の問題点、そこから生じる制度の疲弊や個々人の持つ思想についても物語の中に落とし込んでいるのにも才を感じる

軽いテイストの作品だと思って気軽に読み進めていたら思わずその重さと深みにはまって沈み込んでしまいました

かなり世界観を作りこんでいるし、作りこめるだけの知識力が背景にあるんですよ

私も多少は知識があるつもりですけど、それをこれだけ物語の中に盛り込むのは無理だなぁ

 

最後に

 

繰り返しになりますがAmazon Unlimitedが原作小説全巻無料なので

なろうが好き、百合が好き、ファンタジーが好きであれば一読の価値があると思いますよ

個人的には、本当に往年のファンタジーの傑作に引けを取らない内容だと思っているのでぜひ原作の最後までコミカライズしてほしいと思っているのですが

いかんせん百合物だとストライクゾーンが小さくなってしまい

往年の傑作たちや、或いはなろう原作の傑作作品たちほどの支持は得られずに第一部完結で終わってしまうんだろうなぁとちょっと危惧しています

実際どうなんでしょう、アニメ化してほしいマンガランキングなるもので2021年に5位にランクインしているみたいなので、一応人気はあるのでしょうか?

無事2023年にアニメ化!

 

ランクインした作品の中でも古味さん、吸血鬼すぐ死ぬ、大正処女御伽語等ががアニメ化し、SPY×FAMILYがアニメ化決定、と

希望を持ってもいいのかしら、でもこの中では一番大正処女御伽語が知名度低そうだけどそれでもジャンプだし、一応全部大手少年誌なんだよな

これらはランキングを参考にアニメ化が決まってそうな作品ではなさそうなので、まぁあまり期待しすぎない方がいいんでしょうね

 

それになぁおなじなろう原作で中世をベースにかなり作りこんだ世界観の王妃ベルタの肖像のコミカライズ2章までいけませんでしたし・・・

belphegor729.hatenablog.com

コミカライズの絵のクオリティもかなり高いと思うんですけど

 

とりあえず漫画を買ってお布施をしておくついでに

なろうのほうでクレア視点のスピンオフがあったのでこちらもちまちま読み始めつつ

PIXIV FANBOXで支援しようしました

平民のくせに生意気な!

inori-0.fanbox.cc

というか普通に面白そうなのでRevolutionとレボリリをやらせてくれ

 

 

怪奇話とクトゥルー好きに【宵闇眩燈草子紹介】

 

 


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宵闇幻燈草紙は明治から大正辺りの、

まだ文明開化の明かりが怪奇の闇をすべては払いきれていないような時代

 

やぶ医者の京太郎が

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ひょんなことから怪しげな古物商の美津里とであい、

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気に入られて様々な怪事件に巻き込まれる。

といった内容です。

 

そのなかで、荒事に強い寅蔵であったり

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別の作品の主人公である魔法使いのジャックとそのお着きのジュネだったりという人の枠を越えたものたちの騒動にに巻き込まれ


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(ものすっごく字が小さくて情報量半端ないなかがきもこの方の魅力)

人の身でできることの少なさに焦り、人のみを越えたものたちに焦がれ、嫉妬し、悟ろうとするも悟りきれず…

といった、怪奇事件を通して変化していく京太郎の心境が一つ物語を楽しむポイントです。

 

とにかく京太郎がよい。

基本的にくずです。やぶ医者ですしね。

でも、そのくせお人好しだから分不相応な憐憫を持ってしまって手に終えなくなり、そのさまを見て楽しんでいる美津里が最後に手助けをする。というパターンが多いですが、

ここで、人と人ならざるものの慣性の違いなんかをうまく表していて、またそこに京太郎が反発する。

しかし憧れも心のそこで溜め込んでいてブスブスと燻っている。

 

 恐らく医学を目指そうとしている辺りそこそこ頭も良く、またプライドも相応に高いのですが、人並みを外れた世界を知ってしまった感情は、誰しもが共感できる物があるのではないかな?

