手持ちの雨用の靴ってJOE WOKRSさんで誂えた一足のみなんですけど
(厳密にいうとちょっと違うのですが)
今年は天候が不安定で、準雨靴のクジラさんシューズを
「今日は降らないでくれー」
と祈りながら履くことも多々あったり
ちょっと手持ちで回すのに無理が出てきたなぁと感じてきたのもあり
いろいろ考えたのですが、
M_Futamotoのオーダーも見送ったこともあって
RENDOさんにお伺いして一足オーダーしてきました
RENDO(レンド)について
RENDOについてはこちらでも触れていますが
浅草に居を構えるパターンオーダーの名店です。
靴づくりにかかわる沢山の人が連動して1足の靴が出来上がることから
ブランド名をRENDOとされたそうで。
既製品についてはアマゾンでも取り扱いがありますね。
JM ウェストンのゴルフによく似たUチップデザインの
GB001 というモデルが特に人気な印象です
代表の吉見さんが靴のデザインを作るパタンナー出身なうえ
自身で木型も削っていらっしゃるオールマイティーな方で
”フィッティング良く低価格”
を求めると、ここか荒井弘史靴誂室のどちらかになると思います
今回はオンラインRENDOでお世話になった縁もあり
オーダーすることにしました
何度となくお伺いしたことはあったのですが、とうとうオーダーするんだなぁという謎の感慨
— べる (@bel729) 2020年9月13日
採寸
事前にメールでいろいろとご相談させていただいていたので
来店してさっそく足の計測
同じ革靴の採寸をするでもブランドによって、人によって図る場所が違うのが面白い
親指の付け根など、特徴的なところをいろいろとは買ってもらっています
不思議なのは、サンタリさんでは足が内側に落ちているといわれていたのが
吉見さんからは外に滑っているらしいんですよね。
あれかな?うちに落ちてその力が外に逃げているのかな
特に右足がその傾向が強く、そのせいで小指が痛くなっているのかなぁとのことでした。
吉見さん実際に木型を削っていらっしゃるので、木型の数値と私の数値を比べながらいろいろと教えていただきました
アッパーの選択
ちょっと思うことがあって、革の持ち込みは可能か確認をしていたのですが
それはむつかしいとのこと
やはりいろいろトラブルのもとになるみたいです。残念。
で、2案だったスエードを見せてもらうことに。
変わった革はありませんかーと聞いてみたところ
出していただいたのが「セラージュ」という革
なかなか市場には出回らないけど、商業ベースではそこそこ出回っているとのこと
イタリアの革だけど、だれが(タンナーなのか、輸入業者なのか)そう名付けたのかもちょっとよくわからない感じらしい。
恐らく強みはカラーバリエーションですね。
イタリアらしく発色が良くてカラフルです
ですが、今回はダークブラウンで考えていたのでスーパーバックに
それにやはりスーパーバックのほうが手触りがなめらかです。
で、ダークブラウンでほぼほぼ固まりかけていたのですが。。。
その裏に、「D.Green(限定)」という革が・・・
ダークグリーンといいつつ、カーキとかオリーブドラブとか
そっち系の結構茶色みがかった色味で、限定職という言葉にも引かれ・・・
今回はこちらの革をチョイスすることに。
出来上がり、思ったよりも緑が強い可能性もありどう仕上がるか予想がつかないのですが、それもオーダーの醍醐味ですね。
デザインの相談
こちらも事前に画像を送っていたので、サクサクと進んでいきました。
シームレスヒールについては対応不可。
今まで対応したことがなく、ぶっつけ本番はできないとのことでした。
まぁですよね。
デザインは、前に足に合わず、手放してしまったこちらのデッドストックの靴を一部改変して お願いすることにしました
ソールはVibram
吉見さんのご提案で360°ウェルトを巻いたグッドイヤーウェルテッド製法でちょっとボリューミーな感じに。
最後に
気になるお値段ですが、基本価格54000円+型紙修正2か所で6000円×2の60000円+税でした。プレーントゥにキャップの仕様変更は荒井さんだったりBrosentさんも確か同じだったのでおおよそそんな相場なんですね。
もうちょっとかかるかなと思っていたのでとてもお安く仕上がりました。
仕上がりは年をまたがないようにできればなぁとのこと。
12月中に受け取れるよう頑張ってくれるとのことなので3か月半?
出来上がりの報告が今からとても楽しみです