 特に中二病にかかった人なんかは。

 

 脇を固める人物たちも、上で紹介した人たち以外もネジが外れたものばかりでとても個性豊か。

 え?あなたレギュラーキャラなの?なんて再開もあったりして、キャラの配置のしかたも絶妙に上手いのよね。

 

個人的にはかなり急に終わらせた印象なので、是非とも続きを書いてほしいんですよねぇ。正直ここで終わるにはもったいなさすぎる世界観です。

 

 作者の怪奇ものをやる上で古典に対する知識が尋常ではなく、キャラ設定のクオリティだけでなく話一つ一つのクオリティも高いです

私が一番見事だと思ったのが

5巻に収録されている「みつつぼ」と言う話

この話が見事で、日本の狂言とクトゥルー神話を見事に融合させています。



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始まりはいたって普通な 附子と言う狂言なのですが…

是非この結末は漫画で読んでみてください。

 

 

宵闇眩燈草紙 (5) Dengeki comics EX

宵闇眩燈草紙 (5) Dengeki comics EX

 

 

 

 

また、3巻から4巻にかけて丸々とある漁港が舞台となるのですが、まぁあれですね。出てくる人みんなインスマス顔です。ふたぐんとか言い出すし。恐らく最終的に目覚めようとしているのもあれですね。あれ。

 

宵闇眩燈草紙 (3)  Dengeki comics EX

宵闇眩燈草紙 (3) Dengeki comics EX

 

 

この2巻かけたストーリーは、日本を舞台としたクトゥルー神話の物語としてもかなり秀逸で、クトゥルー神話関係をまとめたた書籍でも関連作品として紹介されています

 

All Over クトゥルー -クトゥルー神話作品大全-

All Over クトゥルー -クトゥルー神話作品大全-

 

 

まぁ、最終的にはスーパーロボット大戦になるのですが。

この方今スパロボの漫画描いてますからね。

スパロボの趣味が合いすぎなんだよなぁ

 

スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ- Record of ATX 1 (電撃コミックス)

スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ- Record of ATX 1 (電撃コミックス)

 

 

 

 

外伝になるのかな?

ジャックとジュネが主人公の二作も、こちらはがっつりファンタジーをやりつつ、やはり人智を越えた人間の少しずれたドライな感性を楽しむことができる逸品です。

特に後編の塊根の花は、ジュネの過去が少し彰かになり、また彼女も人の枠を外れたものだと言うことが解る、ゾッとするけどゾクゾクする物語となっています。


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FGOで、1.5章「セイレム」が物足りなかった方は是非読んでもらいたい。

絶対楽しいです。

漫画の方のセイレムは好きな漫画家さんだし楽しみではあるんだよな。

 

 

belphegor729.hatenablog.com

 

 

 

あとは、にたような作品だとクランプの「xxxholic 」がありますね。

女古物商に男が気に入られて巻き込まれていく辺りも結構にている。

読者層が違うのでこちらは大分エログロ寄りですが、怪奇は耽美なものとも相性がいいですし、holicがすきなかたはかなりはまると思いますよ

宵闇眩燈草紙 壱 (電撃コミックスEX)

宵闇眩燈草紙 壱 (電撃コミックスEX)

 

 

仙木の果実

仙木の果実

 

 

塊根の花 (Dengeki comics EX)

塊根の花 (Dengeki comics EX)

 

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相手を尊重するということ【#顔に泥を塗る】

完結していて結構面白かった漫画があったので紹介

 

 

全8巻とある程度話にボリュームがありつつ、あまり脇道にもそれないので結構ストレスなく読んでいけます。

 

ストーリーは、弁護士のタマゴの彼氏と6年間同棲している、デパートの受付嬢の派遣社員をしている主人公「美紅(みく)」が、

普段とメイクを変えたことを彼氏の「悠久(はるひさ)」に否定さて落ち込んでいたところに

メイクをばっちり決めたハーフの青年「イヴ」と出会ったところから始まります

 

最初の数巻は、モラハラ気質であることが婚約のタイミングで顔を出し始めた悠久と誰のために生きるのかについて真剣に考えはじめた美紅との対峙がテーマになり

主人公美紅の成長をしっかり描いています。ここをしっかり描けているので

最後までだれずに読めているところはあるかな

一応悠久にも弁解の余地は残しているというか、どうしてモラハラ気質になってしまったのかというフォローが一応あったりもしますし、最終的にそういう自分について自省し、しっかりと彼なりの決着をつけるところも見どころ

まぁそう思っているなら相手を否定するのではなくて、ちゃんと言えよ、とも思うけど

言わないと伝わらない。も重要なファクターだったりはする

 

また、本作今時というか、様々な性志向のキャラクターが登場します。

まぁそこはあまり本題ではないので、ノーマルな性志向ではあるものの化粧をし、女性的な衣装も着こなすイヴ以外についてそこまで深堀されることはないんだけど

キャラクターが的確に配置されているので、いい塩梅に説明型になるのを防いでくれていたり、

性志向だけでない多様な生き方、考え方を作品の中で提示することで、

イヴのこれまでの生き方だったり、美紅のこれからの生き方だったりを肯定していくエッセンスとして機能している。

ディズニーの最近の映画で、

 

 

そういったものについて特に意味を持たせてはいけないというような風潮が感じられたりするけど、どういう志向を持ったキャラクターか、というのは物語を動かす中で意味を持たせるべきだと思うんですよね。

志向に意味を持たせない、というのはストーリーを進めていくうえでかみ合う歯車を持たせないということだから、不必要なシーンになって今う。

意味を持たせなく存在させるのは、逆説的に特別扱いをしていることにもなる。

 

いろんな特徴のキャラクターが意味を持って配置されている本作は、それぞれがうまくかみ合って無駄なシーンがあまりない

 

終盤ちょっと巻いている感じがして、もう1巻くらいじっくり美紅とイヴ、悠久たちのこれからを見たかったともったいない感じもありますが

凄く良い漫画でした。

 

 

Webtoon系で最近読んでる漫画

 

前に悪役令嬢転生もの考察でいくつか読んでいるwebtoonの漫画紹介したのですが

 

 

belphegor729.hatenablog.com

 

 

「その悪女に気をつけてください」はとうとう終わっちゃって番外編だし

「接触不可レディ」は作画担当変わっちゃうし、時の流れを感じる・・・

 

さすがに1年もたつとwebtoon系の漫画も読んでいるものが増えました

今読んでいるもの、読んでいたものをつらつら紹介しようかと思います。

 

 

ピッコマ

 

アドニス

 

人生やり直し系

ひかれあいながらも立場の違いで敵対関係にあった主人公「イアナ」と敵国の皇帝「アルハード」

最後一騎打ちの末にアルハードに敗れたイアナは、アルハードと出会う前に時間が巻き戻ってきた。

次の人生はアルハードのために生きようと死の間際に決めていたイアナは

1週目とは違う人生を選んでいく

やり直し物のテンプレ通り家族から冷遇されているんだけど、そのあたりがちょっとわかりづらい

でも世界観は面白いし、何よりも主人公のイアナがかっこいい

2週目のあるハードもイアナにだだ甘で読んでいてフラストレーションは少ないですね

また、「待てば」で最新話まで読めたり、動画で1話無料対象だったりで

今から読み始めてもすぐ最新話までたどり着けるのもおすすめの一つですね

 

 

私のいる場所

主人公の王女アーシャは信頼していた第1王子であるウィリアムに政争の駒として敵国の暴君に嫁がされそうになり、自分の尊厳を守るために兄を毒殺するも、その罪を問われ、5年間の監禁ののちに死刑となることが決まっていた。

監禁生活の中で出会った暴君の皇子イダンに心惹かれ密かに愛し合うも、彼は父への反抗のため国を離れる。

という第1部が終わり

2部からはとある理由で復讐に燃えるアーシャを追いかけていく形になります。

絵もそこそこうまく、特に2部に入ってからはサスペンスの要素も入ってきて先が気になるマンガの一つ

イダンとの関係性は続いているので復讐と愛情の間で揺れるアーシャの結末がすごく楽しみ。

 

 

ラスボスの私が主人公の妻になりました

転生もの。特に自分の書いた黒歴史小説に転生するタイプですね

日本でも「転生悪女の黒歴史」という漫画がありますが、こちらもおすすめ

 

 

タイトルの通り自分が書いていた小説のラスボスキャラに転生してしまった主人公が

闇落ちする原因となった家族から離反し、破滅の未来を回避するストーリー

逃げた先で、本来自分を打ち倒すはずの主人公に出会い、ふれあいを続けていくうちに惚れられて・・・

 

まず絵がうまい。めちゃめちゃうまい

最新話までにはしっかりといじめていた元家族とはしっかりと縁を切ったうえで破滅させているので、その点でもお勧め

 

 

継母だけど娘が可愛すぎる

Webtoonに多いシンデレラタイプの転生もの

こちらもラスボスの私が~とは違う方向性で絵がうまい

破綻した夫婦関係を続けている王妃に転生した元子供服デザイナーの主人公が

義理の娘との人間関係を修復していく中で

女性嫌いの国王の心を解きほぐしていくハートウォーミング系

絵もきれいだし、話も読み易くて面白い

一貴族じゃなくて王族だし、連れ後もいないのだけれども話の出来る鏡がいるあたりにシンデレラフォロワーの残り香を残していてちょっと笑う。

話が進んでいくと、冷え切った夫婦関係の理由、旦那である国王の内に秘めすぎてだれにも伝わっていない思いやりの心なんかが主人公のおかげで見えてきてこれから先も楽しみ

 

 

あなたの後悔なんて知りません

虐げられてきた第2皇子に心を惹かれ、必死に支え続けていたのに

全然関係ない女性に皇子の心を持っていかれる。

もう一人の皇子の策略により、皇子とその女性が引き離されたため

主人公は第2皇子と政略結婚をする。

愛する人を支えるためなら愛のない結婚でも耐えられると心をすり減らし続けたが、

革命を起こし、第2皇子が王位に就いたことにより皇子の思い人が王国に戻り

そのその女性が皇子との子を連れて戻ってきたため

主人公の心労が限界に達し、離縁を決意する・・・

といった感じ

正直絵はうまくない。肩幅がおかしかったり鼻筋が変だったりするんだけど

いて当たり前だと思っていた王妃に三下り半をつけられてからその存在の大切さに気付いて意地汚くあがく皇子を指さして笑う漫画ですかね

本当にタイトルの通りあんたの後悔なんて知ったこっちゃないというか

久しぶりに会ったら思い人への感情はすっかり冷めていました。

今頃になって幼いころから支え続けてくれた主人公の大切さに気付きました

つっても、何年も冷遇しておいて今更引き留めても彼女の心は戻ってこないでしょうと作中ではとりあえず離縁は成され、王の手の届かないところで彼との間に生まれた子と一緒に静かに暮らしているのだけれども

王は離縁した後行方をくらました主人公を何年も探し続けてるし

その間元思い人の女性は冷遇しているし

まぁ最低ですね。

事情があり主人公が国に戻らないといけなくなったので、王とあってほだされないかが心配

冷遇し返すという形での復讐ものなので

ここで和解してしまうとカタルシスが半減してしまう。

正直そのカタルシスを得るために読んでいるので

期待半分、不安半分で読んでいます

 

フリーシラーの結婚依頼

家族に裏切られどん底の人生を送っていた伯爵令嬢のフリーシラーは

人生を巻き戻すアイテムを手に入れ

1週目の人生で得られた情報をもとに、最良の人生を手に入れるために邁進する

 

 

この方の前作もかなりテンポがよく、主人公も有能で面白かったんだけど

こちらもやり直しの人生のテンポがよくて、ああ同じ作者なんだなぁという感じ

世界観設定も結構しっかりしていて、最近完結もしたんでそういった意味でも結構お勧め

 

 

陛下、今度は殺さないでください

皇帝によって一族郎党皆殺しにされ自身も処刑された結果時を巻き戻した主人公が、破滅の未来を回避するために、あえて皇子の侍女として使える

その中で、皇子が凶行に走った理由、また知っているつもりで見えていなかった家族や友人との関係が明らかになっていく。

少女漫画風の繊細な絵が非常に良い。

またヒステリーとミステリーが作中で同居していてひりひりとした空気感も魅力

 

せっかく公爵令嬢に転生したんだから長生きしたい

隔週連載で一番更新が遅いのだけれど、その分続きを一番心待ちにしている作品。

転生先で義母と義妹に迫害されるのは割とWebtoon系のテンプレではあるんだけど

義理の家族への復讐は終わり、現在は次のフェーズに移行中。

復讐のターンもなかなかひりひりした展開が続いていたんだけど

魔族と人間の争いの中で微妙な立場となっている主人公の先が非常に気になります。

捨てられた皇妃

 

異世界転生ものとやり戻し物のハイブリッド

未来の皇后として育てられた侯爵令嬢アリスティア

しかし、異世界から少女が召喚されたことにより

彼女の人生は狂っていく、

悪役令嬢のテンプレのように冤罪かけられ、反逆罪で処刑されるが

皇子と出会う前に人生が巻き戻る

将来、異世界の少女が召喚されればまた同じ運命をたどると考えたアリスティアは

皇后ではなく、女侯爵となるため人生を軌道修正するが・・・

 

といった感じ。

作者曰く打ち切りみたいで、最後が駆け足だったり

2週目のアリスティアと皇子の関係がちょっと唐突だったりするのだけれども

それを補って有り余る絵のうまさ、ストーリーの面白さがあるマンガ

予定通りのシナリオ運びだったらどうなっていたのかはすごく気になる。

 

 

 

 

comico

捨てられた妻に新しい夫ができました

https://www.comico.jp/comic/408

悪意ある人間に囲まれ、騙され、旦那に奴隷のような扱いを受けていた「クロエ」

ボロボロにされた最後に待ち受けていたのは妻競売という最低なイベント

しかし、彼女を買ったのは国でも有数の侯爵アッシュ

彼にとってクロエは最愛の女性で、

虐待によって無感情になってしまったクロエの心を解きほぐしていく

 

この漫画が広告で流れてアプリ入れたんですよね。

主人公のクロエが可愛いというのもあるんだけど

主人公を利用し、虐待していた人間たちを一組ずつ丁寧に地獄に落としていくのも爽快感高め

今はおおよそ復讐は終わってしまったので、あとは虐待のせいで男性恐怖症になってしまったクロエがそれを克服してアッシュと添い遂げるのをによによと見守っていく感じですね。完結したのもあって安心しておすすめできる作品です

 

ヌリタス~いつわりの花嫁~

https://www.comico.jp/comic/428

可愛がっている娘を評判の悪い相手に嫁がされそうになって、慌てて代わりを用意するのもなろう系のテンプレで、前妻の娘だったり、似ている別人を拾ってきたり

今回は、とある貴族がたわむれに下女に手を付けて生ませた私生児

家系の血筋との才能を引き継ぐ特異な髪色を染めて隠し、性別も偽って生きていたが

母が死にかけたため、自身の処遇と引き換えに貴族に助命を乞うところから始まる。

私生児であり、まともな教育を受けていなかった主人公は、付け焼刃の教育を受けさせられ、姉の影武者として、公爵のもとに嫁いでいく。

公爵は彼女の存在を不審に思い、その背景を調べていくが、それと同時に彼女自身にも惹かれ始める

まぁまぁ話数はあるけれど、中盤で生家の侯爵家へのざまぁはある程度終わり、今は公爵とのラブラブを楽しむターン。

とはいえ侯爵自身についてもうひとざまぁありそうでそこも楽しみですね。

 

 

LINEマンガ

シエラ ~運命を変える鍵~

 

やり直し系、LINEマンガは今のところこれ読むためだけに入れている感じですね

人生をやり直せたので、1週目で破綻した人間関係を清算しようとしたら最愛の人に溺愛されました

という割と韓国マンガのテンプレ

絵がすごい好みで、これも割とあっちのテンプレだけど、基本的にピンチはなくおおむね主人公の思い通りに物事が進むので読んでいてストレスがないですね。

その分盛り上がりも少ないのだけれども、安心して読めますね。

こちらも最近完結しましたが、終わらせるために強引に山場を作らせた感じはなくもない

 

最後に

Webtoonはかなりなろうを意識した漫画が多いですね

現代ものは俺つええ臭が強すぎるもんばっかりで全然読んでないけれど

令嬢ものは、日本のなろうだとあいまいになりがちな復讐をしっかり描いてくれるものが多いので、そういった点でも好みのが多いのかなぁ

 

 

読み応えのあるオリエンタルファンタジー【薬屋のひとりごと】

アニメ化おめでとうございます!

の再アップ!

 

 

ネットでよく出てくる漫画の広告ってちょっとうざいんですよね。

そんなに好きではないのになぜかグロ系の漫画の広告が多くて、辟易しているのですが、一つだけ気になる漫画の広告があって
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(アニメPVでも同じシーンが印象的に使われていましたね・・・やはりここがこの漫画を代表するコマですよね)

 

で、いつも読んでる漫画紹介ブログで高評価だったので、

 

www.tyoshiki.com

 

1巻がアマゾンで半額だったのもあり購入してみました。

 

 基本的には、人さらいにさらわれて、後宮に売られた主人公が後宮内でのトラブルを本職である薬士としての知識で解決していく、という流れなのですが

 

 とある事情で本来いるべき世界から離れ、異なる理の世界で暮らすことになり

 そこの住人が知りえない知識で地位を獲得していく様は

 異世界転生ものに近いものを感じるなぁというか、意図的にフォーマットを流用しているのかなと感じます。

 ついでに言うと登場人物はだいたい主人公のマオマオに好意を持っているので、ある意味ハーレムものですね。

 なんですが、異世界転生よりは地続き感があるのでとっつきやすく、好意もおおむね女性からのものなので嫌味がなくてよいです。

 でも好意に鈍感なのもハーレムものっぽいな。

 

 物語の中で構築されている世界観がしっかりしているのもとても好きです。

実際の中国の王宮のしきたりなのかはわかりませんが、やはりベースがしっかりしていないと、そのうえで繰り広げられる人間模様が揺らぎますからね。

 1~2巻も、古典を知っているとニヤッとするアイテムだったり、丁寧な世界観の説明だったりが見どころなのですが、

 

 上記サイトでもおすすめされているとおり、3~4巻のエピソードが秀逸。

 私の目に飛び込んできた広告のページも3巻のエピソードのものになります。

 このエピソードを機にマオマオは王宮のいざこざに一歩踏み入れることにもなるし、

 本エピソードの結末は、潔くさわやかなものなので、

 興味持たれたらとりあえずここまで読んでみることをお勧めします。

 

 

 

後宮の話は4巻で終わり、5巻から舞台が変わるのですが、これで原作小説1巻分らしいですね。

個人的には後宮の人間関係が好きだったのでもうちょっと見たかった気もしますが、

5巻以降人間関係がガラッと変わってより国の政治に近い場所に行きましたので、

マオマオ周りの話だけでなく、王家の抱える問題にまで入り込んでいきそうで、とても楽しみです。

 

原作の方もかなり巻数出てるみたいだけど、とりあえず我慢かな

 

薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)

 

 

コミカライズがもう一個あるの本当に謎

 

 

 

 

 

 

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今回の #DMMBooks 還元祭は条件がちょっと複雑

先月中はずっと最大34%還元をやっていたので、これが去年までの年2回の半額還元祭の代わりなのかしらと油断して完全に出遅れました

今年もちゃんと還元祭やるようです、ただ、ちょっと条件が追加されましたね

基本還元率30+αで、そこから購入金額に応じて3~20%還元されていくとのこと

最大の還元率をゲットするには1万円購入する必要があり

さらにこの20%分の還元は4,000ポイントまで

一応ポイントを使っての購入でもたまるっぽいですが、ポイントを使いながら買っていくのがちょっとめんどくさくなったかも

 

まぁとりあえず買ってから考えますかね。

このフェアの良いところは予約作品も対象なところ

 

とりあえず、今回は以下の本を購入する予定です

 

まずは、何年振りの新刊ですかね。5年ぶり?

ちょうど今日発売のドリフターズ最新刊

週替わりのポイントアップ対象らしく

30%+10%還元の模様

 

お次は、ダークファンタジー系のなろう原作漫画

メイデーア転生物語

 

割とベーシックな転生ものを下敷きにしつつ、転生先の家のルーツが歴史と深くかみ合っている感じが非常に良い

また転生した主人公と転移したヒロインの関係性の妙も魅力ですね。

こちらは何とベース45%還元!今日までね

明日からはきっと30%になっちゃいます

 

 

お次はこの前ブログでも紹介した

異国日記

漫画の詳細はこちらからどーぞ

belphegor729.hatenablog.com

 

これはキャンペーン最終日の17日まで40%還元の模様

 

実写映画化おめでとう。どこまでやるのかは不明だけど楽しみです

 

あとは、こちらもつい最近最終巻が出たので購入

 

belphegor729.hatenablog.com

ただ、この本は最低還元率の30%なので、明日以降還元率が上がらないか確認してから買う予定です。

そのほか、

諸所の事情でブルーピリオド熱が再燃しているので最新刊と短編集

 

竜帝陛下も最新刊が発売されたのでこちらも

 

belphegor729.hatenablog.com

 

 

これも未紹介だけど、父子家庭の少年の家に毎朝幼馴染の女の子が味噌汁を作りに来てくれるという夢のようなハートフルラブコメディ

各地のご当地味噌汁についても詳しくなる名作が完結したので、こちらも記念に購入

 

 
ということで、DMMのセールにかこつけたお勧め漫画の紹介でした
過去のセール対象お勧め漫画はこちらから

ここで紹介している漫画も安くなっているのでぜひぜひ見てみてください

belphegor729.hatenablog.com

belphegor729.hatenablog.com

 

地元でロケがあったらしい映画の原作を読んでみた【#水は海に向かって流れる】

地元でロケがあったドラマ、映画はなるべく見ようと思っているんですけど

たまたま見た映画の予告が完全に地元。

もっと言えば実家の最寄り駅

こちらグーグルマップでの小湊鉄道上総牛久駅

そもそもバスが同じ型ですね

 

 

小湊バス

 

知り合いの話だと、この冊子にもロケ地として紹介されているらしい

 

んで、予告の中にもある通り、原作漫画があるらしく

マガポケで序盤読んでみてかなり好みな雰囲気だったので

 

原作買って読んでみました

 

基本となるストーリーは

伯父が暮らすシェアハウスに高校に通学するために引っ越してきた主人公の少年「直達」と

不思議な雰囲気の同居人「榊さん」との人間関係を中心に進んでいく

 

私の大好物な年の差ものの側面もあり

 

belphegor729.hatenablog.com

このシェアハウスで暮らす住人一人一人が濃いんだけど

また榊さんの醸し出すけだるげなオーラが非常に良い

こういうおねぇさんがいたらすぐにやられてしまうね

 

空気感としてはコーヒーをしづかにに近いものを感じたり

また、画力はまぁ、うんだけどストーリーと雰囲気で引き付けていくところは

銀河の死なない子供たちへの施川ユウキさんを思い出すかな

 

原作の空気感がすごく良いので、それが実写化してどうなるのか期待半分、不安半分ではあるんだけど

この駅は原作中ではまぁまぁ出ていたのでそれなりにシーンは多いのかしらと期待大

映画は6月9日公開

見に行ったらまた感想書きます

 

 

とりあえず私は負けヒロインが好きらしい・・・

#幸色のワンルーム が終わってしまった

去年から漫画UPで読み始めてぐいぐい嵌っていった漫画

幸色のワンルームが

belphegor729.hatenablog.com

とうとう最終巻が出てしまった。

 

 

タイトルの伏線回収最後にやるの大好き民の私大号泣

 

母親に酷い虐待されている主人公が、親に捨てられ戸籍すらない少年に助け/攫われて

逃避行する

というなかなかにハードなストーリーで、どう着地するんかなと楽しみな半分不安も感じていましたが

これ以上ないエンディングに着地してつらいけど一安心

 

100点満点のハッピーエンドではなかった。正直

でも100点満点のハッピーエンドよりもよっぽど心に残る

このエンディングをもって名作として完結したなと思います

 

11巻単体で言うと、このタイミングで挟まれた母親の生い立ちがきつかった

毒親が毒親を再生産する最悪の環境にいたことには同情するが

最後は自分の手で悪鬼となり果てた

同情できる余地を自らの手ですべて捨ててしまいその自覚がないさまが恐ろしかったですね

 

公開している漫画アプリよりも単行本のほうが先に最後まで行っちゃっていて(先日アップした異国日記も、あれは多分雑誌が一番早いんだろうけどアプリで公開されているの全然遅いんだよなぁ・・・)

アプリが最終話まで行くまでこの方の新作は出ないんだろうなぁと思いつつ

次回作も楽しみです

 

 

 

 

 

 

 

 

でもやっぱりちょっとだけだけど二人には二人で幸せになってほしかった